2026年5月31日日曜日

ジミー・ワイルド(Jimmy Wilde)&パンチョ・ビラ(Pancho Villa)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

世界フライ級王者。世界王座戦「王者ジミー・ワイルドvs.挑戦者パンチョ・ビラ」、1930年代の世界フライ級王者ベニー・リンチを紹介します。


ジミー・ワイルド(イギリス)

身長159cm:オースドックス(右構え)

(元々は炭坑労働者であったが、腕っぷしの強さを認められてプロ入り。自分よりも大きい選手を相手に片っ端からKO勝ち。「マイティ・アトム」と呼ばれるようになり、初代世界フライ級王者に。ロードワークやスパーリングでは妻アンが相手を務めて夫をサポート。古い時代の選手のため映像があまり無いのが残念であるがハイライト映像で見たところ、非常にアグレッシブでジャブ、ストレート、フックといった基本的なパンチを正確にパワフルに打っていくタイプ。)


パンチョ・ビラ(フィリピン)

身長155cm:オースドックス(右構え)

(18歳でプロ入りし、その後ニューヨークへ渡る。ワイルドをKOして東洋人初の世界王者に。その後も勝ち続けたが、ジミー・マクラーニンとのノンタイトル戦で敗北。その10日後に死去。原因は敗血症(何らかの感染症を起こしている細菌が体内で増殖して炎症が全身に広がり、臓器障害を引き起こす症状)。試合前に親不知を抜いてそれが結果的に敗血症につながった、とのこと。)


パンチョ・ビラ 7R KO ジミー・ワイルド

(世界フライ級タイトル戦、1923年)

ワイルド:左ジャブ、右ストレート、左右フック

ビラ:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(ダウンシーン)

7R:連打でワイルドがダウン

ジミー・ワイルド(Jimmy Wilde)&パンチョ・ビラ(Pancho Villa)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

(感想:ビラがタイトル獲得。ハイライトで観た試合。ワイルドが両手を下げた構えから正確なジャブ、右ストレート、速射砲のような左右フック連打。実にテンポの良い、リズミカルかつパワフルな攻撃。ビラはフィリピンの選手らしい一発一発にパワーを込めるパンチ。左右フックだけではなく、ジャブにもパワーがある。手数が多いワイルドにビラはパワーで対抗。フック連打で激しい打ち合い。6R、左フックを食ってワイルドが後退。7R、強烈な連打(古い映像のため角度的によく見えないパンチもあったが、左フックからの右ストレートだったように見えた)でワイルドが前のめりにダウン。ワイルドのセコンドがリングインして試合終了。ビラが実に強力なパンチで勝利。これでワイルドは引退。豪快にKOされてしまったが、全盛を過ぎたラストファイトでも良いパンチを打っていた。)


「World Flyweight Title

Jimmy Wilde vs. Pancho Villa」

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ベニー・リンチ(スコットランド)

身長163cm:オースドックス(右構え)

ジミー・ワイルド(Jimmy Wilde)&パンチョ・ビラ(Pancho Villa)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

(スコットランド初の世界王者。子供の頃からボクシング好きで、まずは草試合で活躍(昔は見世物の素人ボクシングが人気があった。今でもケンカ大会が一部で盛り上がっているようだ)。プロ入り後は勝ったり負けたりしながら経験を積む。1935年、ジャッキー・ブラウンを2RでKOして王座強奪。ディフェンスはあまり気にしないスタイル。ひたすら接近して左右フックをぶちかます攻め方。時には足を使って距離を取ることも。強かったが酒に溺れるようになってしまい、体重超過で王座剥奪。33歳の若さで世を去った。)

 

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