2020年9月23日水曜日

ボビー・ベルナ(Bobby Berna)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

フィリピンのJ・フェザー級ハードパンチャー、ベルナ。徐聖仁戦、金知元戦、アンドレ・スミス戦を紹介します。

ボビー・ベルナ(Bobby Berna)ボクシング・ブログ「世界の強豪ボクサー」[Google Blogger]

ボビー・ベルナ(フィリピン)
身長170cm:サウスポー

ボビー・ベルナ 10R TKO 徐聖仁
(IBF世界J・フェザー級初代王座決定戦、1983年)
ベルナ:右ジャブ、左ストレート、左右フック
徐:左ジャブ、右ストレート、左フック
(ダウンシーン)
1R:右フックで徐がダウン
(感想:ベルナがタイトル獲得。強打者のベルナ。本名はロベルト・ベルナルデス。デビュー以来、連勝を重ねる。二連敗してしまったこともあったが、フィリピンのバンタム級王座を獲得したり、大橋克行(大橋秀行の兄)を破ったり。ハイメ・ガルサとWBC世界J・フェザー級王座決定戦を行ったが、2RでTKO負け。徐との決定戦はその再起戦であり、二度目の世界挑戦。徐はデビュー戦で負けてしまったが、その後は連勝し、韓国J・フェザー級王座獲得。ソウルでの一戦。バランスが良く、パンチがある選手同士の好試合に。1R、右ジャブから左ストレートを強打するベルナ。徐はジャブを多く出し、伸びるストレートと左フックのボディ打ち。右フックで徐がなぎ倒されるようにダウン。その後は一歩も引かず打ち合い。9R終了で右目を負傷した徐が棄権。勝ったベルナはパワフルだったが、徐も実に良い選手だった。)

金知元 4R KO ボビー・ベルナ
(IBF世界J・フェザー級タイトル戦、1985年)
ベルナ:右ジャブ、左ストレート、左右フック
金:右ジャブ、左ストレート、左右フック
(ダウンシーン)
3R:右フックで2度、金がダウン。左フックでベルナがダウン。
4R:右フックでベルナがダウン
(感想:金がタイトル防衛。再戦で徐聖仁にTKO負けして初防衛に失敗したベルナ。タイトルは徐から金知元に。釜山でベルナが王座奪回なるか、といったところ。サウスポー同士の一戦。ジャブとフックの金。ベルナはパワフルで正確なジャブ。3R、右フックでグラついたベルナだが、攻めてきた金にカウンターでダウンを奪う。さらにダウン。しかし、右フックでベルナがグラつき、左フックで逆にダウンを食う。4R、右フックでKO決着。なかなか激しかった打撃戦。バランスが良かったのはベルナの方。金の右フックが強かったのは確かだが、ベルナには意外な打たれ弱さがあった。金はこの後も防衛を続け、無敗のまま引退。)

アンドレ・スミス 2R KO ボビー・ベルナ
(フェザー級戦、1988年)
ベルナ:右ジャブ、左ストレート、左右フック
スミス:左ジャブ、右ストレート、左右フック
(ダウンシーン)
2R:右ストレートでスミスがダウン。右フックでベルナがダウン。
(感想:カリフォルニア「グレート・ウェスタン・フォーラム」での試合。新鋭の黒人スミスは速いジャブ・ストレート、キレのある左フックを打つ良い選手。2R、強烈な右でスミスがダウン。攻めるベルナだが、右フックがカウンターとなってダウン。立ったがストップ。あっという間に逆転されてしまったベルナ。これがラストファイトとなった。いいパンチを打っていたスミス。記録を調べてみたところ、次の試合でKO負けして引退。強いパンチを打てる選手でも負けるのがこの世界の厳しいところ。)

①「IBF World Super Bantamweight Title
Bobby Berna vs. Sung In Suh」
②「IBF World Super Bantamweight Title
Ji Won Kim vs. Bobby Berna」
③「Featherweight 
Bobby Berna vs. Andre Smith」

ハイメ・ガルサ(Jaime Garza)のページ

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