スーパーライト級戦。「トルヒーヨ vs. スアレス」「ロビンソン vs. ジョンソン」「デビッド・アームストロング vs. ネルソン」ほかを紹介します。
アレックス・トルヒーヨ(プエルトリコ)
身長175cm:オーソドックス(右構え)
アイバン・ロビンソン(アメリカ)
身長175cm:オーソドックス(右構え)
①アレックス・トルヒーヨ 12R 判定 マーク・スアレス
(北米スーパーライト級王座決定戦、2000年8月)
トルヒーヨ:左ジャブ、右ストレート、フック
スアレス:左ジャブ、右ストレート、フック
(ダウンシーン)
9R:右ストレートでトルヒーヨがダウン
(感想:トルヒーヨがタイトル獲得。フィラデルフィアで行われた新鋭同士の一戦。トルヒーヨはこれまで17戦全勝(14KO)。プエルトリコ・サンフアン出身で、ニックネームは「the Great」。スアレスも17戦全勝(6KO)。カリフォルニア州リバーサイド出身で、ニックネームは「Poison」。共にガードを上げてジャブ。ジャブが正確なトルヒーヨ。ワンツーが力強い。スアレスも良いパンチ。長いジャブ、右ストレート、力強いボディ打ち。しかし、攻撃をディフェンスされ、ジャブを正確に打たれてクリンチ。8R、ローブローでトルヒーヨが減点。9R、右ストレートでトルヒーヨがバランスを崩してダウン。11R、スアレスがホールドで減点。12R終了。共に勝ったと思ったようだが、判定は3-0でトルヒーヨ。ジャブ、ワンツーで勝利。地味な印象の選手ではあったが、攻撃の正確さがあった。スアレスは残念。相手のガードを吹っ飛ばすようなパワーは無かった。その後の二人。スアレスはNABO王座(ウェルター級)を獲得したが、IBF世界ウェルター級王座への挑戦はTKO負け。世界は獲れなかった。トルヒーヨはIBAのスーパーライト王座を獲得。敗北もあってメジャー王座は獲れず。マイナー王者にとどまった。)
②アイバン・ロビンソン 9R TKO アリック・ジョンソン
(スーパーライト級戦、2001年3月)
ロビンソン:左ジャブ、右ストレート、フック
ジョンソン:左ジャブ、右ストレート、フック
(感想:ロビンソンはペンシルベニア州フィラデルフィア出身の黒人。アマチュアで経験。プロ入り後は連勝で全米ライト級王者に。しかし、フィリップ・ホリデイのIBF世界ライト級王座に挑戦して判定負け、初黒星。再起戦にTKO負けして二連敗。アルツロ・ガッティとの激しい二連戦(二勝)。エンジェル・マンフレディに判定負け。北米ライト級王座を獲得したが、アントニオ・ディアスに敗北(IBAスーパーライト級戦)。ジェシー・ジェームス・レイハに判定負け。ジョンソンと再起戦。ジョンソンはトリニダード・トバゴ出身の黒人。1987年デビューのベテラン。WBCの地域王座(J・ライト級)を獲得しているが、ケビン・ケリー、デリク・ゲイナー、スティーブ・ロビンソンといったフェザー級の実力者に負けている。ニューヨーク州ヴェローナでの一戦。右ストレートにパワーがあるロビンソン。ジャブからの右ストレート、右アッパーからの左フック。左ボディ打ちも巧く、テンポの良い攻撃。ジョンソンは1Rから相手のコンビネーションに押され気味。ジャブ、右フックなどで何とか応戦。ワンツー、連打でロビンソン優勢。8R、ロビンソンの左フックがジョンソンの目に当たったらしくドクターチェック。このラウンド終了後、ジョンソンが棄権(ダウンシーンは無し)。ロビンソンが流れるような攻撃で勝利。しかし、ダウンを奪えなかったり、相手に粘られたり。パワフルに見えたが、パンチ力はそれほどでもなかったのかも。ジョンソンは敗れたが、右フックをヒットさせるなど攻められても打ち返す根性を見せた。その後の二人。ジョンソンはトリニダード・トバゴ王座(ライト級)を獲得したが、ネイト・キャンベルとのNABA王座戦(スーパーフェザー級)にTKO負け。ロビンソンは全米スーパーライト級王座戦にTKO負けするなど敗北が増えていった。)
③デビッド・アームストロング 10R KO レミュエル・ネルソン
(NBAライト級王座決定戦、2001年1月)
アームストロング:左ジャブ、右ストレート、フック
ネルソン:左ジャブ、右ストレート、フック
(ダウンシーン)
5R:右アッパーでネルソンがダウン
10R:右アッパーでネルソンがダウン
(感想:アームストロングがタイトル獲得。フロリダの黒人選手同士の対戦。アームストロングはWBOインターコンティネンタル王座(ライト級)を獲得後、アルツール・グレゴリアンのWBO世界ライト級王座に挑戦したが、判定負け。NBA王座獲得。ラブモア・ヌドゥに判定負け。スティーブ・フォーブスらに四連敗。改めてNBA王座決定戦に出場。王座返り咲きなるか、といった状況。ネルソンはデビューから連勝。二つの判定負け後、IBCインターコンティネンタル王座(ライト級)を獲得、防衛。アセリノ・フレイタスのWBO世界スーパーフェザー級王座に挑戦して2RでTKO負け。その再起戦でアームストロングと対戦。ミシシッピ州ビロクシでの一戦。似たタイプの二人。共に黒のトランクスでジャブ、ストレート、フック。攻めの姿勢のアームストロング、応戦するネルソン。パワー、パンチの打ち方など戦力的にも似ているが、戦う姿勢、勢いでアームストロング優勢。4R終了時、ネルソンの左フックがレフェリーに当たるハプニング。5R、右アッパーでネルソンがダウン。その後も接近戦を仕掛けるアームストロング。ネルソンは応戦&クリンチ。10R、右アッパーでネルソンがダウン、KO。アームストロングが積極的な攻撃で勝利。ネルソンは良いパンチを持っていたが、消極的。そういう姿勢でリングに上がるのは危険なことである。その後のアームストロング。IBA&NABFダブル王座戦(ライト級)でTKO負けするなど連敗。)
④フランク・ホータリング 12R 引分 レミュエル・ネルソン
(IBCスーパーライト級アメリカス王座決定戦、2002年3月)
ホータリング:左ジャブ、右ストレート、フック
ネルソン:左ジャブ、右ストレート、フック
(感想:アームストロング戦後、判定負けを喫したネルソンだが、このところ二連勝。ホータリングはワシントン州フォート・ルイス出身。デビューから勝ったり負けたりでパッとしなかったが、ベテランのリビングストン・ブランブルを破るなど連勝。ニューヨーク州王座(スーパーウェルター級)獲得。直前の試合は引き分け。ニューヨーク州ヴェローナでの一戦。ヒゲ&星条旗トランクスのホータリング。実に正直なボクシング。速いジャブで前進し、右ストレート、左フック。ネルソンは足で距離を取りながらジャブ、右カウンター、接近して左右フック、反撃を阻止するクリンチ。攻めようとするホータリングは攻撃をかわされたり、クリンチされたり。ネルソンは受け身。微妙な状態が続いて12R終了。判定はドロー(ダウンシーンは無し)。映像ではフック連打でネルソンが少し良かったように見せたが、ホータリングもディフェンスしていた。ドローが妥当かもしれない。その後の二人。ホータリングはシャンバ・ミッチェルに判定負け、マイナー王座獲得。しかし、IBFインター王座戦(ウェルター級)に敗北するなど負けが込むようになっていった。ネルソンはNBAライト級王座獲得。しかしその後、三連敗で引退。ホータリングと同様、トップには立てなかった。)
①「vacant NABF Super Lightweight Title
Alex Trujillo vs. Mark Suarez」
②「Super Lightweight
Ivan Robinson vs. Alric Johnson」
③「vacant NBA Lightweight Title
David Armstrong vs. Lemuel Nelson」
④「vacant IBC Americas Super Lightweight Title
Frank Houghtaling vs. Lemuel Nelson」
アントニオ・ディアス(Antonio Diaz)のページ
(アイバン・ロビンソン戦、シェーン・モズリー戦、ハビエル・カストロ戦)




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