2025年7月18日金曜日

ルイ・ゴミス(Louis Gomis)&フランシスコ・テヘドール(Francisco Tejedor)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

アフリカ出身のバンタム級ゴミス。「ゴミス vs. スティーブ・ウェストン、リー・カーグル」&「テヘドール vs. ゴメス」を紹介します。


ルイ・ゴミス(フランス)

身長 cm:オースドックス(右構え)

ルイ・ゴミス(Louis Gomis)&フランシスコ・テヘドール(Francisco Tejedor)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

ルイ・ゴミス 3R TKO スティーブ・ウェストン

(バンタム級戦、1986年)

ゴミス:左ジャブ、右ストレート、左右フック

ウェストン:左ジャブ、右ストレート、左フック   

(ダウンシーン)

3R:右フックでウェストンがダウン

(感想:ゴミスはセネガル出身でフランス国籍の黒人。1984年のロス・オリンピックにも出場。プロではこれまで無敗。ロスオリンピック・フライ級金メダリストのスティーブ・マクローリーとは引き分け。ウェストンはフロリダの選手で、勝ったり負けたり。シュガー・ベビー・ロハス、オルランド・カニザレスに負けている。パリでの一戦。ジャブ、右ストレートで先制攻撃するウェストン。ゴミスはディフェンスしながら距離を取ってジャブ。バランスが良く、右ストレートと左フックの打ち方も良い。3R、右フックでウェストンがダウン。立ったがウェストンのセコンドがリングインして試合終了。ウェストンはジャブを連打したり、強そうな右ストレートでよく攻めたが、総合力でゴミスが勝利した。その後のウェストン。ブランクがちにリングに上がったが、敗北多し。レジリオ・ツールには2RでTKO負け。)

 

ルイ・ゴミス 4R TKO リー・カーグル

(バンタム級戦、1986年)

ゴミス:左ジャブ、右ストレート、左右フック

カーグル:左ジャブ、右ストレート、左フック   

(ダウンシーン)

3R:連打でカーグルがスタンディングダウン

4R:連打でカーグルが2度、スタンディングダウン

(感想:パリでの一戦。アフロヘアーのカーグル(オクラホマの選手)は負けが多い男だが、速いジャブを打つ。しかしながら、それ以外のパンチはゴミス。左フックが巧いゴミスがスピーディーな連打でカーグルを追い込む。3R、4Rのスタンディングダウン。レフェリーストップ。ゴミスはボディ打ちも巧く、接近戦でもいいパンチを当てていた。その後の二人。カーグルは負けまくって通算戦績36勝(18KO)117敗1分。しかしKO負けは意外に少なく30回。ゴミスはアントワンヌ・モンテロから欧州バンタム級王座獲得。しかし、世界挑戦を一度もすることなく無敗のまま引退。何があったのだろう?)


フランシスコ・テヘドール(コロンビア)

身長169cm:オースドックス(右構え)

ルイ・ゴミス(Louis Gomis)&フランシスコ・テヘドール(Francisco Tejedor)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

フランシスコ・テヘドール 12R 判定 クワテモク・ゴメス

(WBC・FACARBOXバンタム級タイトル戦、2002年)

テヘドール:左ジャブ、右ストレート、左フック

ゴメス:左ジャブ、右ストレート、フック   

(感想:テヘドールがタイトル獲得。コロンビアの黒人テヘドールはこれまで45勝(31KO)11敗1分で35歳。地元でデビューし、連戦連勝。全勝のままウンベルト・ゴンザレス(メキシコ)のWBC世界J・フライ級王座に敵地で挑戦したが、KO負け。階級を上げ、決定戦でIBF世界フライ級王座獲得。しかし、初防衛戦の相手は「ダイナマイト」ダニー・ロメロ。判定で王座陥落。王座奪回を目指してマーク・ジョンソンと決定戦を行ったが、KO負け。以来、負けが込んでいる。48勝(28KO)11敗で32歳のゴメス(メキシコ)は背は低いが、ガッチリした体でタフ。メキシコ王座(フライ、バンタム級)、WBAの地域王座(バンタム級)を獲得しているが、薬師寺保栄のWBC世界バンタム級王座への挑戦は判定負け。フロリダ州キシミーでの一戦。ジャブ&フットワークのテヘドール。距離を取りながら右ストレートを伸ばす。ファイターのゴメスはジャブを使うことなくいきなりの右ストレート、左フック。踏み込んで打つ右にパワー。攻めるゴメス、距離を取るテヘドール。5R、テヘドールの右ストレートがヒット。攻めが雑なゴメスは8Rにローブローで減点。その後もタフネスを見せるゴメスだが、テヘドールを詰めきれず12R終了。判定は3-0(ダウンシーンは無し)。テヘドールはKO数は多いがハードヒッターではなくボクサータイプ。しかもバンタム級の体ではない。無理に打ち合わず、タフな相手を巧くさばいた。しかしその後は階級が上の選手たちに敵わず、全敗。ラストファイトの相手は日本でもおなじみジョニー・ゴンザレス。1RでTKO負けだった。ゴメスは次の試合でダニー・ロメロにTKO負け。WBCのFACARBOX王座奪回に挑戦してTKO負け。負けが増えていったが、2007年までリングに上がった。)

FACARBOX:WBC傘下。中央アメリカの王者を認定する団体。


①「Bantamweight 

Louis Gomis vs. Steve Whetstone」

②「Bantamweight 

Louis Gomis vs. Lee Cargle」

③「WBC FECARBOX Bantamweight Title

Cuauhtemoc Gomez vs. Francisco Tejedor」

 

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