2020年7月24日金曜日

ジョーイ・ガマチェ(Joey Gamache)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

トム・ハンクス似の人気者、ガマチェ。ジェリー・ニゴベニ戦、リック・ソース戦、全七星戦を紹介します。

ジョーイ・ガマチェ(Joey Gamache)ボクシング・ブログ「世界の強豪ボクサー」[Google Blogger]

ジョーイ・ガマチェ(アメリカ)
身長168cm:オーソドックス(右構え)

ジョーイ・ガマチェ 10R KO ジェリー・ニゴベニ
(WBA世界J・ライト級王座決定戦、1991年)
ガマチェ:左ジャブ、右ストレート、左右フック
ニゴベニ:左ジャブ、右ストレート、左右フック
(ダウンシーン)
9R:左フックでニゴベニがダウン
10R:左フックでニゴベニがダウン
(感想:ガマチェがタイトル獲得。メイン州出身のガマチェ。少年時代は野球をやっていたが、13歳でボクシングを始める。アマチュアのリングに上がったが、大きなタイトルは獲得していないらしい。プロ入り後はこれまで全勝。フランスで武者修行したり、IBFのインター王座(J・ライト級)を獲得したりといったキャリア。ニゴベニは南アフリカの黒人選手。ジャッキー・ガンガルーザ(後、ジョンジョン・モリナと空位のIBF世界J・ライト級王座を争ってKO負け)に敗れた以外は全て勝利。アフリカのローカル王座を獲得している。派手なトランクスで入場のガマチェ(ヘクター・カマチョのマネ?)。アグレッシブに攻めるニゴベニにガマチェがジャブ、左フックで応戦。両者とも一歩も引かない熱戦。9R、左フックでニゴベニがダウン。10Rにも左フックでダウン。立ったがストップされた。ディフェンスとパンチの正確さの差でガマチェが勝利。ニゴベニにパワーがあったため激しい試合となった。)

ジョーイ・ガマチェ 3R TKO リック・ソース
(ライト級戦、1992年)
ガマチェ:左ジャブ、右ストレート、左右フック
ソース:左ジャブ、右ストレート、左フック
(ダウンシーン)
3R:左フックでソースがダウン
(感想:ソースはカナダの選手。デビュー以来、連戦連勝だったが、ハリー・アローヨ(元IBF世界ライト級王者)にTKO負けを喫してからは負けがち。ジャブ、ストレートといった長いパンチを使うソース。ガマチェは速いジャブと回転の速い連打。3R、左フックがクリーンヒットしてソースがダウン。立ったがストップ。連勝を伸ばしたガマチェ。パンチにキレがあった。)

ジョーイ・ガマチェ 9R TKO 全七星
(WBA世界ライト級王座決定戦、1992年)
ガマチェ:左ジャブ、右ストレート、左フック
全:左ジャブ、右ストレート、左フック
(感想:ガマチェが二階級制覇。ガマチェがWBA世界J・ライト級王座の防衛戦を行うこともなく、パーネル・ウィテカーが返上したタイトルの決定戦に出場。韓国の全は地元でダリル・タイソンに勝ったこともある選手であるが、国内での試合が多く、アメリカで行った試合ではTKO負けしている(唯一の敗戦)。右ストレートは良いが、フックは振りが大きく正確さに欠ける全。ガマチェはいつものようにジャブ、連打。3R、ゴング後に挑発して全が一発くらう。8R終了後、まぶたのキズ・出血で全が棄権。ダウンシーンは無し。身体全体のパワーは全の方があったような印象もあったが、闇雲に振り回すパンチは世界レベルでは通用しない(するときもあるけど)。新王者ガマチェ。初防衛戦でトニー・タイガー・ロペスにKO負け、王座陥落。王座奪回を狙ってオルズベック・ナザロフに挑戦したが、KO負け。その後も精力的にリングに上がったが、アルツロ・ガッティにKOされて深刻なダメージ(2000年2月)。それがラストファイトとなり、引退後はトレーナーとして若い選手を指導している。)

①「WBA World Super Featherweight Title
Joey Gamache vs. Jerry Ngobeni」
②「Lightweight
Joey Gamache vs. Rick Souce」
③「WBA World Lightweight Title
Joey Gamache vs. Chil-Sung Jun」

トニー・ロペス(Tony "The Tiger" Lopez)のページ
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オルズベック・ナザロフ(Orzubek Nazarov)のページ

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