2024年9月21日土曜日

ジョン・マーク・アポリナリオ(John Mark Apolinario)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

亀田興毅との世界戦でおなじみ。ジェシー・アルバラシン戦、ロベルト・バスケス戦(初戦・再戦)を紹介します。

ジョン・マーク・アポリナリオ(John Mark Apolinario)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

ジョン・マーク・アポリナリオ(フィリピン)

身長164cm:オーソドックス(右構え)


ジェシー・アルバラシン 4R 判定 ジョン・マーク・アポリナリオ

(バンタム級4回戦、2008年)

アポリナリオ:左ジャブ、右ストレート

アルバラシン:右ジャブ、左ストレート、フック

(ダウンシーン)

1R:右フックでアポリナリオがダウン

(感想:フィリピンのアポリナリオ。デビューから連勝中。同国人のアルバラシンと対戦。アルバラシンは直前の試合(フィリピン・フライ級王座戦)で判定負け。これが再起戦となる。ケソンシティでの一戦。実に力強いアルバラシン。サウスポーでマニー・パッキャオにソックリな攻め方。ジャブ、左ストレート。そして右フックでダウンを奪う。その後、互いにワンツー。アポリナリオの右ストレートが入るシーンもあるが、連打・攻める勢いでアルバラシン優勢。4R、突然停電になるハプニング。アルバラシンが攻めの姿勢のまま4R終了。判定は3-0。アポリナリオは古い時代の選手のよう。ジャブ、ワンツー。しかし、それだけでは精力的かつパワフルな相手を止めることはできない。なかなか強かったアルバラシン。後、WBOオリエンタル・スーパーフライ級王座獲得。しかし意外なことに世界挑戦のチャンスは無かった。)


ロベルト・バスケス 12R 引分 ジョン・マーク・アポリナリオ

(WBA世界バンタム級暫定王座決定戦、2012年)

アポリナリオ:左ジャブ、右ストレート、左フック

バスケス:右ジャブ、左ストレート、フック

(感想:初黒星後、さらにTKO負けしたアポリナリオ。その後、決定戦でWBOオリエンタル・スーパーフライ級王座を獲得し、大きなチャンス到来。「暫定」ではあるが、王座決定戦に出場。バスケス(パナマ)は元WBA世界ライトフライ級王者であり、元WBA世界フライ級暫定王者。正規王者の坂田健史とのフライ級王座統一戦に敗れ、階級を上げて、この挑戦。アルゼンチン・コロンでの一戦。サウスポーのバスケス。攻める姿勢で右ジャブ、左ストレート、接近してフック。アポリナリオは強くなった。ジャブ、ワンツー、そして右ストレートからの左フック。共にディフェンス(ブロック)。前に出るバスケス、手数で応戦するアポリナリオ。4R、連打するアポリナリオが右ストレートをヒットさせるが、バスケスの左ストレートもヒット。11Rにもアポリナリオは連打でラッシュ。最終ラウンド終了時、共に両手を上げて自身の勝利をアピール。判定は引き分け(ダウンシーンは無し)。バスケスは攻めてはいたが動きのスピードが遅いため攻撃をブロックされるシーンが多かった。正直なところ、魅力に乏しい戦いぶり。アポリナリオは迎え撃つ形で連打。そのため試合の主導権を握れず。パワフルな攻めでパンチも強そうだったが、試合運びに難があった。)


ロベルト・バスケス 12R 引分 ジョン・マーク・アポリナリオ

(WBA世界バンタム級暫定王座決定戦、2013年)

アポリナリオ:左ジャブ、右ストレート、フック

バスケス:右ジャブ、左ストレート、フック

(感想:パナマでの再戦(ダイレクト・リマッチ)。1Rから接近戦。共にディフェンスしながらパワフルな攻撃。バスケスは左ストレートが印象的。アポリナリオはアッパー気味の左フックからの右ストレート、左ボディ打ちが力強い。一進一退。互いの強打がヒット。終盤はローブローやバッティングがあったが、基本的には打撃戦に終始。最終ラウンド終了時、共に両手を上げて自身の勝利をアピール。判定はまたしても引き分け(ダウンシーンは無し)。バスケスは身のこなしにやや遅さがある。そのため連打で挽回されてしまった。アポリナリオは前回よりは積極的で良かった。しかしながら、攻められると引いてしまうところが。その後の二人。バスケスは次の試合で判定負け。以後、ブランクがちに。アポリナリオは次の試合で亀田興毅のWBA世界バンタム級王座への挑戦。これに3-0で敗北。その後は負けが多くなり、世界は獲得できず。「あと少し」という選手だった。)


①「Bantamweight 

Jessie Albaracin vs. John Mark Apolinario」

②「vacant WBA Interim World Bantamweight Title

Roberto Vasquez vs. John Mark Apolinario」

③「vacant WBA Interim World Bantamweight Title

Roberto Vasquez vs. John Mark Apolinario」

 

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