2025年2月26日水曜日

フランソワ・ボタ(Francois Botha)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

IBF世界ヘビー級王者。短期間の王座。フィル・スコット戦、アクセル・シュルツ戦、ジェームス・スタントン戦を紹介します。

フランソワ・ボタ(Francois Botha)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

フランソワ・ボタ(南アフリカ)

身長188cm:オーソドックス


フランソワ・ボタ 7R TKO フィル・スコット

(ヘビー級戦、1994年)

ボタ:左ジャブ、右ストレート、フック

スコット:左ジャブ、右ストレート、フック

(ダウンシーン)

2R:右ストレートでスコットがダウン

(感想:南アフリカの白人ボタ(25歳)。ニックネームは「The White Buffalo」。これまで31戦全勝(17KO)でWBA5位。地元とアメリカで試合をしてきたが、このところアメリカが主戦場。ただし、相手は中堅どころがほとんど。スコット(30歳)はイリノイ州シカゴの黒人で13勝(9KO)3敗。デビュー二戦目で後のIBF世界クルーザー級王者アドルフォ・ワシントンに判定負け。その後、連勝だったが、世界を目指すダネル・ニコルソンにTKO負け。直前の試合ではTKO負け。二連敗の状況でボタと対戦。ラスベガス「ミラージュ」での一戦(リングアナはジミー・レノン・ジュニア)。ボタはゴツい身体。スコットはスキンヘッド&ヒゲで強そうに(少し)見える。左のガードを下げて斜めに構えるボタ。ジャブ、右ストレート、フック。接近戦でのフックに器用さと重さ。スコットはジャブ、ワンツー。左フックに思い切りの良さとパワー。動きのスピードは両者同じくらい(それほど速くはない)。2R、左フックからの右ストレートでスコットが場外に転落するダウン。その後は接近戦。攻めるボタ。ボディ打ちに巧さを見せるが、真っ直ぐ攻めるクセ&のらりくらりとした動き。スコットは打ち返して粘る。6R、打たれるスコット。このラウンド終了後、棄権。ボタが重いパンチで勝利。しかし、ディフェンスと集中力に課題がありそう。スコットは頑張ったが、そこまで。これが最後の試合に。)


フランソワ・ボタ 12R 無効試合 アクセル・シュルツ

(IBF世界ヘビー級王座決定戦、1995年)

ボタ:左ジャブ、右ストレート、フック

シュルツ:左ジャブ、右ストレート、フック

(感想:フィル・スコット戦後も連勝のボタ。これまで35連勝(21KO)。IBF1位として初の世界挑戦。2位のシュルツはドイツ人(「いかにもドイツ人」といった感じの名前)。デビューから連勝でドイツ王座を獲得したが、欧州王座戦でヘンリー・アキンワンデ(後、WBO王者に)に判定負け、初黒星。ジェームス・スミスに判定勝ちしてジョージ・フォアマンのIBF王座に挑戦したが、判定負け。その採点が微妙なものであったことからIBFはフォアマンにシュルツとの再戦を命じたが、フォアマンはこれを拒否、王座剥奪。その決定戦にシュルツが出場できることに。フォアマン戦に続いて二試合連続IBF王座挑戦となる。ドイツ・シュトゥットガルトでの一戦(ドン・キング、セドリック・クシュナーによる共同プロモート。リングアナはマイケル・バッファ、レフェリーはルディ・バトル。会場ではIBF世界ライトヘビー級王者ヘンリー・マスケ、ボタの妻(派手な女)、シュルツの恋人が観戦)。共に27歳。ゴング前、ボタは自信タップリの表情。シュルツは帽子を目深にかぶって表情がよく見えない。1R、開始から仕掛けるボタ。接近して左右フックボディ打ち。そしてジャブ、ワンツー。シュルツはガードをしっかり上げてジャブ、ストレート。シュルツの右ストレートでボタのマウスピースがポロリと落下。その後も手数でボタ。シュルツはドイツ人らしい堅実なボクシングであるが、畳み掛けるような攻めをしない地味な戦いぶり。終盤はボタがスタミナ切れでクリンチ。シュルツがストレートで攻める。12R終了。ボタは両手を上げて自身の勝利を確信。判定は2-1(ダウンシーンは無し)。ボタが手数で無敗のまま世界王者に。シュルツは攻めが地味すぎた。ところが後日、ボタのステロイド使用が発覚し、試合は「無効」扱いに(ただし、短い期間だったが「王座獲得」が認められ、その後「剥奪」という形に)。ボクシングを汚し、対戦相手やファンを裏切る「薬物使用」。本来ならボタは「永久追放」すべきだが、何と驚くべき事に再起戦で世界挑戦。一方のシュルツは何とその次の試合もIBF王座挑戦。しかし、マイケル・モーラーとの決定戦に判定負け。善戦だったが、プロらしい攻めに欠ける試合ぶり。結局、これが最後の世界挑戦になってしまった。)


フランソワ・ボタ 10R KO ジェームス・スタントン

(NABAヘビー級王座決定戦、1997年)

ボタ:左ジャブ、右ストレート、フック

スタントン:左ジャブ、右ストレート、フック

(ダウンシーン)

3R:連打でスタントンがダウン

10R:ワンツーでスタントンがダウン

(感想:ボタがタイトル獲得。空位のIBF王座。マイケル・モーラーとアクセル・シュルツによる決定戦が行われ、モーラーが判定で王座返り咲き。初防衛戦の相手はボタ。TKOでボタ初黒星。そして「IBF4位」としてスタントンと再起戦。これまで16勝(8KO)2敗のスタントン(24歳)はペンシルベニア州フィラデルフィアの黒人。デビューから連勝だったが、判定で初黒星。オリバー・マッコールにTKO負け。二連敗の状況でボタ戦。マイアミでの一戦。共にジャブ、右ストレートに良さ。ボタはそれに加え、ボディ攻撃。3R、右ストレートが目に当たったスタントン。連打でダウン。その後もスタントンは良い打ち方で右ストレート、左フック、アッパーを使うが、攻められて受け身に。ボタが右ストレート、ボディ打ちで優勢。10R、ボタが右ストレート。そしてワンツーでスタントンがダウン。立てず、カウントアウト。ボタが快勝。攻めの姿勢で押し切った。スタントンは負けたが、なかなか良いパンチの持ち主。ただ、ボタとは経験で大きく劣った。その後の二人。スタントンはフランキー・スウィンデル、デビッド・ベダー、ラリー・ドナルドに敗北。タイトルとは縁が無かった。ボタはマイク・タイソン、レノックス・ルイス(WBC・IBF戦)、ウラジミール・クリチコ(WBO戦)に敗北。WBF王座を獲得、防衛。イベンダー・ホリフィールド、マイケル・グラントにWBF戦でKO負け。確かな強さがあり、わずかな期間ながら世界王者になれたが実力者には敗北。ヘビー級は競争がかなり激しい。)


①「Heavyweight 

Frans Botha vs. Phil Scott」

②「vacant IBF World Heavyweight Title

Frans Botha vs. Axel Schulz」 

③「Heavyweight 

Frans Botha vs. James Stanton」 

 

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