2021年5月14日金曜日

エリック・モレル(Eric Morel)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

「Little Hands Of Steel(小さな鋼の拳)」のニックネームで有名な世界フライ級王者、モレル。ロレンツォ・トレホ戦、ソーンピチャイ・クラティンデーンジム戦、ルイス・マルドナド戦を紹介します。

エリック・モレル(Eric Morel)ボクシング・ブログ「世界の強豪ボクサー」[Google Blogger]

エリック・モレル(プエルトリコ)

身長169cm:オーソドックス(右構え)

エリック・モレル 4R KO ロレンツォ・トレホ

(フライ級戦、1999年)

モレル:左ジャブ、右ストレート、左フック

トレホ:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(ダウンシーン)

2R:右フックでトレホがダウン

4R:連打で2度、トレホがダウン

(感想:身長169cmだが、リーチが178cmもあるモレル。伸びがある非常に速いジャブとストレートが武器。サンフアン出身。ニックネームは「小さな鋼の拳」。アマチュアでは大きな大会で優勝するなどの実績。ただ、1996年のアトランタオリンピックではアメリカ代表としてフライ級で出場したが、キューバの選手相手に一回戦負け。プロ転向後、連戦連勝。ロドルフォ・ブランコ(元IBF世界フライ級王者)に勝利、IBAスーパーフライ級王座獲得、イサイアス・サムディオ(ユーリ・アルバチャコフの世界王座に挑戦)に勝利、といった実績。トレホは勝ったり負けたりの選手。負けてはいるが、ホルヘ・アルセ、ホセ・アントニオ・アギーレ、フェルナンド・モンティエルと対戦したことがあり、WBUのJ・フライ級王座に挑戦したこともある。ファイタータイプのトレホ。フックで攻めていこうとするが、モレルはディフェンス。2R、右フックでトレホがダウン(ラウンド終了のゴングと同時?)。4Rにもダウンを奪ってモレルが快勝。結果よりも注目すべきはモレルの「右ストレート」。当たったら誰でも倒れる、と思うほど凄いパンチ。さすが「小さな鋼の拳」。あの右ストレートに耐えられるのは「鋼のアゴ」を持つ者だけだろう。)


エリック・モレル 12R 判定 ソーンピチャイ・クラティンデーンジム

(WBA世界フライ級タイトル戦、2000年)

モレル:左ジャブ、右ストレート、左フック

ソーンピチャイ:右ジャブ、左ストレート、左右フック

(ダウンシーン)

2R:右フックでソーンピチャイがダウン

(感想:モレルがタイトル獲得。IBAスーパーフライ級王座を防衛するなど、全勝を守るモレルがアメリカでメジャー王座に挑戦。王者ソーンピチャイ(タイ)も素晴らしい戦績の持ち主。これまで全勝、タフなサウスポー。あのレオ・ガメスにTKO勝ちしてWBA世界フライ級王座獲得。初防衛にも成功。ただし、アメリカで試合をするのはこれが初めて(イタリアで試合したことはある)。右と左の構えの違いはあるが、共にジャブを使ってストレートを狙う。2R、右フックがカウンターとなってソーンピチャイがダウン。その後はソーンピチャイはパワーを込めたパンチで前進。モレルはフットワークとジャブで距離を取ってディフェンス。右フックとボディ攻撃で相手を追うソーンピチャイ。最終ラウンド終了時、勝利を確信した様子のモレル。判定は3-0。全戦全勝でモレルが世界王者に。ただ、ポイントでは勝ちだと思うが、ソーンピチャイのパワーに押されて勝負を避けるようなシーンが見られたのが少し残念。初黒星のソーンピチャイ。この後もリングに上がり続けたが、意外なことにこれが最後の世界戦となった。)


エリック・モレル 5R TKO ルイス・マルドナド

(バンタム級戦、2011年)

モレル:左ジャブ、右ストレート、左フック

マルドナド:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(ダウンシーン)

1R:右フックでマルドナドがダウン

(感想:WBA世界フライ級王座を五度防衛したモレルだが、六度目でロレンソ・パーラ(ベネズエラ。日本で坂田健史らと対戦したことでもおなじみ)に敗北、王座陥落。その再起戦でNABOスーパーフライ級王座を獲得。防衛にも成功したが、WBA世界スーパーフライ級王者マーティン・カスティーリョへの挑戦は判定負けに終わり、王座返り咲きならず。ブランク。カムバック後はなかなか好調。WBOインターコンチネンタル・バンタム級王座獲得、ジェリー・ペニャロサを決定戦で破ってWBO世界バンタム級暫定王座獲得。WBO暫定王座は防衛戦を行わなかったため剥奪されてしまったが、リングに上がり続ける。これまで43勝(21KO)2敗。マルドナドはビック・ダルチニアン、ノニト・ドネア、フェルナンド・モンティエルの世界王座に挑戦したこともある選手で37勝(28KO)4敗1分と悪くない。1R、ジャブと振りの大きい左フックを使うマルドナドだが、右フックでダウン。相変わらずパンチにキレがあるモレル。マルドナドはサウスポーにスイッチしたりしながらフック攻撃。しかし4R終了で棄権。傷によるものと思われる。モレルはこの試合の時点で35歳。年齢にもかかわらず、パンチのキレは見事なものだった(基本がしっかりできている選手は強い)。そんなモレルのラスト二試合は世界戦。アブネル・マレスとWBC世界スーパーバンタム級王座決定戦を行ったが、3-0で敗北。IBF世界バンタム級王者レオ・サンタ・クルスに挑戦したが、棄権。最後は二連敗になってしまったが、全盛を過ぎての負けは負けのうちに入らない。WBA世界フライ級王者時代が彼のベストだと思われる。)

①「Flyweight 

Eric Morel vs. Lorenzo Trejo」

②「WBA World Flyweight Title

Sornpichai Kratingdaenggym vs. Eric Morel」

③「Bantamweight 

Eric Morel vs. Luis Maldonado」 

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