ジョン・ジョン・モリナ(プエルトリコ)
身長170cm:オーソドックス(右構え)
①ジョン・ジョン・モリナ 12R 判定 ファン・ラポルテ
(WBO世界J・ライト級王座決定戦、1989年)
モリナ:左ジャブ、右ストレート、左右フック
ラポルテ:左ジャブ、右ストレート、左フック
(感想:モリナがタイトル獲得。プエルトリコのモリナ。10人兄弟で生活苦の一家出身。兄がアマチュア選手だったこともあり、リングへ。アマで好成績(タイトルも獲得)。「メインイベンツ社」と契約し、プロデビュー。一つ敗北を喫してしまったが、IBF世界J・ライト級王者トニー・ロペスに挑戦。惜しくも敗北。このラポルテとの決定戦はその再起戦にあたる。ラポルテもプエルトリカンで、元WBC世界フェザー級王者。非常にタフな男であり、サルバドル・サンチェス、エウセビオ・ペドロサ、ウィルフレド・ゴメス、フリオ・セサール・チャベスに負けているが、KOはされていない。フットワークで距離を取り、リズミカルにジャブ、ストレート(ワンツー)を飛ばすモリナ。ラポルテは手数が少ない。結局、最後まで同じようなパターンが続き、判定は大差の3-0。ダウンシーンは無し。モリナのキレイな打ち方のストレートが印象に残った試合。ラポルテはタフでパンチがあるのに手を出さなかった。この選手はこういう負け方をよくする。一体何がしたかった?)
(IBF世界J・ライト級タイトル戦、1989年)
モリナ:左ジャブ、右ストレート、左右フック
ロペス:左ジャブ、右ストレート、左右フック
(感想:モリナがタイトル獲得。ラポルテとの決定戦で獲得したWBO王座を返上。「The Tiger」と呼ばれる好戦的なファイターのロペスと再戦。前回はロペスの判定勝ち。今回はどうか? ロペスの地元サクラメントの「アルコ・アリーナ」で行われた試合。モリナが得意のジャブ、ストレート、左フックでアグレッシブに攻め続ける。ロペスは何故か受け身の姿勢。3Rから目が腫れだしたロペスにジャブを飛ばすモリナ。10R、ジャブの連打がヒットしたところでレフェリーストップ。ダウンシーンは無し。地元のヒーローのストップ負けに不満の観客。リングには物(紙コップ?)が投げ入れられ、モリナ、ロペス両陣営とも逃げるようにリングから去っていった。試合自体はモリナのジャブが印象的だった。固いコブシなのだろう。)
(IBF世界J・ライト級王座決定戦、1992年)
モリナ:左ジャブ、右ストレート、左右フック
ガンガルーザ:左ジャブと左右フック
(ダウンシーン)
4R:左フック、右ストレート、右ストレートで3度、ガンガルーザがダウン
(感想:モリナがタイトル奪回。モリナはロペスとの三度目の対戦に敗れ、王座転落(判定負け)。ロペスに勝ったブライアン・ミッチェル(南アフリカ)がIBF王座を返上。そのタイトルの決定戦に出場することとなった。相手のガンガルーザは南アフリカの黒人選手。南アフリカのフェザー級王座などをこれまで獲得しており、勝ち数も多い。南アフリカ・サンシティで行われた一戦。試合前に前王者のミッチェルが両選手を激励。1Rからプレッシャーをかけていくモリナ。ガンガルーザも速いジャブを飛ばすがモリナを止められない。4R、三度ダウンでKO。気合いが入ったモリナの連打が迫力だった試合。後、モリナはこのタイトルを防衛し続け、オスカー・デラ・ホーヤのWBO世界ライト級王座に挑戦。敗北を喫し、その後、世界王座に返り咲くことはなかったが、実力派としてリングに上がり続けた。)
John John Molina vs. Juan Laporte」
②「IBF World Super Featherweight Title
Tony Lopez vs. John John Molina」
③「IBF World Super Featherweight Title
John John Molina vs. Jackie Gunguluza」
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