2021年5月19日水曜日

ジョー・カルザゲ(Joe Calzaghe)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

全戦全勝の世界S・ミドル級王者、カルザゲ。マーク・デラニー戦、クリス・ユーバンク戦、ファン・カルロス・ヒメネス戦を紹介します。

ジョー・カルザゲ(Joe Calzaghe)ボクシング・ブログ「世界の強豪ボクサー」[Google Blogger]

ジョー・カルザゲ(イギリス)

身長180cm:サウスポー

ジョー・カルザゲ 5R KO マーク・デラニー

(英国S・ミドル級タイトル戦、1999年)

カルザゲ:右ジャブ、左ストレート、左右フック

デラニー:左ジャブ、右ストレート、左フック

(ダウンシーン)

1R:左フック、連打で2度、デラニーがダウン

5R:連打、左フックで2度、デラニーがダウン

(感想:カルザゲがタイトル防衛。ロンドン出身のカルザゲ。本名はジョゼフ・ウィリアム・カルザゲ。ニックネームは「The Pride of Wales(ウェールズの誇り)」「The Italian Dragon(イタリアの龍)」(イタリア人とイギリス人のハーフであることが由来)。子供の頃からスポーツ万能。サッカーを楽しむ少年だったが、結果的にボクシングを選択。アマチュアで優秀な成績。プロ入り後はこれまで16戦全勝(15KO)。決定戦で英国S・ミドル級王座を獲得し、これが初防衛戦。デラニーも英国の選手で、21戦全勝(17KO)のホープ。ジャブ、ストレート、やや振りの大きい左フックを使うオーソドックススタイル。WBOインター王座(S・ミドル級)を獲得、防衛している。1R、ジャブからのフック連打で勝負するファイタータイプのカルザゲ。二度のダウンを奪う(主に左フックによるもの)。ジャブ、ストレートで体勢を立て直すデラニー。接近戦。5R、デラニーが二度ダウン。二度目のダウンと同時に試合終了。記録上は快勝のカルザゲ。やや攻めが粗く、相手の首をかかえて打つ反則をやっていたのが少し気になった。後、デラニーは世界挑戦することなくキャリアを終えた。)


ジョー・カルザゲ 12R 判定 クリス・ユーバンク

(WBO世界S・ミドル級王座決定戦、1997年)

カルザゲ:右ジャブ、左ストレート、左右フック

ユーバンク:左ジャブ、右ストレート、左フック

(ダウンシーン)

1R:左フックでユーバンクがダウン

10R:左フックでユーバンクがダウン

(感想:カルザゲがタイトル獲得。勝ち続けて世界1位になったカルザゲ。かつてこの王座を保持していた元王者ユーバンク(英国)と決定戦。1R、いきなり左フックでユーバンクがダウン。左フックは強いが、相手の首をかかえて打つカルザゲ(悪いクセ)。ユーバンクはパンチにはスピードはあるが、パワーが落ちたか、攻撃をブロックされる。10Rのダウン。判定は3-0。カルザゲは器用な選手ではないが、アグレッシブな試合ぶりだった。)


ジョー・カルザゲ 10R TKO ファン・カルロス・ヒメネス

(WBO世界S・ミドル級タイトル戦、1998年)

カルザゲ:右ジャブ、左ストレート、左右フック

ヒメネス:左ジャブ、右ストレート、左フック

(感想:カルザゲがタイトル防衛。英国での二度目の防衛戦。挑戦者ヒメネスはパラグアイの選手で、これまで48勝(33KO)8敗3分。L・ヘビーでも戦ってきた選手であるが、マウロ・ガルバノ、クリス・ユーバンク、ナイジェル・ベンの世界S・ミドル級王座への挑戦は全て敗北。これが四度目の世界挑戦となる。カルザゲがいつものようにジャブで前に出てフック連打。ヒメネスはジャブとストレート。2R、おどけた動きで余裕を見せるカルザゲ。相手に攻められると下がってしまうヒメネス。9R終了でヒメネスが棄権。ダウンシーンは無し。正直なところイマイチなチャレンジャー。いい右ストレートを打つ、という印象はあったけれども、積極的にベルトを獲りに行く姿勢があまり見られなかった。その後、WBA・WBC・IBFのS・ミドル級タイトルを獲得し、全勝で引退したカルザゲ。ハンドスピードはあるが、ガチャガチャした打ち方(「無敗」ではあったが、「無敵」だったかどうかは少し疑問(個人的に))。2003年、英国王室からMBE勲章を叙勲され、そのパーフェクトな戦績から「イギリスの史上最強選手の1人」と評価されている。)

①「British Super Middleweight Title

Joe Calzaghe vs. Mark Delaney」

②「WBO World Super Middleweight Title

Joe Calzaghe vs. Chris Eubank」

③「WBO World Super Middleweight Title

Joe Calzaghe vs. Juan Carlos Gimenez」

クリス・ユーバンク(Chris Eubank)のページ 

0 件のコメント:

コメントを投稿