世界王者級の逸材だったS・ライト級、カユンバ。ブルーノ・ボテロ戦、クリスチャン・メルル戦(初戦・再戦)を紹介します。
バレリー・カユンバ(フランス)
身長cm:オーソドックス(右構え)
①バレリー・カユンバ 1R KO ブルーノ・ボテロ
(EBU S・ライト級王座決定戦、1992年)
カユンバ:左ジャブ、右ストレート、左フック
ボテロ:左ジャブ
(ダウンシーン)
1R:ボテロがスタンディングダウン、右ストレートでダウン
(感想:カユンバがタイトル獲得。コンゴ民主共和国出身のカユンバ。国籍はフランス。フランスを中心にリングに上がってきたが、アフリカ王座(S・ライト級)をキンシャサで獲得したことも。元IBF世界ライト級王者ハリー・アローヨを破るなど、これまで無敗の快進撃。ボテロはイタリアの選手。イタリア王座(S・ライト級)を獲得したことがあるが、TKOで王座陥落している。フランスで行われた一戦。速く、伸びのあるジャブ・右ストレートを飛ばすカユンバ。速い動きとパンチのキレで二度のダウンを奪って圧勝。ボテロは弱いという印象はなかったが、カユンバが世界チャンピオン級の実力を見せた。)
②クリスチャン・メルル 2R KO バレリー・カユンバ
(EBU S・ライト級タイトル戦、1993年)
カユンバ:左ジャブ、右ストレート、左フック
メルル:左ジャブ、右ストレート、左フック
(ダウンシーン)
2R:右ストレートで2度、カユンバがダウン
(感想:メルルがタイトル獲得。全勝を守り続けるカユンバがフランスで防衛戦。挑戦者メルルもフランスの選手。後の世界王者ジャン・バチスト・メンディを破ったり、フランス王座(S・ライト級)を獲得したりといった実績。スピードがあるカユンバ。メルルも良い選手で、しっかりとしたジャブと右ストレート。左フックが強い。2R、強烈な右ストレートでカユンバがダウン。完全に効いてしまい、再度ダウンでKO。カユンバが衝撃の初黒星。メルルはバランスが良く、基本的なパンチがキチンと打てるうえに、パワーがあった。)
③バレリー・カユンバ 3R KO クリスチャン・メルル
(EBU S・ライト級タイトル戦、1994年)
カユンバ:左ジャブ、右ストレート、左フック
メルル:左ジャブ、右ストレート、左フック
(ダウンシーン)
3R:左フックでメルルがダウン、連打でスタンディングダウン。右ストレートでカユンバがダウン。連打でメルルがスタンディングダウン。
Valery Kayumba vs. Bruno Vottero」
②「EBU Super Lightweight Title
Valery Kayumba vs. Christian Merle」
③「EBU Super Lightweight Title
Christian Merle vs. Valery Kayumba」
カリ・ライルー(Khalid Rahilou)のページ
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