2022年4月22日金曜日

ハロルド・ジョンソン(Harold Johnson)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

ヘビー級の強豪とも戦った世界L・ヘビー級王者。速いジャブ、右ストレートで世界獲得。アーチー・ムーア戦(五戦目)、ボン・クレイ戦、ダグ・ジョーンズ戦を紹介します。

ハロルド・ジョンソン(Harold Johnson)ボクシング・ブログ「世界の強豪ボクサー」[Google Blogger]

ハロルド・ジョンソン(アメリカ)

身長178cm:オーソドックス(右構え)

アーチー・ムーア 14R TKO ハロルド・ジョンソン

(世界L・ヘビー級タイトル戦、1954年)

ジョンソン:左ジャブ、右ストレート、左フック

ムーア:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(ダウンシーン)

14R:右ストレートでジョンソンがダウン

(感想:ムーアがタイトル防衛。ペンシルベニア州出身のジョンソン。ニックネームは「Hercules(ヘラクレス)」。海軍に入隊し、そのときからボクシングを始めたという。19歳でプロデビュー。勝ち星を重ねるが、アーチー・ムーアに判定負け、初黒星。ジャージー・ジョー・ウォルコットに3RでKO負け(ウォルコットはジョー・ルイスを二度に渡って苦戦させた男で、後、世界ヘビー級王者に)。ムーアとの再戦でまたしても判定負けしたが、三戦目は判定勝ち、四戦目は判定負け。ヘビー級の強豪ボブ・サタフィールドに2-1で判定負け、再戦ではKO勝ち。元世界世界ヘビー級王者エザード・チャールズに2-1で判定勝ち。そしてこのムーアとの五度目の対戦。王者ムーアは伝説の世界L・ヘビー級王者。KO勝ちが多く、L・ヘビー級に敵がいないためヘビー級に進出したほど強かった選手(残念ながらヘビー級では通用せず)。ダイジェストで観た試合。場所はニューヨーク「マジソン・スクエア・ガーデン」。独特の構えで右ストレートを狙うムーア。ジョンソンは左ジャブと右ストレートを基本とする正統派スタイル。ただし、共に接近戦は得意ではないらしく、もみ合いとクリンチが多い。14R、右ストレートが効いたジョンソン。さらに右ストレートでダウン。そしてラッシュでレフェリーストップ。ムーアは全盛期ではなかったのかもしれないが、器用さが感じられない打ち方だった(コブシの頑丈さで勝ってきた選手なのでは?)。ジョンソンは力強さに欠けていたように見え、しかもクリンチが多かった。それではベルトは獲れない。)


ハロルド・ジョンソン 2R KO ボン・クレイ

(NBA世界L・ヘビー級タイトル戦、1961年)

ジョンソン:左ジャブ、右ストレート、左フック

クレイ:左ジャブ、右ストレート、左フック

(ダウンシーン)

1R:右ストレートでクレイがダウン

2R:右ストレート、左フック、右ショートで3度、クレイがダウン

(感想:ジョンソンがタイトル初防衛。ムーア戦後、敗北を喫したジョンソンだが、その後は連勝し、王座決定戦でNBA王者に(NBAとは「全米ボクシング協会(National Boxing Association)」のことでWBAの前身に当たる組織)。フィラデルフィアで初防衛戦。クレイも同じペンシルベニア州出身だが、フィラデルフィアはクレイの地元。戦績からするとキャリアがまだ浅く、三連敗を喫したりするなど、実力に疑問符が付く。共にスリムな体型でジャブを使う似たタイプ。ただ、クレイは左のガードを下げてジャブを打つスタイル。そのため1Rにガードが下がったところに右ストレートが入ってクレイがダウン。2Rには三度のダウンでジョンソンの圧勝。ジョンソンはワンツー(左ジャブからの右ストレート)が速く、左フックにも迫力があった。ムーア戦よりもキレとパワーが感じられた。)


ハロルド・ジョンソン 15R 判定 ダグ・ジョーンズ

(世界L・ヘビー級タイトル戦、1962年)

ジョンソン:左ジャブ、右ストレート、左右フック

ジョーンズ:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(感想:ジョンソンがタイトル防衛。NBAタイトルと空位のニューヨーク州公認世界L・ヘビー級タイトルが懸けられた一戦。ジョーンズはボン・クレイに勝っている選手で、デビュー以来、全勝だった男。直前の試合でエディ・マッチェン(当時の強豪)に判定負け、初黒星。まだ王座を獲得したことはない。フィラデルフィアで行われた黒人選手同士の試合。共に伸びるジャブ、ストレートを使い、左フックも力強い。手数が多く、両者譲らず、の展開。しかしながら、ジョンソンはジャブをダブルで打ったり、コンビネーションを使ったりするのに対し、ジョーンズは一発ずつ打っていく戦い方。11R終了間際、連打されてピンチに陥るジョーンズ。判定は3-0。ジョンソンが手数とディフェンスで勝利。ダウンシーンはなかったが、両者とも思い切りのいい打ち方をしていた好試合だった。ジョーンズは後にカシアス・クレイ(モハメド・アリ)、WBA世界ヘビー級王者アーニー・テレルと戦っていずれも判定負け。ジョー・フレージャーにはKO負け。世界王者にはなれなかったが、ヘビー級でも勝負した強豪だった。その後のジョンソン。もう一度防衛に成功した後、判定で王座陥落。その後もリングに上がり続けた。引退後は「国際ボクシング殿堂」入り。レベルの高い時代にヘビー級で活躍した選手とも戦った「剛の者」だった。)

①「World Light Heavyweight Title 

Archie Moore vs. Harold Johnson」

②「NBA World Light Heavyweight Title 

Harold Johnson vs. Von Clay」

③「NBA World Light Heavyweight Title and vacant NYSAC World Light Heavy Title 

Harold Johnson vs. Doug Jones」 

0 件のコメント:

コメントを投稿