2023年2月3日金曜日

ラマー・パークス(Lamar Parks)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

WBC米大陸ミドル級王者。パワフルなジャブ、ストレート。レジー・ジョンソン戦、ギルバート・バプティスト戦、ホアキン・ベラスケス戦を紹介します。

ラマー・パークス(Lamar Parks)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

ラマー・パークス(アメリカ)

身長171cm:オースドックス(右構え)

レジー・ジョンソン 12R 判定 ラマー・パークス

(WBA世界ミドル級タイトル戦、1992年)

パークス:左ジャブ、右ストレート、左右フック

ジョンソン:右ジャブ、左ストレート、左右フック

(感想:ジョンソンがタイトル防衛。WBA1位のパークス。サウスカロライナ州育ち。父親はアマチュアボクサーだったが、息子がボクサーになるのには反対。結局、許すことになり、パークスはアマチュアで活躍。しかし、ソウルオリンピックの代表にはなれず、プロ入り。これまで22戦全勝(18KO)。WBC米大陸王座、北米王座、全米王座(すべてミドル級)を獲得しており、「ミドル級では誰にも負けない」と語るほど、自信を持っている状況で初の世界挑戦。サウスポーの王者ジョンソンは31勝(20KO)2敗1分。ジェームス・トニーのIBF王座への挑戦は失敗に終わったが、スティーブ・コリンズ(後の二階級王者)との決定戦に勝利して王座獲得。これが初防衛戦となる。ヒューストンでの一戦。右と左の構えの違いはあるが、共に速いジャブ、ストレートを使う。パワーを込めて攻めるパークス、ジャブで応戦するジョンソン。5R、右ストレートを決めるパークス。7R、ジョンソンが右フックをヒットさせる。ディフェンシブだが、パンチを当てるテクニックはジョンソンの方が少し上か。終盤、両者のグローブのテープが何度もはがれる。判定は3-0。ダウンシーンは無し。ハッキリ言ってエキサイティングではなかった試合。ジョンソンは受け身の姿勢。王者らしく相手を仕留めようという攻めを見せなかったため、終始攻める姿勢だったパークスに勝ってもらいたいという気分になった12ラウンズだった。)


ラマー・パークス 11R TKO ギルバート・バプティスト

(WBC米大陸ミドル級王座決定戦、1993年)

パークス:左ジャブ、右ストレート、左右フック

バプティスト:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(感想:パークスがタイトル獲得。サウスカロライナ州グリーンビルでの一戦。WBC・IBF1位のパークス。自由奔放な動きから左フックを連打する(ロイ・ジョーンズのマネ?)。バプティストはジャンフランコ・ロッシのIBF世界J・ミドル級王座に挑戦したこともあるベテラン。ジャブと左右フック。左フックでボディを狙うパークス。バプティストは丁寧にジャブをヒットさせようとし、パワーを込めて打っていくがディフェンスされ、攻撃のリズムと手数はパークスが上。この試合でも両者のグローブのテープがはがれる(安物のテープ?)。10R、左フックを食ってバプティストが後退。11R、右フックからのラッシュでバプティストがピンチ。タオル投入で試合終了。バプティストはタオル投入後に倒れたが、試合中でのダウンシーンは無し。ロイ・ジョーンズっぽい戦い方をしたパークス。ジャブはバプティストの方が良かった印象。)


ラマー・パークス 4R TKO ホアキン・ベラスケス

(S・ミドル級戦、1993年)

パークス:左ジャブ、右ストレート、左右フック

ベラスケス:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(ダウンシーン)

3R:連打でベラスケスがスタンディングダウン

(感想:アトランチックシティでの一戦。ベラスケス(ドミニカ)は全盛を過ぎたミルトン・マクローリーに勝ったこともある中堅選手。軽快なフットワークとジャブ。パークスは速いジャブ、ストレート、接近してフック連打。3R、右ストレートを決めたパークスがラッシュ。ベラスケスがスタンディングカウントを取られる。4R、ロープ際でベラスケスが連打を浴びてレフェリーストップ。キレとパワーのあるパンチで快勝したパークス。しかしその後、HIV感染が判明。これがラストファイトとなった。ミドル級にしては小柄だったが、パワフルなファイトぶり。仮にその後リングに上がり続けたとしても激戦区ミドル級で世界王者になれたかどうかはわからないが、二度目の世界挑戦が無かったのは残念。) 

①「WBA World Middleweight Title 

Reggie Johnson vs. Lamar Parks」

②「vacant WBC Continental Americas Middleweight Title 

Lamar Parks vs. Gilbert Baptist」

③「Middleweight 

Lamar Parks vs. Joaquin Velasquez」

レジー・ジョンソン(Reggie Johnson)のページ

0 件のコメント:

コメントを投稿