2022年6月8日水曜日

プーンサワット・クラティンデーンジム(Poonsawat Kratingdaenggym)②「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

WBA世界バンタム級暫定王者、世界スーパーバンタム級王者。スーパーバンタム級時代のソムサック・シンチャチャワン戦、ラファエル・エルナンデス戦、バーナード・ダン戦を紹介します。

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プーンサワット・クラティンデーンジム(タイ)

身長164cm:オーソドックス(右構え)

プーンサワット・クラティンデーンジム 11R KO ソムサック・シンチャチャワン

(WBA世界S・バンタム級王座挑戦者決定戦、2008年)

プーンサワット:左ジャブ、右ストレート、左右フック

ソムサック:右ジャブ、左ストレート、左右フック

(ダウンシーン)

4R:右ストレートでソムサックがダウン

8R:左ジャブでソムサックがダウン

11R:左ボディフックでソムサックがダウン

(感想:シドレンコに敗れたプーンサワット。再起戦でPABAのS・バンタム級王座獲得。連続防衛。そして、バンコクで挑戦者決定戦に出場。サウスポーのソムサックは元WBA世界S・バンタム級王者。しかしながら、パンチのキレはそれほどでもない。プーンサワットが積極的にジャブで前進して速い連打。ソムサックは受け身の姿勢。2R、プーンサワットの右ストレートがヒット。4R、右ストレートでソムサックがダウン。8R、ソムサックが左ジャブを食ってバランスを崩し、ダウン。11R、左ボディフックでダウン。ダウンと同時にレフェリーが試合を止めた。プーンサワットは力強く、速かった。ソムサックはパワーもパンチのキレも感じられず、元世界王者とは思えない試合ぶり。元々そういう選手なのか、調子を落としていたのか知らないが、終始押され気味だった。)


プーンサワット・クラティンデーンジム 9R TKO ラファエル・エルナンデス

(WBA世界S・バンタム級暫定王座決定戦、2009年)

プーンサワット:左ジャブ、右ストレート、左右フック

エルナンデス:右ジャブ、左ストレート、左右フック

(感想:プーンサワットがタイトル獲得。PABAのS・バンタム級王座を防衛し続けるプーンサワットが暫定王座決定戦。エルナンデスはベネズエラの選手。WBCのインター王座(フェザー級)に挑戦した試合では引き分けており、これまで王座を獲ったことはまだない。タイでの一戦。ゴング前、リング上にはタイの英雄カオサイ・ギャラクシー。ラウンドガールはかわいい二人組。1Rからハイペースな打ち合い。プーンサワットはいつものようにジャブ、右ストレートでパワフルに前進し、ボディ攻撃。サウスポーのエルナンデスはジャブを連打し、回転の速いコンビネーション。プレッシャーをかけるプーンサワット、連打で何とか応戦するエルナンデス。9R、エルナンデスがロープに追い込まれて連打されたところでレフェリーストップ。ダウンシーンは無し。エルナンデスは倒しに行くタイプではなく、当てるだけのパンチでポイントを取ろうとする典型的なサウスポー。強いパンチを当てようとするプーンサワットに押されっぱなしだった。)


プーンサワット・クラティンデーンジム 3R KO バーナード・ダン

(WBA世界S・バンタム級王座統一戦、2009年)

プーンサワット:左ジャブ、右ストレート、左右フック

ダン:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(ダウンシーン)

3R:左フックで3度、ダンがダウン

(感想:プーンサワットがタイトル統一。ダンの地元アイルランドで行われた試合。正規王者ダンはこれまで28勝(15KO)1敗。リカルド・コルドバに勝ってこのタイトルを獲得(プーンサワットはコルドバに勝ってWBA世界バンタム級暫定王座を獲得したことがある)。プーンサワットは38勝(27KO)1敗。共にジャブから入っていくタイプではあるが、ダンは左フック、プーンサワットは右ストレートを当てようとする。エネルギッシュに攻めるプーンサワットにダンが押される。3R、キレがあり、タイミングも良い左フックがキレイに決まってダンがダウン。さらに二度のダウンで終了。プーンサワットが快勝。バンタム級では海外での統一戦で暫定王座を奪われてしまったが、S・バンタム級では海外で正規王者の座を獲得。後に日本でも防衛戦を行ったプーンサワットはどこで試合をしても精力的に前進する、実にたくましいファイターだった。)

①「Super Bantamweight 

Poonsawat Kratingdaenggym vs. Somsak Sithchatchawal」

②「vacant WBA Interim World Super Bantamweight Title 

Poonsawat Kratingdaenggym vs. Rafael Hernandez」

③「WBA World Super Bantamweight Title 

Bernard Dunne vs. Poonsawat Kratingdaenggym」


プーンサワット・クラティンデーンジム(Poonsawat Kratingdaenggym)①のページ 

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