2024年9月25日水曜日

ジェネシス・セルバニア(Genesis Servania)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

WBCインター王者。フェザー級で世界挑戦も。ヘナロ・ガルシア戦、ホルヘ・パソス戦、アンキー・アンコッタ戦ほかを紹介します。

ジェネシス・セルバニア(Genesis Servania)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

ジェネシス・セルバニア(フィリピン)

身長169cm:オーソドックス(右構え)


ジェネシス・セルバニア 12R TKO ヘナロ・ガルシア

(WBCスーパーバンタム級インターナショナル・シルバー王座決定戦、2012年)

セルバニア:左ジャブ、右ストレート、フック

ガルシア:左ジャブ、右ストレート、左フック

(ダウンシーン)

12R:右フック、右ストレートで2度、ガルシアがダウン

(感想:セルバニアがタイトル獲得。フィリピンの強打者セルバニア。これまで全勝の新鋭。フィリピン・パサイでシルバー王座に挑戦。ガルシアはメキシカン。WBCの地域王座(バンタム級)を獲得したことがあるが、長谷川穂積、ルイス・アルベルト・ペレス(ニカラグア)、西岡利晃と世界王座を争った試合に敗北している。12Rのみの映像で観戦。ジャブを連打して右ストレート、左フックのガルシアが手数で押す。セルバニアの右フックがヒット。さらに右フックでガルシアがダウン。立ったが、右ストレートで二度目。試合ストップ。12Rのみの映像だったため何とも言えないが、セルバニアは右パンチにかなりの自信を持っているような戦いぶり。ガルシアはその後、再起戦に敗北。その再起戦に勝利して引退。) 


ジェネシス・セルバニア 12R 判定 ホルヘ・パソス

(WBOスーパーバンタム級アジアパシフィック王座決定戦、2012年)

セルバニア:左ジャブ、右ストレート、フック

パソス:左ジャブ、右ストレート、左フック

(ダウンシーン)

1R:右フックでパソスがダウン

8R:左ボディフックでパソスがダウン

11R:ワンツーでパソスがダウン

(感想:セルバニアがタイトル獲得。これまで18戦全勝(7KO)のセルバニア。ガルシア戦の次の試合も王座決定戦。パソスはメキシカンで21勝(14KO)3敗。KO負けからの再起戦に勝利して、この試合。フィリピン・セブシティでの一戦。1R、距離を取ってジャブを連打するパソス(アウトボクサー)。セルバニアは距離を詰めてジャブ、ワンツー、右フックからの左フック。右フックがテンプルあたりにヒットしてパソスがダウン。その後、パソスはジャブ、左フックで応戦するが、パワーでセルバニアが優勢。6R、パソスが左フックからの右ストレート。しかし、8Rに強烈な左ボディでダウン。11Rにはこれまた強烈なワンツーでパソスがダウン。立てないのではないかと思われたほど強烈なダウンだったが立ち上がり、最終ラウンドは距離を取ってジャブでしのぐ。判定は大差の3-0。最初から最後までセルバニアはパワフルだった。一方、非常にタフだったパソス。称賛に値する戦いぶり。しかしその後、五連敗でキャリアを終えた。)


ジェネシス・セルバニア 7R TKO アンキー・アンコッタ

(WBOスーパーバンタム級アジアパシフィックタイトル戦、2013年)

セルバニア:左ジャブ、右ストレート、フック

アンコッタ:左ジャブ、右ストレート、フック

(感想:セルバニアがタイトル防衛。全勝を守るセルバニアがインドネシアのアンコッタと初防衛戦。アンコッタは小柄(162cm)な選手。ホルヘ・アルセと二度に渡りWBO王座を争ったが、いずれも敗北している。セブシティでの一戦。共にジャブ、ワンツー、左ボディ打ち。いつものように左右フックで攻めるセルバニア。アンコッタは器用さがあり、攻められても打ち返すが全体的にパンチが軽い印象。強烈な右アッパーも入れながらセルバニアが接近戦を仕掛け、7R、アンコッタが棄権する形で決着。パワーでセルバニアが勝利(ダウンシーンは無し)。アンコッタは良い選手。しかし、やはりパワーが。その後、全敗でキャリアを終えた。)


ジェネシス・セルバニア 2R KO ラファエル・コンセプシオン

(WBOスーパーバンタム級インターコンチネンタル王座決定戦、2013年)

セルバニア:左ジャブ、右ストレート、フック

コンセプシオン:左ジャブ、右ストレート、フック

(ダウンシーン)

2R:右フックでコンセプシオンがダウン

(感想:セルバニアがタイトル獲得。全勝のセルバニア。実力者と王座決定戦。パナマのコンセプシオンは元WBA世界スーパーフライ級暫定王者。負けてはいるが、ホルヘ・アルセ、ノニト・ドネア、フェルナンド・モンティエルといった有名選手と対戦してきた。セブシティでの一戦。足で距離を取ってフックを意表を突くタイミングで繰り出すコンセプシオン。セルバニアはフックのコンビネーション。右フックがヒットしてコンセプシオンがクリンチ。パンチの振りが大きいコンセプシオンは隙も大きい。2R、アッパー気味の右フックがカウンターで入ってコンセプシオンがダウン。倒れた瞬間レフェリーが試合を止めたほど強烈な一発でセルバニアが勝利。ただでさえ強いパンチをカウンターで食ったらひとたまりもないだろう。その後の二人。コンセプシオンはこの試合が事実上のラストファイトに。セルバニアはその後も勝ち続け、2017年9月にようやく初の世界挑戦(WBO世界フェザー級王座)。3-0の判定で敗れ、王座獲得ならず。それが最初で最後の世界戦に。世界王者になってもおかしくない強豪だったが、良いチャンスに恵まれなかった印象。)


①「vacant WBC International Silver Super Bantamweight Title

Genesis Servania vs. Genaro Garcia」

②「vacant WBO Asia Pacific Super Bantamweight Title

Genesis Servania vs. Jorge Pazos」

③「WBO Asia Pacific Super Bantamweight Title

Genesis Servania vs. Angky Angkotta」

④「vacant WBO Inter-Continental Super Bantamweight Title

Genesis Servania vs. Rafael Concepcion」

 

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