2020年1月6日月曜日

長谷川穂積(Hasegawa Hozumi)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

バンタムの安定王者、長谷川。ウィラポン・ナコンルアンプロモーション戦、ネストール・ロチャ戦、ファン・カルロス・ブルゴス戦を紹介します。

長谷川穂積(Hasegawa Hozumi)ボクシング・ブログ「世界の強豪ボクサー」[Google Blogger]

長谷川穂積(日本)
身長168cm:サウスポー

長谷川穂積 9R TKO ウィラポン・ナコンルアンプロモーション
(WBC世界バンタム級タイトル戦、2006年)
長谷川:右ジャブ、左ストレート、右フック
ウィラポン:右ストレートと左フック
(ダウンシーン)
9R:右フックでウィラポンがダウン
(感想:長谷川がタイトル防衛。兵庫県出身の長谷川。父はボクサーだったが、本人はボクシングを嫌がり、卓球をやっていたという。高校中退後にボクシングを始める。デビュー当初に四回戦で二度敗北したが、よほど才能があったのか、以後は連戦連勝。東洋太平洋バンタム級王座獲得、防衛。辰吉をKOしたことで日本でも有名なウィラポンを判定で下してWBC世界バンタム級王座獲得。前王者ウィラポンと再戦(二度目の防衛戦)。サウスポー対策で右ストレートを多用するウィラポンだが、狙いすぎで手数が少ない。ジャブ・ストレートで手数が多い長谷川は6Rに連打でウィラポンをグラつかせ、最後は右フックでワンパンチKO。長谷川が快勝。いざというときは全力で打ち合う「本物のチャンピオン」であることを証明。)

長谷川穂積 1R TKO ネストール・ロチャ
(WBC世界バンタム級タイトル戦、2009年)
長谷川:右ジャブと左ストレート
ロチャ:左ジャブ
(ダウンシーン)
1R:右フック、連打で2度、ロチャがダウン
(感想:長谷川がタイトル防衛。王座を防衛し続ける長谷川。倒すコツを掴んだか、このところ早い回でのKO勝利を続けている。挑戦者ロチャはアメリカの選手。これまで王座を獲得したことはないが、戦績は良い(来日し、後楽園ホールでタイ人に判定勝ちしたことがある)。1R、左ストレートからの右フックでロチャがダウン。さらに連打で二度目。長谷川が完勝。挑戦者にほぼ何もさせなかった。最初のダウンを奪った右フックは芸術的。ウィラポンを倒したときと同じような「ベストパンチ」だった。) 

長谷川穂積 12R 判定 ファン・カルロス・ブルゴス
(WBC世界フェザー級王座決定戦、2010年)
長谷川:右ジャブ、左ストレート、右フック
ブルゴス:左ジャブと右ストレート、左フック
(感想:長谷川が二階級制覇。フェルナンド・モンティエルに一気に仕留められてWBC世界バンタム級王座を失った長谷川。その再起戦で王座決定戦に出場。相手のブルゴスは長身のメキシカン(175cm)。KO率が高く、WBC米大陸フェザー級暫定王座を獲得するなど、これまで全勝。体格で勝っているブルゴスだがサウスポーが苦手のようで、長谷川の左ストレートとサウスポーのディフェンスに対応できない。長谷川は7Rに左アッパーを喰ったり、8Rには出血したりしたが、思い切って打ち返し、劣勢になるのを阻止。判定は3-0。ダウンシーンは無し。サウスポーでディフェンスし、時には逃げずに打ち合う長谷川は「日本のパーネル・ウィテカー」といったところ。最終的に三階級制覇達成。彼が獲得したWBC世界バンタム級はカルロス・サラテ、WBC世界S・バンタム級はウィルフレド・ゴメス、WBC世界フェザー級はサルバドル・サンチェスがかつて持っていたもの。値打ちのあるベルトばかりだ。)

①「WBC World Bantamweight Title
Hasegawa Hozumi vs. Veeraphol Sahaprom」
②「WBC World Bantamweight Title
Hasegawa Hozumi vs. Nestor Rocha」
③「WBC World Featherweight Title
Juan Carlos Burgos vs. Hasegawa Hozumi」

ウィラポン・ナコンルアンプロモーション(Veeraphol Nakhornluang Promotion)のページ

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