北米J・ミドル級王者。クロンクジム所属。ジェームス・グリーン戦、ジェフ・ネルソン戦、マイク・マッカラム戦を紹介します。
デビッド・ブラクストン(アメリカ)
身長179cm:オーソドックス
①デビッド・ブラクストン 12R 判定 ジェームス・グリーン
(北米J・ミドル級タイトル戦、1983年)
ブラクストン:左ジャブ、右ストレート、フック
グリーン:左ジャブ、右ストレート、フック
(感想:ブラクストンがタイトル初防衛。トーマス・ハーンズ型のボクサーファイター、ブラクストン。実に素質のある有望選手で、ニックネームは「マシンガン」。アマチュアを経験後、プロへ。デビュー以来、連勝だったが同じ「クロンクジム」のデュアン・トーマスに2-1で敗北、初黒星。その後は連勝。決定戦で北米J・ミドル級王座獲得。グリーンと初防衛戦。グリーンは「岩石男」。背は低いが(164cm)、タフでパンチがある。ウィルフォード・サイピオンに勝利したが、フランク・フレッチャーとの全米ミドル級王座戦にTKO負け。階級を下げて今度は北米王座を狙う。ニュージャージー州トトワでの一戦。ブラクストン(金色トランクス&アフロヘアー)のセコンドにはおなじみエマヌエル・スチュワード。グリーンにはルー・デュバ。ゴング。まるで全く違う階級であるかのように身長差がある二人(ブラクストンはアフロヘアーであるためかさらに大きく見える)。よく鍛えられた身体のブラクストンの動きは「J・ミドル級時代のトーマス・ハーンズ」といったところ。足で距離を取りながらジャブ。しかしながら、ハーンズとは違ってパワーはそこそこ。速いワンツーなどハンドスピードで勝負する。グリーンはジャブ、右ストレート、接近してフック攻撃。一つ一つのパンチにパワーを込める。3R、ブラクストンが左フックを食ってピンチ。その後はブラクストンがワンツーからの左フックといったコンビネーション、手数。グリーンはパワフルだが、攻撃がやや単発。一進一退のまま12R終了。判定は2-1。ブラクストンの手数が評価されたか(ダウンシーンは無し)。互いに「欠けているもの」があった試合。ブラクストンにもっとパワーがあれば、グリーンにコンビネーションする器用さがあれば、といったところ。その後、グリーンは大きな勝利は無かったが、ジョン・ムガビ、ドナルド・カリー、マイケル・オラジデといった当時の実力者と対戦した。)
②デビッド・ブラクストン 2R KO ジェフ・ネルソン
(ミドル級戦、1985年)
ブラクストン:左ジャブ、右ストレート、左フック
ネルソン:左ジャブ、右ストレート、フック
(ダウンシーン)
2R:ワンツーでネルソンがダウン
(感想:グリーン戦後も勝ち続けるブラクストンがノンタイトル戦。ネルソンは勝ったり負けたりの選手で、ジョン・ムガビ、ジュリアン・ジャクソンに倒されたことがある。デトロイトでの一戦。共に速いジャブ。ブラクストンがトーマス・ハーンズ殺法(左のガードを下げた構えからジャブ。ハーンズにソックリな足さばき。まるでコピーのよう)。ネルソンはディフェンスしながら距離を取るが、動きが妙に大きい。しかし、右ストレート、左フックに力強さがあり、右ストレートからの左ジャブといったテクニックも使う。2R、ワンツーでネルソンが前のめりにダウン。倒れると同時にレフェリーは試合を止めた。ブラクストンが多彩な左パンチを見せ、最後はキレイなワンツーで勝利。ネルソンは良いところもあったが、隙が大きかった。その後、ネルソンは全敗でキャリア終了。)
③マイク・マッカラム 8R TKO デビッド・ブラクストン
(WBA世界J・ミドル級タイトル戦、1985年)
ブラクストン:左ジャブ、右ストレート、フック
マッカラム:左ジャブ、右ストレート、フック
(感想:マッカラムがタイトル防衛。これまで34勝(24KO)1敗のブラクストンがついに初の世界挑戦。王者マッカラムはジャマイカ出身のテクニシャンで、これまで全勝。ボディ打ちの名手であることから「ボディスナッチャー」と呼ばれる。決定戦で王者になり、これが二度目の防衛戦。マイアミでの一戦。共に軽快な動きから速いジャブ。しかしながら、さすがマッカラム。同じように速いジャブを使うが、ヒットするのはマッカラムの方。伸びと正確さがある。ブラクストンはボディを攻める。互いにディフェンス。4Rに大きな変化。マッカラムのワンツー、左ボディなどが次々にヒット。ブラクストンがピンチ。5R、ブラクストンが右ストレート、左フック、ボディ連打で反撃。7R、マッカラムがフットワーク&ジャブ。ブラクストンが左眉をカットし、ドクターチェック。8R、キズによりストップ。マッカラムがジャブで勝利(ダウンシーンは無し)。共に速いパンチを出し合った試合。ブラクストンのパンチは回転が速くて悪くはなかったが、マッカラムのパンチには伸びがあった。その後の二人。マッカラムは当時の実力者(ジュリアン・ジャクソン、ドナルド・カリー、スンブ・カランベイら)に勝利し、最終的に三階級制覇。ブラクストンは北米王座戦に勝利したが薬物使用が発覚し、王座剥奪。さらに後の世界王者スティーブ・リトルに敗れるなど大きな活躍は無かった。)
①「NABF Super Welterweight Title
David Braxton vs. James Green」
②「Middleweight
David Braxton vs. Jeff Nelson」
③「WBA World Super Welterweight Title
Mike McCallum vs. David Braxton」
マイク・マッカラム(Mike McCallum)のページ
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