トニー・タッブス(アメリカ)
身長191cm:オーソドックス(右構え)
①トニー・タッブス 7R KO ジェリー・ウィリアムズ
(ヘビー級、1984年)
タッブス:左ジャブと左右フック
ウィリアムズ:左右フック
(ダウンシーン)
7R:左ボディフックでウィリアムズがダウン
(感想:東京ドームでマイク・タイソンと戦ったことで有名なタッブス。オハイオ州出身。アマチュアで優秀な成績。あのモハメド・アリとスパーリングしたことがあるという。大柄な体格ではあるが、パワーではなく、スピードのあるジャブ、ストレートが武器(ニックネームは「TNT(爆薬)」。ちょっとイメージが違うような気がする)。ウィリアムズは中堅どころ。しかしながら、負けてはいるが、ピンクロン・トーマス(三度対戦)、ティム・ウィザスプーン、ジェームズ・ティリスといった名のある相手と試合をしてきた。ウィリアムズ戦はタッブスが世界王者になる前の試合。左右フックで積極的に攻めるウィリアムズ。タッブスは左ジャブと左右フックで応戦。7R、左ボディフックが効いたウィリアムズ。座り込むようにダウン、立てず。速いジャブ・ストレートでポイントを取るタイプのタッブスが珍しくKO勝ち。ただ、ウィリアムズの右フックが決まるシーンもあった。ウィリアムズはこれで引退。)
(WBA世界ヘビー級タイトル戦、1985年)
タッブス:左ジャブと右ストレート
ペイジ:左ジャブと右ストレート
(感想:タッブスが世界タイトル獲得。強豪「ボーンクラッシャー」ジェームス・スミスを下して世界挑戦することになったタッブス。ペイジとはアマチュア時代に対戦しており、プライベートでは親しい友人でもある。リングサイドでモハメド・アリが観戦する中、両者、速いジャブを打ち合う展開。判定は3-0。時折打ち込んだ右ストレートの威力で若干タッブスが上回った印象(ダウンシーンは無し)。試合後プロモーターのドン・キングに「つまらん試合しやがって!」みたいな感じで怒られたペイジ。プロ的な盛り上がりに欠けた試合ではあったが、ヘビー級で15Rに渡りキレのあるジャブを打ち続けたのはスゴイことなのでは? もし、再戦でも全く同じ内容だったら、その時は怒っていいと思う。)
(ヘビー級、1991年)
タッブス:左ジャブと右ストレート
ボウ:左ジャブ、右ストレート、左右フック
(感想:世界王者になる前のボウの試合(会場では両者の妻(だと思う)、俳優のジーン・ハックマンが観戦)。元王者タッブスが世界を狙うボウの前に「壁」として立ちはだかる。1Rから攻めるボウだが、タッブスも負けじと打ち合う。ボウがジャブ・ストレートを喰うシーンがあったり、もみ合いが多い展開になったりしながらも先手を取るボウの方がポイント的に見栄えが良い印象。3-0でボウ。若さで勝利。どちらも速いジャブが武器のため、競った内容となった。その後もタッブスは戦い続け、2006年がラストファイト。ヘビー級の選手は息が長いが、元々テクニックがある優秀な選手だったことも長いキャリアになった原因だと思われる。)
Tony Tubbs vs. Jerry Williams」
②「WBA World Heavyweight Title
Greg Page vs. Tony Tubbs」
③「Heavyweight
Tony Tubbs vs. Riddick Bowe」
グレグ・ペイジ(Greg Page)のページ
---------------
ティム・ウィザスプーン("Terrible" Tim Witherspoon)のページ
---------------
マイク・タイソン("Iron" Mike Tyson)のページ
0 件のコメント:
コメントを投稿