左フックが武器だったアグレッシブなJ・ウェルター級、ウォード。アルツロ・ガッティとの熾烈な三連戦を紹介します。
ミッキー・ウォード(アメリカ)
身長173cm:オーソドックス(右構え)
①ミッキー・ウォード 10R 判定 アルツロ・ガッティ
(J・ウェルター級戦、2002年)
ウォード:左ジャブ、右ストレート、左右フック
ガッティ:左ジャブ、右ストレート、左右フック
(ダウンシーン)
9R:左ボディフックでガッティがダウン
(感想:ウォードのラスト三試合。有名な三連戦の初戦。元IBF世界J・ライト級王者ガッティはイタリア生まれでカナダ国籍のファイター。試合地はコネチカット州。互いにジャブ、ストレート。ガッティが連打。ウォードは右ストレートと左フックで勝負するが1Rから右目を負傷。4R、ウォードの右ストレートがヒット。ガッティは下がりながら連打。5R、激しい打撃戦。マイク・タイソンばりのコンビネーション(右ボディフックからの右アッパー)を見せるウォード。9R、左ボディでガッティがダウン。立ったが、KO負け寸前になるほど打たれる。最終ラウンドはややガッティが優勢か。判定は2-0。ポイント的にはガッティの連打の方が良かったと思うが、ダウンシーンとガッティが打たれて後退したシーンの印象が強かったため、ウォードの勝ちになったのだと思われる。ウォードは良いパンチを打っていた。こういう打ち方がキャリアの中盤にできていればメジャータイトルを獲れていたのではないか?)
②アルツロ・ガッティ 10R 判定 ミッキー・ウォード
(J・ウェルター級戦、2002年)
(ダウンシーン)
3R:右フックでウォードがダウン
(感想:アトランチックシティでの再戦。1R開始からジャブ、ストレートで攻めるウォード。ガッティは慎重に距離を取って連打。3R、右フックがカウンターとなってウォードがダウン。足に来ているウォードにガッティはラッシュをかける。4R、ウォードはサウスポーにスイッチしたり、ブロックしたりしながら回復を図る。その後はガッティが距離を取りながら連打をまとめる。判定は3-0。ガッティが前回のような乱打戦を避けてクレバーに勝利。ウォードは良いジャブ、ストレートを打っていたが、相手にかわされてしまった。)
③アルツロ・ガッティ 10R 判定 ミッキー・ウォード
(J・ウェルター級戦、2003年)
(ダウンシーン)
6R:右フックでガッティがダウン
(感想:アトランチックシティでのラバーマッチ(三戦目)。共にジャブ。ウォードはジャブ、ストレートで攻めるが単発。ガッティは回転の速い連打、ボディ打ち。再戦のときとは違って打ち合いに応じるガッティ。ウォードがブロックしながら攻め、単発ながらパンチをヒットさせる。6R、右フックでガッティがダウン。その後、右フックを狙うウォード、打ち合うガッティ。判定は3-0。初戦と再戦を合わせたような内容。ボクサーとしてはガッティの方が優れていたと思うが、ウォードにもダウンを奪えたのは当然と思えるような強さがあった。この試合で完全燃焼したのかウォードは引退(ガッティはこの次の試合でWBC世界S・ライト級王座を獲得、二階級制覇)。引退後、ウォードはトレーナーを務めたり、トラックの運転手をやったり。また、その半生が映画化されたことも(マーク・ウォールバーグ『ザ・ファイター』)。しかし、彼もまた他のボクサー同様、現役時代の後遺症で苦しい日々だという。ガッティは若くして亡くなった(2009年)。)
①「Super Lightweight
Arturo Gatti vs. Micky Ward」
②「Super Lightweight
Arturo Gatti vs. Micky Ward」
③「Super Lightweight
Arturo Gatti vs. Micky Ward」
アルツロ・ガッティ(Arturo Gatti)のページ
0 件のコメント:
コメントを投稿