2022年12月9日金曜日

ゲーリー・ジェイコブス(Gary Jacobs)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

WBCウェルター級インター王座、欧州ウェルター級王座を獲得した英国のサウスポー。ジョージ・コリンズ戦、ダニエル・ビシェレイ戦、パーネル・ウィテカー戦を紹介します。

ゲーリー・ジェイコブス(Gary Jacobs)ボクシング・ブログ「世界の強豪ボクサー」[Google Blogger]

ゲーリー・ジェイコブス(イギリス)

身長170cm:サウスポー

ゲーリー・ジェイコブス 12R 判定 ジョージ・コリンズ

(WBCウェルター級インター王座、英連邦ウェルター級タイトル戦、1989年)

ジェイコブス:右ジャブ、左ストレート、左右フック

コリンズ:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(ダウンシーン)

12R:左ストレートでコリンズがダウン

(感想:ジェイコブスがタイトル防衛。スコットランド・グラスゴー出身のジェイコブス。ニックネームは「キッド」。童顔ながら激しいファイトをする、という評判。子供の頃はサッカーをやっていたようだが、ジムを見学して以来、ボクシングに夢中になっていった。アマチュアでそこそこ経験し、プロ入り。これまで一つの敗北を除いて連戦連勝。英連邦王座、WBCインター王座(いずれもウェルター級)を獲得し、23勝(12KO)1敗(「WBCインター王座」とは、これを持っていればWBCの世界王座に挑戦できるという便利な(?)タイトル)。コリンズは35戦全勝(24KO)。凄い戦績ではあるがWBCランクでは下位の27位。英国で行われた英国人同士のライバル戦。サウスポーのジェイコブスは右ジャブを連打して、左ストレートを叩きつけるファイタースタイル。コリンズはジャブ、ストレートを使う正統派だがパンチをかわされてしまう。接近戦ではもみ合い、クリンチ。コリンズの左目が腫れていく。12R、右フックからの左ストレートでコリンズがダウン。判定はPTSでジェイコブス。不器用ながらジェイコブスが連打で勝利。コリンズとしては距離を取ってジャブ、ストレートを使いたいところであったが、そのパンチをかわされ、しつこく接近されて持ち味を発揮できなかった。コリンズは次の試合でカークランド・レインに敗れ、それが最後の試合となった。)


ゲーリー・ジェイコブス 5R TKO ダニエル・ビシェレイ

(欧州ウェルター級タイトル戦、1993年)

ジェイコブス:右ジャブ、左ストレート、左右フック

ビシェレイ:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(感想:ジェイコブスがタイトル防衛。コリンズ戦後、バディ・マクガート、ドノバン・ブーシェに二連敗したジェイコブス。ルドビック・プロトと欧州ウェルター級王座決定戦を行ったが、判定負け。再戦で王座獲得。そしてこのビシェレイとの防衛戦。ファイターのビシェレイ(フランス)はこれまで35勝(16KO)5敗。フランス王座(ウェルター級)を獲得したことがあるが、強打者アーロン・デービス(後、WBA世界ウェルター級王者に)には判定負けしている。ウェンブリーでの一戦。右フックを狙うビシェレイ。ジェイコブスはいつものように右ジャブを連打して、左ストレートを叩きつける。ただし、接近戦は共に得意ではないようで、クリンチが多い。5R、ビシェレイのキズが悪化して試合終了。ダウンシーンは無し。クリンチが多かった試合(選手よりもレフェリーの方が忙しかった印象。そういう試合だった場合はファイトマネーをレフェリーにプレゼントしてあげたらいいのにと思う)。後、ビシェレイは勝ったり負けたりでキャリアを終えた。)


パーネル・ウィテカー 12R 判定 ゲーリー・ジェイコブス

(WBC世界ウェルター級タイトル戦、1995年)

ジェイコブス:右ジャブ、左ストレート、左右フック

ウィテカー:右ジャブ、左ストレート、右フック

(ダウンシーン)

11R:ウィテカーがダウン

12R:左ストレートで2度、ジェイコブスがダウン

(感想:ウィテカーがタイトル防衛。欧州王座を守り続けWBC1位になったジェイコブス。初の世界挑戦。王者ウィテカーは説明不要のテクニシャン。これまで35勝(15KO)1敗1分。バディ・マクガートから奪った王座の四度目の防衛戦。直前の試合ではフリオ・セサール・バスケス(アルゼンチン)を破って四階級制覇を達成している。アトランチックシティで行われたサウスポー同士の一戦。共にジャブ、ストレート。1Rからもみ合い、クリンチ。似た戦い方ではあるが器用さではウィテカーが上。ジャブ、右フックを当てるウィテカー。11R、ウィテカーがダウンを取られる(押されたような形で転倒。ダウンではないと思う)。ジェイコブスを上手投げで倒す(相撲?)。12R、ホールディングで減点を取られるジェイコブス(ニヤリと笑うウィテカー)。その後、強烈な左ストレートでジェイコブスがダウン。さらに左ストレートで二度目のダウン。KOかと思われたが、最終ラウンド終了。判定は3-0。全体的にはつまらない試合。ウィテカーさんが最後の最後にようやく力強いパンチを見せてくれた(そんなに強いパンチがあるのならもっと早い回で見せて欲しかった。しかも試合後セコンドにかつがれたときにズッコケるオマケ付き)。ジェイコブスはクリンチが多すぎ。ジャブはまあまあだが、左を使うときは大概クリンチもセットで使う。「WBC1位」に見合わない戦いぶりだった。その後、ジェイコブスはIBFのインター王者(ウェルター級)になったが、二度目の世界挑戦ならず。引退後はボクシングのコーチになった。)

①「WBC International Welterweight Title

and Commonwealth (British Empire) Welter Title

Gary Jacobs vs. George Collins」

②「EBU Welterweight Title 

Gary Jacobs vs. Daniel Bicchieray」

③「WBC World Welterweight Title 

Pernell Whitaker vs. Gary Jacobs」

パーネル・ウィテカー(Pernell "Sweet Pea" Whitaker)のページ 

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