ブヤニ・ブング(南アフリカ共和国)
身長166cm:オーソドックス(右構え)
①ブヤニ・ブング 12R 判定 ケネディ・マッキニー
(IBF世界J・フェザー級タイトル戦、1994年)
ブング:左ジャブ、右ストレート、左右フック
マッキニー:左ジャブ、右ストレート、左右フック
(感想:ブングがタイトル獲得。南アフリカのブング。ニックネームは「The Beast(獣)」「Carousel Kid(回転木馬)」(「回転木馬」がよくわからない。「回転の速い連打」のことか?)。地元を中心に試合をしてきた選手で、南アフリカのJ・フェザー級王座獲得。イタリアで後に世界王者になるフレディ・ノーウッドに判定負けの過去。マッキニーは安定王者。ブングと同じ南アフリカのウェルカム・ニシタにKO勝ちして王座獲得、五度の防衛。直前の防衛戦ではニシタを判定で返り討ちにしている。南アフリカで行われた一戦。上半身を忙しく動かしてジャブ・フックのブング。マッキニーはジャブ・ストレートで応戦。ブングが上手くディフェンスし、時折フックを当てる。判定は3-0でブング。ダウンシーンは無し。マッキニーが負けたというより、ブングがよく頑張ったという印象。)
(IBF世界J・フェザー級タイトル戦、1994年)
ブング:左ジャブ、右ストレート、左右フック
カマチョ:右ジャブ、左ストレート、左右フック
(感想:ブングがタイトル初防衛。南アフリカで行われた一戦。髪型・打ち方が兄ヘクター・カマチョそっくりのサウスポー、フェリックス・カマチョ。フロリダ州王座、WBF王座(いずれもJ・フェザー級)を獲得しているプエルトリカン。ジャブを使うが、パンチが軽い。ブングがマッキニー戦と同じように接近してフック攻撃。判定は3-0でブング。ダウンシーンは無し。兄貴にソックリだったカマチョだが、パンチ力に欠けていた。その後、メジャー団体の王座を獲ることなくキャリアを終えた。)
(IBF世界J・フェザー級タイトル戦、1996年)
ブング:左ジャブ、右ストレート、左右フック
サルード:左ジャブ、右ストレート、左フック
(感想:ブングがタイトル防衛。南アフリカで行われた七度目の防衛戦。挑戦者サルードはスピードはないがパワーを込めた打ち方をする元WBA王者。ブングがいつものようにジャブで接近してフック。9R、右でサルードがグラつく。判定は3-0。ダウンシーンは無し(この記事を書くにあたってブングの試合を合計36ラウンズ観たがダウンシーンは一つも無し)。その後、ブングはマッキニーとの再戦に勝利。実力者ダニー・ロメロにも勝利して防衛。結局、13度も防衛した。二階級制覇を目指したが、WBO世界フェザー級王者ナジーム・ハメドにTKO負け。IBOフェザー級王座を獲得したが、これは「世界王座」とは認めがたい。良く言えば「安定した実力を持っていた」ブング。悪く言えば「誰とやっても同じ」。前に出ていくエネルギッシュな選手だったが、もう少しパワーがあればもっとよかった。)
Kennedy McKinney vs. Vuyani Bungu」
②「IBF World Super Bantamweight Title
Vuyani Bungu vs. Felix Camacho」
③「IBF World Super Bantamweight Title
Vuyani Bungu vs. Jesus Salud」
ケネディ・マッキニー(Kennedy McKinney)のページ
0 件のコメント:
コメントを投稿