2024年8月30日金曜日

ポール・マリナッジ(Paul Malignaggi)①「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

世界二階級制覇王者(スーパーライト、ウェルター級)。世界王者になる前の試合。スターリング・ゲザース戦、ヤシュチ・グリーン戦ほかを紹介します。

ポール・マリナッジ(Paul Malignaggi)①「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

ポール・マリナッジ(アメリカ)

身長174cm:オーソドックス(右構え)


ポール・マリナッジ 4R 判定 スターリング・ゲザース

(スーパーライト級戦、2002年)

マリナッジ:左ジャブ、右ストレート、フック

ゲザース:左ジャブ、右ストレート、左フック

(感想:ニューヨーク市ブルックリン出身のマリナッジ。ニックネームは「マジックマン」。IBF世界スーパーライト級、WBA世界ウェルター級王座を獲得し、二階級制覇。両親はシチリア出身だが、マリナッジが6歳のときに父は家族を捨ててシチリアへ。アマチュアで活躍(タイトルも獲得)後、プロ転向。デビュー以来、連勝でこれまで6連勝(3KO)。まだ21歳の若さ。ゲザース(24歳)はペンシルベニア州の黒人で、6勝1敗。マイアミでの一戦。似たタイプの勝者。速いジャブ、右ストレート、左フック。接近戦では互いに振りの大きいフック。ポイント的には手数でマリナッジが優勢か。判定は3-0。マリナッジが連打で勝利。ニックネームは「マジックマン」(マーロン・スターリングと同じ)だが、接近して連打をまとめる試合ぶりはビニー・パジェンザのようであった。ゲザースは良いパンチを持ち、後の二冠王に負けないほど実力があったが攻撃が単発。これが最後の試合となった。) 


ポール・マリナッジ 6R 判定 ヤシュチ・グリーン

(スーパーライト級戦、2002年)

マリナッジ:左ジャブ、右ストレート、フック

グリーン:左ジャブ、右ストレート、左フック

(感想:グリーンはミシガン州の黒人で、6勝(5KO)1敗2分。ウェストバージニア州チェスターでの一戦。ゲザースと似た体型のグリーン。共に左のガードを下げた構えからジャブを連打、ワンツー。連打するマリナッジだが、グリーンの右ストレート、左フックも時折ヒットする。連打のマリナッジ、長いパンチのグリーン。共に動きが速い。最終ラウンド終了時、共に自身の勝利をアピール。判定は3-0。手数でマリナッジ。グリーンもゲザースと同様、良いパンチを持っていたが、同じような負け方。その後もリングに上がり続けたが、意外なことにタイトルを獲ることなくキャリアを終えた。)


ポール・マリナッジ 6R 判定 チャド・ローシェ

(スーパーライト級戦、2002年)

マリナッジ:左ジャブ、右ストレート、フック

ローシェ:左ジャブ、右ストレート、フック

(感想:連勝のマリナッジ。ローシェ(アラバマ州)はこれまで7勝(3KO)1敗。ニューヨークでの一戦。似たタイプ。ジャブ、接近して左右フック連打。振りが大きいローシェには隙がある。マリナッジがディフェンス&連打。5Rにはローシェを挑発。判定は3-0。ローシェは左フックにいいものがあったが、狙いすぎ。攻撃をブロックされた。その後、五連敗してリングを去った。)


①「Super Lightweight 

Paul Malignaggi vs. Sterling Gethers」

②「Super Lightweight 

Paul Malignaggi vs. Jadschi Green」

③「Super Lightweight 

Paul Malignaggi vs. Chad Lawshe」

 

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