2020年9月9日水曜日

ニノ・ラロッカ(Nino La Rocca)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

ヨーロッパ・ウェルター級の実力者、ラロッカ。ボビー・ジョー・ヤング戦、ドナルド・カリー戦、カークランド・レイン戦を紹介します。

ニノ・ラロッカ(Nino La Rocca)ボクシング・ブログ「世界の強豪ボクサー」[Google Blogger]

ニノ・ラロッカ(イタリア)
身長177cm:オーソドックス(右構え)

ニノ・ラロッカ 8R TKO ボビー・ジョー・ヤング
(ウェルター級戦、1983年)
ラロッカ:左ジャブ、右ストレート、左フック
ヤング:左ジャブ、右ストレート、左フック
(感想:アフリカ・モーリタニア出身のラロッカ。イタリアを主戦場に戦ってきたが、デビュー戦はパリ(判定勝ち)。それ以来、全勝。ヤングも戦績は悪くない。デビュー戦とケビン・ハワード戦には敗れたが、KO勝ちが多い(ハワードは後、シュガー・レイ・レナードをダウンさせ、レナードに自信喪失させた)。イタリア・サンレモでの一戦。共にジャブを連打して右ストレート・左フックを狙うタイプ。パワーを込めて打ち合う。しかしながら、勢いに乗るラロッカが思い切った打ち方のコンビネーションで次第に優勢に。8R、連打でレフェリーストップ。ダウンシーンは無かったが、ラロッカはパワフルで、パンチには伸びとキレがあった。ヤングも力強く、決して悪くはなかった。実際、後にヤングはアーロン・プライアーを負かし、サイモン・ブラウンのIBF世界ウェルター級タイトルに挑戦した(2RでKO負けだったが)。)

ドナルド・カリー 6R KO ニノ・ラロッカ
(WBA・IBF世界ウェルター級タイトル戦、1984年)
ラロッカ:左ジャブ、右ストレート、左フック
カリー:左ジャブ、右ストレート、左フック
(ダウンシーン)
6R:左ジャブ、左フックで2度、ラロッカがダウン
(感想:カリーがタイトル防衛。ジール・エルビリアの欧州ウェルター級王座に挑戦してTKO負けしてしまったラロッカ。(殊勲のエルビリアはその次の試合でミルトン・マクローリーのWBC世界ウェルター級王座に挑戦したがTKO負け)。カムバック後、二連勝でカリーに挑戦するチャンスを得た。王者カリーは「コブラ」と呼ばれ、鋭いジャブ、ストレートが武器の「次期スーパースター候補」。これが四度目の防衛戦。南フランスで行われた試合。ジャブ・右ストレート・左フックを狙う似たタイプ同士。ディフェンスしながら距離をジリジリ詰めるカリー。ラロッカはカリーに圧力を感じているのか、攻撃のリズムがよくない。6R、左ジャブ連打でラロッカがダウン。さらに左フックの追い打ちでKO。ラロッカは実力にふさわしくない負け方をした印象。カリーはそれほど打たれ強くない。ヤング戦のように思い切った攻撃をすればチャンスがあったのでは? ラロッカが下がり気味になるシーンが多かったのは、それだけカリーのパンチが強かったのかもしれない。)

ニノ・ラロッカ 12R 判定 カークランド・レイン
(欧州ウェルター級王座決定戦、1989年)
ラロッカ:左ジャブ、右ストレート、左フック
レイン:左ジャブ、右ストレート、左フック
(感想:ラロッカがタイトル獲得。カリーに敗れ、調子を落としたラロッカはその後、二連敗。イタリアで連勝し、個性派レインと勝負。レインは変わった動きをすることで有名な選手。ジャマイカ生まれの黒人だが、国籍は英国。イタリアでの注目の一戦。ところが両者とも反則連発の荒れた試合に。いつものようにトコトコ歩くフットワーク(?)のレイン。妙な動きだがパンチ力とスピードがあるためラロッカはフットワークとジャブでレインを警戒。次第にクリンチが多くなるラロッカ。クリンチ中のラフファイトにレフェリーから注意・減点される両者。かみ合わない試合。6Rにはラロッカを投げ飛ばし、試合中にもかかわらず背を向けて打たれてしまうレイン。判定は3-0でラロッカ。ダウンシーンは無し。ラロッカのジャブが評価されたのだと思うが、プロレスみたいに「両者反則負け」でもよかったような気がする。互いに妙にエキサイト。相手が気にくわないのならパンチでぶっ飛ばしてやればよかったのに。クリーンに戦ってくれない両者にレフェリーのおっちゃんも疲れたに違いない。世界王者レベルのジャブとストレートを持っているラロッカがこんな感情的な荒れた試合。一体何があったのだろう? その後、ラロッカは欧州王座を失い、ラストファイトはルイス・ガルシア(後、世界ウェルター級王座に三度挑戦したが、全て敗北)とのWBCインター王座戦(反則負け)。結局、世界王座は獲得できず。最も勢いがあった時にエルビリア、カリーに負けたのが尾を引いた形になってしまった。)

①「Welterweight
Nino La Rocca vs. Bobby Joe Young」
②「WBA・IBF World Welterweight Title
Donald Curry vs. Nino La Rocca」
③「EBU Welterweight Title
Nino La Rocca vs. Kirkland Laing」

ドナルド・カリー(Donald Curry)のページ
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カークランド・レイン(Kirkland Laing)のページ

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