2021年10月22日金曜日

アルツロ・ガッティ(Arturo Gatti)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

IBF世界J・ライト級、WBC世界J・ウェルター級王者。コンビネーションが武器。トレーシー・ハリス・パターソン戦、ウィルソン・ロドリゲス戦、ガブリエル・ルエラス戦を紹介します。

アルツロ・ガッティ(Arturo Gatti)ボクシング・ブログ「世界の強豪ボクサー」[Google Blogger]

アルツロ・ガッティ(カナダ国籍:イタリア生まれ)

身長171cm:オーソドックス(右構え)

アルツロ・ガッティ 12R 判定 トレーシー・ハリス・パターソン

(IBF世界J・ライト級タイトル戦、1995年)

ガッティ:左ジャブ、右ストレート、左右フック

パターソン:左ジャブ、右ストレート、左フック   

(ダウンシーン)

2R:右アッパーでパターソンがダウン

(感想:ガッティがタイトル獲得。イタリア出身のガッティ。その激しい試合ぶりからニックネームは「The Thunder(稲妻)」(他にもある)。カナダに移住し、アマチュアのリングへ。プロ転向に際し、アメリカ・ニュージャージーに移住。19歳でプロデビュー。デビュー七戦目で判定負けしてしまったが、それ以降は連勝。全米J・ライト級王座獲得、防衛。IBF1位。これまで23勝(20KO)1敗。王者パターソンはエディ・ホプソンを衝撃的な2RでのKOでこのタイトルを手に入れた二階級制覇王者。ニューヨーク「マジソン・スクエア・ガーデン」で初防衛戦。リングサイドでは養父のフロイド・パターソンが観戦。互いにガードを上げて、ジャブ、ストレート。2R、意表を突くようなタイミングの右アッパーでパターソンがダウン。その後はジャブで先手を取るガッティ。終盤は、ガッティの左目の下が腫れ、パターソンの強打がヒットするシーンも。最終ラウンド終了時には両者とも両手を上げて自身の勝利をアピール。判定は3-0。パターソンは得意の右ストレートを力強くヒットさせるシーンもあったが(6R、11Rなど)、全体的に受け身の姿勢。「挑戦者」のときは積極的に攻めるが、「王者」になると守りに入ってしまうところがあった。今更こんなことを書いても仕方がないが、ガッティが良い選手だっただけに、パターソンには「挑戦者の精神」で戦って欲しかったところ。) 


アルツロ・ガッティ 6R KO ウィルソン・ロドリゲス

(IBF世界J・ライト級タイトル戦、1996年)

ガッティ:左ジャブ、右ストレート、左右フック

ロドリゲス:左ジャブ、右ストレート、左フック   

(ダウンシーン)

2R:フック連打でガッティがダウン

5R:左ボディフックでロドリゲスがダウン

6R:左フックでロドリゲスがダウン

(感想:ガッティがタイトル初防衛。ニューヨークでの初防衛戦。IBF2位のロドリゲスはドミニカの選手で、これまで43勝(24KO)7敗3分。鋭いジャブ、ストレートが武器。ジョンジョン・モリナが王者だった頃にもこの王座に挑戦したことがある(KO負け)。速いジャブの打ち合い。攻めるガッティにロドリゲスは距離を取りながらストレートを狙う。2R、ガッティがダウン。右目を腫らしながらも前進するガッティ。激しい打撃戦。5R、左ボディでロドリゲスがダウン。6R、強烈な左フックでダウンしたロドリゲスは立てなかった。ガッティも会場のファンも大興奮した逆転KO劇。パターソン戦ではガードしながらジャブから入っていく正統派な戦いぶりだったガッティだが、この試合では打たれるのを覚悟で激しく打ち合った。エキサイティングな試合だったが、ダメージが大きい戦い方。)


アルツロ・ガッティ 5R TKO ガブリエル・ルエラス

(IBF世界J・ライト級タイトル戦、1997年)

ガッティ:左ジャブ、右ストレート、左右フック

ルエラス:左ジャブ、右ストレート、左右フック   

(ダウンシーン)

5R:左フックでルエラスがダウン

(感想:ガッティがタイトル防衛。三度目の防衛戦。IBF14位のルエラスはアズマー・ネルソンとの試合で有名な元WBC王者。これまで44勝(23KO)3敗。振りの大きいフックが武器。アトランチックシティでの一戦。1Rから接近して打ち合う。パンチの正確さではガッティが上だが、ルエラスの強打がヒットするシーンも。5R、攻めるルエラスだが逆に左フックを食って痛烈なダウン。立ったが、レフェリーは試合ストップ。ガッティが打たれながらも得意パンチでKO勝利。ルエラスはパンチの振りが大きい分、ディフェンスに弱点がある選手だった。その後、ガッティはミッキー・ウォードと激しい三連戦をやったり、WBC世界J・ウェルター級王座を獲得して二階級制覇を達成したり。エキサイティングなファイターのイメージがあるが、本来はガードしながらジャブから入っていく正統派。パンチの打ち方も良く、実にプロらしい選手だった。激しすぎる試合をやりすぎた後遺症が原因なのか、若くして亡くなったのは残念。)

①「IBF World Super Featherweight Title 

Tracy Harris Patterson vs. Arturo Gatti」

②「IBF World Super Featherweight Title 

Arturo Gatti vs. Wilson Rodriguez」

③「IBF World Super Featherweight Title 

Arturo Gatti vs. Gabriel Ruelas」

トレイシー・ハリス・パターソン(Tracy Harris Patterson)のページ

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ガブリエル・ルエラス(Gabriel Ruelas)のページ

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ミッキー・ウォード(Micky Ward)②のページ

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