2025年8月22日金曜日

バーナード・ダン(Bernard Dunne)&ニッキー・クック(Nicky Cook)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

欧州フェザー級。「ダン vs.ラミレス、バルデス」「クック vs. ウィリアムス」「フランプトン vs. ボロニン」を紹介します。


バーナード・ダン(アイルランド)

身長170cm:オーソドックス(右構え)


ニッキー・クック(英国)

身長169cm:オーソドックス(右構え)


バーナード・ダン 1R KO シモン・ラミレス

(フェザー級戦、2003年)

バーナード・ダン(Bernard Dunne)&ニッキー・クック(Nicky Cook)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

ダン:左ジャブ、右ストレート、フック

ラミレス:左ジャブ、右ストレート、フック

(ダウンシーン)

1R:左フックでラミレスがダウン

(感想:デビュー間もない者同士の対戦。アイルランド出身のダン。これがプロ三戦目。ラミレスはオクラホマの選手。直前の試合はTKO負け。オクラホマ州ノーマンでの一戦。共にジャブ、左フック。バランスが良いダン。左フックをダブルで打ったりする。右ストレート、左ボディ打ちも巧い。ラミレスも左フックを振るうが、左フックでダウン。10カウント内に立てず、KO。共に左フックを武器とする者同士の勝負はよりバランスが良いダンの圧勝。動きも良かった。その後、ラミレスは「4回戦ボクサー」でキャリア終了。)


バーナード・ダン 10R 判定 アドリアン・バルデス

(フェザー級戦、2004年)

バーナード・ダン(Bernard Dunne)&ニッキー・クック(Nicky Cook)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

ダン:左ジャブ、右ストレート、フック

バルデス:右ジャブ、左ストレート、フック

(感想:これまで13連勝(8KO)のダン。バルデス(メキシコ)は14勝(6KO)2敗3分。メキシコ王座(スーパーバンタム級)を獲得したことがある。ミネソタ州メープルウッドでの一戦。サウスポーのバルデス。距離を取りながら右ジャブ、左ストレート、左フック。カウンター狙いの受け身の姿勢で、主導権を取るような戦い方ではない。ダンは左を使いながら前進。右ストレート、左フックで攻めるが、バッティングで1Rに額から出血。それでも攻めるダン。バルデスの左カウンターをディフェンス。10R終了。判定は3-0。時折右ストレート、左フックをヒットさせてダンが勝利。バルデスの左ストレートは悪くはなかったが、積極さに欠けた。その後、バルデスは北米王座(フェザー級)に挑戦してTKO負け。ダンは勝ち続け、WBA世界スーパーバンタム級王者に。)


ニッキー・クック 2R KO ダッツォ・ウィリアムス

(英国・英連邦・欧州フェザー級王座統一戦、2005年6月)

バーナード・ダン(Bernard Dunne)&ニッキー・クック(Nicky Cook)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

クック:左ジャブ、右ストレート、フック   

ウィリアムス:左ジャブ、右ストレート、フック   

(ダウンシーン)

2R:左ボディフックでウィリアムスがダウン

(感想:クックがタイトル統一。ロンドン出身の白人同士の対戦。英連邦・欧州王者クック(25歳)はこれまで24連勝(14KO)。WBFインターコンティネンタル王座(スーパーフェザー級)獲得、防衛。英連邦王座、次いで欧州王座(フェザー級)獲得。英国王者ウィリアムス(31歳)は12勝(3KO)2敗。デビューから連勝後、二連敗。そこからさらに連勝。英国王座(フェザー級)獲得、防衛。ロンドン東部ダゲナムでの注目の一戦。共に坊主頭で見た目が似ている。攻める姿勢のクック。ジャブで先手を取り、右ストレート、ボディ打ち。ウィリアムスはフックで応戦。2R、左ボディでウィリアムスがダウン。立てず、10カウント。クックがボディ攻めで勝利。積極さで早く勝負がついた。ウィリアムスはこれが最後の試合に。その後のクック。決定戦でスティーブン・ルエバノにKOされてWBO世界フェザー級王座獲得ならず、初黒星。アレックス・アーサーから判定でWBO世界スーパーフェザー級王座奪取。しかし、初防衛に失敗。意外に活躍できなかった。)


カール・フランプトン 3R TKO ユーリー・ボロニン

(スーパーバンタム級戦、2010年9月)

バーナード・ダン(Bernard Dunne)&ニッキー・クック(Nicky Cook)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

フランプトン:左ジャブ、右ストレート、フック

ボロニン:右ジャブ、左ストレート

(ダウンシーン)

2R:右フックでボロニンがダウン

(感想:ベルファスト出身のフランプトン。アマチュアからプロへ。これまで6連勝(3KO)。ニックネームは「The Jackal」「Brick Fists(煉瓦の拳)」。ウクライナのボロニンは27勝(18KO)11敗2分。WBCの地域王座(フェザー級)を獲得したことがあるが、このところ二連敗中。ベルファストでの一戦。サウスポーのボロニン。忙しく動きながら右ジャブ、左ストレート。フランプトンはブロックしてワンツー、左ボディ。テクニックで勝負するボロニン。フランプトンはパワー。特に左フックが強い。2R、右フックでボロニンがダウン。3R、ボロニンがロープ際で連打されたところでストップ。フランプトンが積極的な姿勢で勝利。ボロニンはストップに不満のようだったが、勝てそうもないほどパワーに欠けていた印象。その後、ボロニンは全敗。フランプトンは英連邦王座(スーパーバンタム級)などを獲得後、IBF世界スーパーバンタム級王座獲得。WBA王座も獲得して王座統一。WBA世界フェザー級王座、WBO世界フェザー級暫定王座も獲得し、二階級制覇達成。)


①「Featherweight 

Bernard Dunne vs. Simon Ramirez」

②「Featherweight 

Bernard Dunne vs. Adrian Valdez」

③「BBBofC, Commonwealth Boxing Council and EBU Featherweight Title

Nicky Cook vs. Dazzo Williams」

④「Super Bantamweight 

Carl Frampton vs. Yuriy Voronin」

 

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