2025年7月31日木曜日

アダム・リチャーズ(Adam Richards)&ゲイブ・ブラウン(Gabe Brown)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

ヘビー級。「リチャーズ vs. ギルバート、ベリーマン」、「ブラウン vs. ギルバート、レナート」を紹介します。


アダム・リチャーズ(アメリカ)

身長188cm:オースドックス(右構え)


ゲイブ・ブラウン(アメリカ)

身長188cm:オースドックス(右構え)


アダム・リチャーズ 2R TKO ルイス・ギルバート

(ヘビー級4回戦、2001年3月)

アダム・リチャーズ(Adam Richards)&ゲイブ・ブラウン(Gabe Brown)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

リチャーズ:左ジャブ、右ストレート、フック

ギルバート:左ジャブ、右ストレート、フック

(ダウンシーン)

1R:左ジャブカウンターでリチャーズがダウン

2R:左フックでギルバートがダウン

(感想:リチャーズ(20歳)はテネシー州スマーナ出身。アマチュア王者からプロへ。これがデビュー戦。ギルバート(33歳)はミシシッピ州トゥーペロ出身の黒人で、3勝(1KO)6敗。ペンシルベニア州フィラデルフィアでの一戦。突き刺すようにジャブを出すギルバート。トリッキーで大きな動き、振りの大きいパンチ。リチャーズはガードをしっかり固めて前進するが、左ジャブがカウンターで入ってダウン。しかし、基本的な巧さはリチャーズ。パワフルな右ストレート、左ボディ打ち。2R、コーナー付近での左フックでギルバートがダウン。立ったが、ストップ。リチャーズが強打で勝利。ダウンを食ったジャブ以外にも打たれるシーンがあり、プロとして経験を積んでいかなければならない未完成さがあった。ギルバートはバタバタした隙の大きいボクシング。冷静に隙を突いてくる相手には勝てない根本的な欠点があった。)


アダム・リチャーズ 2R KO マイロン・ベリーマン

(ヘビー級4回戦、2001年4月)

アダム・リチャーズ(Adam Richards)&ゲイブ・ブラウン(Gabe Brown)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

リチャーズ:左ジャブ、右ストレート、フック

ベリーマン:ジャブ、ストレート、フック

(ダウンシーン)

1R:右ストレートでベリーマンがダウン

2R:左アッパーでベリーマンがダウン

(感想:リチャーズのプロ二戦目。ベリーマン(32歳)はオハイオ州の黒人。デビューから二連続KO負け。イリノイ州エルジンでの一戦。1R、アップライトな姿勢で真っ直ぐ攻めるベリーマン。ディフェンスに甘さ。リチャーズは強引に仕掛ける。パンチ自体はいいが、大振りのパンチを食ったりする。サウスポーにスイッチするベリーマンだが、左フックを食う。そして、左フックからの右ストレートでダウン。2R、バックハンドをレフェリーに警告されるベリーマン。強烈な左アッパーでダウン。立てず、KO。リチャーズがパワーで勝利。しかし、この選手は不用意に打たれる。ディフェンスが課題。ベリーマンはバタバタした動きでド下手な選手。一体、誰からボクシングを習ったのだろう? ホントにプロのライセンスを持っているのだろうか? アメリカでは不正にライセンスが発行される場合もあるというが・・・。その後の二人。ベリーマンは次の試合にKO勝ち。しかし、その後は負けが多く、敗北は全てKOだった。リチャーズは次の試合でTKO負け、初黒星。連勝後、TKO負け。マルコ・フックのWBO世界クルーザー級王座に挑戦するチャンスを得たが、3RでKO負け。それを最後に引退。)


ゲイブ・ブラウン 3R KO ルイス・ギルバート

(ヘビー級戦、2001年6月)

アダム・リチャーズ(Adam Richards)&ゲイブ・ブラウン(Gabe Brown)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

ブラウン:左ジャブ、右ストレート、フック

ギルバート:左ジャブ、右ストレート、フック

(ダウンシーン)

3R:連打でギルバートがダウン

(感想:ブラウン(29歳)はフロリダ州ペンサコーラ出身の黒人で、ニックネームは「Big G」。これまで8連勝(5KO)。ギルバート(33歳)はリチャーズに敗れて3勝(1KO)7敗。ミシシッピ州トゥニカでの一戦。何とも個性的な体型のブラウン。ハラが出て、たるんでいる。ただ、動きは悪くなく、ジャブから入っていく。ギルバートは相手の巨体を警戒して足で距離を取り、ジャブ。そして、打ってはクリンチ。やはりブラウンは太り過ぎ。ムダな贅肉のせいで腰の回転が悪く、フックが手打ち気味で不正確。3R、ゴツい連打でギルバートがダウン。立てず、10カウント。ブラウンが強引に勝利。良いパンチもあったが、雑なシーンも。ギルバートはそんな相手の隙を突けるレベルの選手ではなかった。その後のギルバート。勝ったり負けたり。あのバタービーンと引き分け後、四連敗で引退。)


ジョー・レナート 6R 判定 ゲイブ・ブラウン

(ヘビー級戦、2001年8月)

アダム・リチャーズ(Adam Richards)&ゲイブ・ブラウン(Gabe Brown)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

ブラウン:左ジャブ、右ストレート、フック

レナート:左ジャブ、右ストレート、フック

(ダウンシーン)

5R:右ストレートでレナートがダウン

(感想:ブラウンのギルバート戦の次の試合。レナートはオハイオ州クリーブランド出身の白人。これまで5勝(2KO)10敗1分で、パッとしない戦績。このところ二連敗中。ウェストバージニア州チェスターでの一戦。ジャブを使うレナート。太り過ぎのブラウンはスタミナ切れ。前進してフックを振るうが、攻撃が続かない。5R、左フックからの右ストレートでレナートがダウン(見事なコンビネーションだった)。しかし、レナートは立ち上がり、体勢を立て直す。6R終了。判定は2-1。レナートがジャブで勝利。初黒星のブラウン。長いラウンドになってくると勢いが落ちる欠点。ハラがダブついた身体を絞るのは不可能か? その後の二人。レナートはアルフレッド・コールに判定負けするなど多くの敗北。ブラウンはクリフォード・エティエンヌにTKO負け、WBC米大陸王座に挑戦して1RでTKO負け。最後は連敗続きで引退。一定のレベル以上の実力者には勝てなかった。)


①「Heavyweight 

Adam Richards vs. Lewis Gilbert」

②「Heavyweight 

Adam Richards vs. Myron Berryman」

③「Heavyweight 

Gabe Brown vs. Lewis Gilbert」

④「Heavyweight 

Gabe Brown vs. Joe Lenart」

 

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