2020年3月27日金曜日

レーロホノロ・レドワバ(Lehlohonolo Ledwaba)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

南アフリカの「石の拳」レドワバ。エルネスト・グレイ戦、マニー・パッキャオ戦、ブヤニ・ブング戦を紹介します。

レーロホノロ・レドワバ(Lehlohonolo Ledwaba)ボクシング・ブログ「世界の強豪ボクサー」[Google Blogger]

レーロホノロ・レドワバ(南アフリカ)
身長168cm:オーソドックス(右構え)

レーロホノロ・レドワバ 8R KO エルネスト・グレイ
(IBF世界J・フェザー級タイトル戦、2000年)
レドワバ:左ジャブ、右ストレート、左右フック
グレイ:左ジャブと左右フック
(ダウンシーン)
5R:左フックでグレイがダウン
8R:左フック、連打で2度、グレイがダウン
(感想:レドワバがタイトル防衛。「Hands of Stone(石の拳)」と呼ばれたレドワバ。デビュー当初に負けと引き分けが一つずつ。それ以降は連勝中で、南アフリカのJ・フェザー級王座、WBUのバンタム級王座を獲得、防衛。元WBA世界バンタム級王者ジョン・マイケル・ジョンソンを決定戦で破り、IBF世界J・フェザー級王座獲得。これが二度目の防衛戦となる。挑戦者のグレイはコロンビア人。ブヤニ・ブング(南アフリカ)が王者だったときにこの王座に挑戦して判定負けしており、これが同王座への二度目の挑戦となる。英国で行われた試合。戦いのスタイルが似ている両者。ジャブの打ち合い。レドワバはジャブ、グレイは左フックで勝負。5R、左フックのダブルでグレイがダウン。グレイはサウスポーにスイッチしたりするがあまり効果はなく、8Rに左フックをカウンターで食ってダウン。立ったものの連打され、ロープの外に飛び出すダウンでレフェリーが試合を止めた。レドワバの魅力が全て表現されていた試合。「バランスの良さ、パンチのキレ、連打の迫力」が印象に残った。)

マニー・パッキャオ 6R KO レーロホノロ・レドワバ
(IBF世界J・フェザー級タイトル戦、2000年)
レドワバ:左ジャブ、右ストレート、左右フック
パッキャオ:右ジャブ、左ストレート、左右フック
(ダウンシーン)
2R:左ストレートでレドワバがダウン
6R:左ストレートで2度、レドワバがダウン
(感想:パッキャオが二階級制覇。レドワバの六度目の防衛戦。相手は元WBC世界フライ級王者のパッキャオ。フライ級王座をKO負けで失った後、階級を一気に上げ、J・フェザー級で勝負。ラスベガス「MGM Grand」での一戦。1Rから容赦なく左ストレートをガンガン打ち込むパッキャオ。踏み込みも速い。レドワバは打ち返すが、効果はあまりない。2Rに倒されたレドワバ。6Rにも倒され、王座陥落。最後は完全KOでパッキャオがまるで台風のように猛威を振るってタイトルを奪っていった(後、六階級制覇)。レドワバは良い選手だが「上には上がある」。それがボクシング界の怖さでもあり、面白いところ。タイトルが増えてイマイチなチャンピオンも多くなったボクシング界で、レドワバのような好選手がボロボロにされてしまったのはもったいないような気もするが、それが本来のプロボクシングの世界である。)

レーロホノロ・レドワバ 12R 判定 ブヤニ・ブング
(WBU世界フェザー級王座決定戦、2002年)
レドワバ:左ジャブ、右ストレート、左右フック
ブング:左ジャブと左右フック
(感想:レドワバがタイトル獲得。パッキャオに敗れたレドワバの再起戦。相手は元IBF世界J・フェザー級王者のブヤニ・ブング。レドワバにとって「先輩王者」にあたる選手。南アフリカで行われた同国人同士の新旧対決。どんな内容になるか? 似たような戦い方で、(映像で見た感じでは)見た目も似ている両者。速いジャブ・連打の応酬でクリーンなファイト。実力的にはほぼ互角だが、若干の「連打の勢いの差」が。判定は3-0でレドワバ。ダウンシーンは無し。南アフリカの黒人選手らしいスピーディーな試合だった。その後、レドワバはブランク。カムバックしたが、連敗することも。引退後は何をしていたのかは知らないが、2021年、新型コロナウイルスにより49歳で死去。)

①「IBF World Super Bantamweight Title
Lehlohonolo Ledwaba vs. Ernesto Grey」
②「IBF World Super Bantamweight Title
Lehlohonolo Ledwaba vs. Manny Pacquiao」
③「WBU Featherweight Title
Lehlohonolo Ledwaba vs. Vuyani Bungu」

ブヤニ・ブング(Vuyani Bungu)のページ

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