WBA世界J・ウェルター級王者。フェリックス・ゴンサレス戦、コンスタンチン・チュー戦(初戦・再戦)ほかを紹介します。
シャンバ・ミッチェル(アメリカ)
身長170cm:サウスポー
①シャンバ・ミッチェル 5R TKO フェリックス・ゴンサレス
(ライト級戦、1991年)
ミッチェル:右ジャブ、左ストレート、フック
ゴンサレス:左ジャブ、右ストレート、フック
(感想:メリーランド州出身のミッチェル。身長はそれほど大きくはないが、ガッチリした体型でパワーがあるため「リトル・ビッグマン」と呼ばれた男。ゴンサレス戦は世界王者になる前の試合。これまで21戦全勝(10KO)。世界ランクにも入っている。ゴンサレスはアメリカの中堅選手で18勝(16KO)7敗。背が高く(180cm)、ニックネームは「Jawbreaker」(たぶん、相手を強烈にKOしたことがあるのだろう)。ニュージャージー州ウッドブリッジでの一戦。左右の構えの違いはあるが、共にジャブ。ミッチェルが踏み込みの速い左ストレート、右フック。ワンツーを打つゴンサレスだが、その長いパンチには隙もある。時折ミッチェルが左ストレートをヒットさせる(2Rほか)。5R、激しい打ち合い。ミッチェルの強烈な左右フック連打が炸裂したところでレフェリーストップ。ゴンサレスはストップ後に崩れ落ちた。ミッチェルが一気にラッシュして勝利。一流ボクサーの条件である「爆発力」があった。ゴンサレスはワンツー、左ボディ打ちは良かったが、ディフェンスに欠点。その後、二連敗で引退。)
②コンスタンチン・チュー 8R TKO シャンバ・ミッチェル
(WBA・WBC世界スーパーライト級王座統一戦、2001年)
ミッチェル:右ジャブ、左ストレート、フック
チュー:左ジャブ、右ストレート、フック
(感想:チューが王座統一。ゴンサレス戦後のミッチェル。元世界王者ロッキー・ロックリッジを破ったり、北米ライト級王座を獲得したりするなど好調だったが、レバンダー・ジョンソンにKOされて北米王座陥落、初黒星。再起戦でスティーブ・ジョンストンにTKO負け(ジョンソン、ジョンストンは後、世界ライト級王者に)。そこからは好調。カル・ライリー(モロッコ)を破ってWBA世界J・ウェルター級王座獲得。四度防衛後、WBC王者チューと統一戦。これまで47勝(29KO)2敗。25勝(21KO)1敗1分のチューはロシア出身で、主戦場はオーストラリア。独特の戦い方をする強打者。元々はIBF王者だったが、番狂わせで王座陥落。その後、WBC王座獲得。前回の防衛戦では元王者のフリオ・セサール・チャベスを破って、防衛に成功している。ネバダ州での一戦(リングサイドではザブ・ジュダーが観戦。TVインタビューを受ける)。フットワーク&ジャブ連打のミッチェル。そして、左ストレート、接近戦で連打。チューは左を使いながらジリジリ前進。右ストレート、独特の左フックにパワーを込め、左フックからの右ストレートといったコンビネーションも入れていく。忙しく動きながら手数を多く出すミッチェルだが、チューはひるまず前進。4R、チューがラフプレーで減点。7R、ラウンド中に足を痛めたミッチェル。7R終了後に棄権(ダウンシーンは無し)。序盤は軽快に足を使っていたミッチェルが失速して敗北。長年の戦いによるものだろう。チューはタフだった。)
③シャンバ・ミッチェル 10R 判定 フランク・ヒディングリング
(スーパーライト級戦、2002年)
ミッチェル:右ジャブ、左ストレート、フック
ヒディングリング:左ジャブ、右ストレート、フック
(感想:チューに敗れたミッチェルの再起二戦目。ヒディングリング(アメリカ)はニューヨーク州王座(スーパーウェルター級)を獲得したことがある中堅どころ。これまで16勝(4KO)7敗5分。ワシントンでの一戦。ヒラヒラしたトランクスのミッチェル。足を使ってリズミカルにジャブ連打、左ストレート、右ボディ。時折連打でラッシュしたりするところはかつての名選手ヘクター・カマチョにソックリ。ヒディングリングは普通の選手。ディフェンスしながらジャブ、右フック。しかし、攻撃をディフェンスされ、ミッチェルがサウスポーのテクニックでポイントを取っている印象。10R終了。判定は3-0(ダウンシーンは無し)。ハンドスピードで勝利したミッチェル。連打で攻めるシーンもあったが、KOできず。ヒディングリングはその後もリングに上がり続けたが、中堅どころにとどまった。)
④コンスタンチン・チュー 3R TKO シャンバ・ミッチェル
(IBF世界スーパーライト級王座統一戦、2004年)
ミッチェル:右ジャブ、左ストレート、フック
チュー:左ジャブ、右ストレート、フック
(ダウンシーン)
2R:連打でミッチェルがダウン
3R:右ストレート、連打、連打で3度、ミッチェルがダウン
(感想:チューが王座統一。ヒディングリング戦後のミッチェル。ビンス・フィリップス、ベン・タッキーに勝利。IBF世界スーパーライト級王者チューが負傷のため、IBF世界スーパーライト級暫定王座決定戦に出場して王座獲得。防衛にも成功。そして正規王者チューとの「因縁の再戦」。アリゾナ州グレンデールで行われた正規王座と暫定王座の統一戦。ドレッドヘアーのミッチェル。気合いの入った表情。初戦の続きであるかのようにジャブを連打し、左ストレートを伸ばす。2R、右ストレートが効いたミッチェル。連打でダウン。しかし、打ち合いに応じる。3R、またしても右ストレートを食ってダウン。さらにダウンを追加し、ミッチェル惨敗。チューが強打で圧勝。同じように打ち合うのであればパワーがある方が勝つのが妥当。その後のミッチェル。北米ウェルター級王座を獲得したが、フロイド・メイウェザー・ジュニアにTKO負け。世界王座に返り咲くことはなかった。サウスポーのスピードスターだったが、もう少しパンチがあれば、といったところ。)
①「Lightweight
Sharmba Mitchell vs. Felix Gonzales」
②「WBA・WBC World Super Lightweight Title unification
Sharmba Mitchell vs. Kostya Tszyu」
③「Super Lightweight
Sharmba Mitchell vs. Frank Houghtaling」
④「IBF World Super Lightweight Title
Kostya Tszyu vs. Sharmba Mitchell」
コンスタンチン・チュー(Konstantin "Kostya" Tszyu)のページ
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カリ・ライルー(Khalid Rahilou)のページ
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