IBFインター王者(ヘビー級)。迫力の表情。カルロス・モンロー戦、デビッド・トゥア戦、アグスチン・コーパス戦を紹介します。
オベド・サリバン(アメリカ)
身長191cm:オーソドックス(右構え)
①オベド・サリバン 10R 判定 カルロス・モンロー
(ヘビー級戦、1997年)
サリバン:左ジャブ、右ストレート、フック
モンロー:左ジャブ、右ストレート、フック
(ダウンシーン)
3R:左ジャブでモンローがダウン
(感想:サリバンはこれまで27勝(19KO)1敗1分。ニックネームは「The Fighting Marine」。デビュー三戦目に敗れたが、その後は快調。IBFのインター王座を獲得、防衛。モンローはデカい選手(198cm)で、10勝(6KO)4敗。ウラジミール・クリチコに反則負けしたことがある。テネシー州ナッシュビルで行われたアメリカ黒人同士の一戦。ジャブ連打、ワンツーのモンロー。サリバンは前傾姿勢で狙うような構えからジャブ、接近して左フック。共に左のガードを下げた構えで、接近戦ではもみ合い、クリンチ。距離を取って戦いたいモンロー。サリバンは攻めるが動きの機敏さに欠け、決定打を打ち込めない。3R、左ジャブでモンローがダウン。その後はスタミナ切れもあってモンローは受け身でクリンチが多くなっていき、左目が腫れていく。10R終了。判定は3-0。攻める姿勢でサリバンの勝ち。正直なところ「ダメな重量級の試合」だった。互いに動きのキレに欠け、しかも不器用で、接近してはクリンチの繰り返し。モンローは良いワンツーを持っていたが、スタミナに欠けていた。その後、モンローはクリチコとの再戦でTKO負け(ラストファイト)し、中堅どころで終わった。サリバンは次の試合でハシム・ラクマンに敗北。)
②デビッド・トゥア 1R KO オベド・サリバン
(IBFインター・ヘビー級、全米ヘビー級タイトル戦、2000年)
サリバン:左ジャブ
トゥア:左ジャブ、フック
(ダウンシーン)
1R:左フックでサリバンがダウン
(感想:トゥアがタイトル防衛。ラクマン戦後のサリバンは苦闘。マイケル・グラント、ジェシー・ファーガソン(大ベテラン)、デリク・ジェファーソン(NABAヘビー級王座決定戦)に敗れ、ビタリ・クリチコのWBO世界ヘビー級王座挑戦にも敗北。これまで35勝(25KO)6敗1分1NC。トゥアはサモア出身の剛腕。身長は大きくはないが(178cm)腕っぷしには凄まじいものがあり、35勝(30KO)1敗。ラスベガス「MGM Grand」での一戦。実に個性的な髪型のトゥア(パイナップルのよう)。リングアナのコール&民族の音楽演奏。試合開始。共にジャブ。距離を取ろうとするサリバン。トゥアはジリジリと距離を詰めてプレッシャーをかける。左フックが効いたサリバン。さらに右フック、左フックをフォローされてダウン、KO。51秒であっけなく終了。サリバンはボクサータイプ。トゥアは爆発型のファイター。その違いがモロに結果となって表れた。何とも凄まじい強打を発揮して勝利したトゥアだが、世界にはさらに凄い奴が。レノックス・ルイス。WBC・IBF世界ヘビー級王座を懸けてトゥアと対戦(2000年11月)。ルイスが判定(3-0)で王座防衛。トゥアはその後も勝ち続けたが、それが唯一の世界戦となった。)
③オベド・サリバン 5R TKO アグスチン・コーパス
(ヘビー級戦、1997年)
サリバン:左ジャブ、右ストレート、フック
コーパス:左ジャブ、右ストレート、フック
(感想:トゥアに1RでKO負けして再起中のサリバン。コーパスはメキシカン。勝ったり負けたりの中堅どころで、このところ連敗中。フィラデルフィアでの一戦。スイッチヒッターのコーパス。ダッキングしながら前進し、大きなフック、ボディ攻撃。サリバンは接近戦に応じ、右ストレート、ボディ打ちで対抗。互いにブロックするが、パンチを当てる巧さはサリバン。打たれたコーパスは4R終了後に棄権した(ダウンシーンは無し)。正確なパンチでサリバンが勝利。コーパスの思い切りのいいフックは正確さには欠けていたが、迫力はあった(後、テキサス州ヘビー級王座獲得)。その後のサリバン。次の試合で北米ヘビー級王座獲得。しかし、初防衛に失敗。それが最後の王座戦に。大事な試合を落とし、世界王座に手が届かなかった。ヘビー級らしい見た目の迫力、パワーはあったが、スタミナ不足気味なところがあったのが残念。)
①「Heavyweight
Obed Sullivan vs. Carlos Monroe」
②「IBF Inter-Continental Heavyweight Title and USBA Heavyweight Title
David Tua vs. Obed Sullivan」
③「Heavyweight
Obed Sullivan vs. Agustin Corpus」
デビッド・トゥア(David Tua)のページ
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