2022年6月3日金曜日

プーンサワット・クラティンデーンジム(Poonsawat Kratingdaenggym)①「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

WBA世界バンタム級暫定王者、世界スーパーバンタム級王者。日本でもおなじみ。バンタム級時代のリカルド・コルドバ戦、レオ・ガメス戦、ウラジミール・シドレンコ戦を紹介します。

プーンサワット・クラティンデーンジム(Poonsawat Kratingdaenggym)①ボクシング・ブログ「世界の強豪ボクサー」[Google Blogger]

プーンサワット・クラティンデーンジム(タイ)

身長164cm:オーソドックス(右構え)

プーンサワット・クラティンデーンジム 12R 判定 リカルド・コルドバ

(WBA世界バンタム級暫定王座決定戦、2005年)

プーンサワット:左ジャブ、右ストレート、左右フック

コルドバ:右ジャブ、左ストレート、左右フック

(感想:プーンサワットがタイトル獲得。タイのプーンサワット。「プーンサワット・クラティンデーンジム」はリングネームで本名は「Prakob Udomna」。デビュー四戦目でPABAバンタム級王座を獲得し、防衛を続けてきた。WBAの地域王座(バンタム級)も獲得するなど、これまで全勝。コルドバはパナマの選手でこちらもまた全勝。WBCの地域王座(バンタム級)などを獲得してきた。バンコクでの注目の全勝対決。ゴング前、タイの英雄カオサイ・ギャラクシーがリング上で挨拶(カオコーだったりして)。コルドバはいかにも「パナマ人ボクサー」という感じで、イラリオ・サパタにそっくりな戦い方をするサウスポースタイル。足を使ってジャブ、ストレート、右フック。倒しに行かないポイント狙いのボクシング。プーンサワットはガードを上げてジャブ、ストレートで前進する。共にディフェンスしながら手数を多く出していく。攻める姿勢はプーンサワット、パンチの正確さはコルドバといったところ。終盤は距離を取るプーンサワット。コルドバがジャブで優勢。判定は2-1。ダウンシーンは無し。映像ではコルドバのパンチの方がよく当たっていたように見えたが、最終ラウンド終了時にプーンサワットは「自分が勝った」という感じで手を上げていた。「勝った」と思うだけの手応えがあったのだろう。)


プーンサワット・クラティンデーンジム 12R 判定 レオ・ガメス

(WBA世界バンタム級暫定王座戦、2005年)

プーンサワット:左ジャブ、右ストレート、左右フック

ガメス:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(感想:プーンサワットがタイトル初防衛。バンコクでの初防衛戦。相手はあのガメス。かつてストロー級(現:ミニマム級)だった男がバンタムで五階級制覇を狙う。小柄なガメス。階級を上げて丸っこい感じの体に(アップで見るとヘビー級の選手に見える)。共に伸びるジャブ、ストレート。プーンサワットがディフェンスしながらスピードのあるジャブ、コンビネーション。ガメスも正確なジャブを打ち、右ストレートを決める(5Rなど)。判定は3-0。ダウンシーンは無し。ガメスも良いパンチを打っていたが、試合全体としてはプーンサワットの速い連打が支配的だった。ガメスはこれで引退。最後の最後までタフな男だった。)


ウラジミール・シドレンコ 12R 判定 プーンサワット・クラティンデーンジム

(WBA世界バンタム級王座統一戦、2006年)

プーンサワット:左ジャブ、右ストレート、左右フック

シドレンコ:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(感想:シドレンコがタイトル統一。ドイツで行われた試合。ウクライナのシドレンコはWBA世界バンタム級正規王者で、これまで19勝(6KO)1分。暫定王者プーンサワットと統一戦。24戦全勝(15KO)のプーンサワット。ヨーロッパで勝利できるか、といったところ。ガードを上げて速いジャブ、コンビネーションを打つ、似たタイプ。シドレンコの斜め上から叩きつける右フックが印象的だが、プーンサワットも同じようにやり返す。共に手数が多く、思い切って打っていく互角の勝負。終盤、シドレンコは足とジャブで距離を取ろうとする。最終ラウンド終了時には両者とも両手を上げて自身の勝利をアピール。判定は3-0(ジャッジの一人はフルマークでシドレンコ)。ダウンシーンは無し。似たタイプ同士の一進一退の試合。大きな力の差は映像では感じられなかった。共に手数が多かったにもかかわらず、ダウンシーンや大きくグラつくシーンがなかった。二人ともパンチが軽かったのかもしれない。)

①「vacant WBA Interim World Bantamweight Title 

Poonsawat Kratingdaenggym vs. Ricardo Cordoba」

②「WBA Interim World Bantamweight Title 

Poonsawat Kratingdaenggym vs. Leo Gamez」

③「WBA World Bantamweight Title 

Volodymyr Sydorenko vs. Poonsawat Kratingdaenggym」

レオ・ガメス(Leo Gámez)のページ

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プーンサワット・クラティンデーンジム(Poonsawat Kratingdaenggym)②のページ

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