2021年12月17日金曜日

雑誌の紹介:ボクシングマガジン1984年3月号~6月号「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

貴重な写真が満載の雑誌。「トーマス・ハーンズ vs. ルイジ・ミンチロ」など「雑誌の内容についての個人的な解説」「雑誌で紹介された選手のその後」。 

ボクシングマガジン1984年3月号

(コメント)

カラーポスターは張正九。小林光二が電撃的な世界奪取。「マンシーニ vs. チャコン」はカラー4ページ(バンフスは2ページ)。カリー兄弟は兄貴ブルースが王座転落。ドナルドに負けたスターリングは後にWBAとWBCで世界ウェルター級王者に。「アルゲリョと林一道」(反政府活動に参加することになったニカラグアのアルゲリョ。林はカメラマンとして同行を求められてしまう)。梶間正夫の「世界リング万華鏡37」は「ちょっと変わった話23」(「ムハマド・アリとレーガン少年」「アリとロバート・ケネディ」「引退後のジャック・ジョンソン」のエピソード)。「世界のトップボクサー紹介」は「フレッド・ハッチングス」「リビングストン・ブランブル」。ハッチングスはJ・ミドルの世界ランカー。パンチがない、防御が甘い選手、とのこと(後にハーンズのWBCタイトルに挑戦)。ブランブルはライト級。マンシーニのWBA王座を狙う地位にあるが、筆者のジョー小泉はマンシーニの勝利を予想(実際の結果は?)。「ダイジェスト」は「IBFは勢力を握り得るか?」(「USBA/I」が改称されて「IBF」に。WBA・WBCに対抗することを宣言。ボブ・アラムがIBFを支持。WBAを脱退し、「USBA/I」を設立したロバート・リーがIBF会長に。WBA・WBCを超える団体になれるのか?)。「海外ニュース」に「IBF世界J・バンタム級タイトルマッチ:全周都 vs. パウンサク・ムアンスリン」(全は春日井健をKOして初代王者になった男。「IBF日本」という組織があったため、IBF戦に出た日本人もいた)。カラーレポート、「万華鏡」、IBFに特に注目の一冊です。

雑誌の紹介:ボクシングマガジン1984年3月号~6月号「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

ボクシングマガジン1984年4月号

(コメント)

カラーポスターがジョニー・バンフス、表紙がトーマス・ハーンズ。ハーンズの防衛戦(「 vs. ミンチロ」)はカラーで5ページ(ベルト姿もカッコいい)。スピンクスはイマイチな試合ぶり(写真はカッコいい)。浜田剛史がロスで無効試合。メイウェザーは91秒で王座転落。赤井英和の試合(勝利してジャンプする赤井の写真。宙に浮いてるように見える)。梶間正夫の「世界リング万華鏡38」は「ちょっと変わった話24」(「童顔なので強豪選手だとプロモーターから信じてもらえなかったベニー・レナード」「アマチュアボクサーと金時計」「引退後役者になったトニー・カンゾネリ」「ロッキー・マルシアノのマネージャー」のエピソード)。「世界のトップボクサー紹介」は「ガブリエル・ベルナル」「ビル・コステロ」。ベルナルは小林光二に挑戦する予定のフライ級。筆者のジョー小泉は小林に勝算がある、と予想(結果は?)。コステロはWBC世界J・ウェルター級王者。野球をやっていた過去がある。動きが固い、とのこと。「ダイジェスト」は「1984年:スーパーファイトの予想」(実現した試合もあればそうでないのも。「スーパーファイト」と呼ぶにはスケールが小さいような気がする試合も。当たった予想も載っている記事。個人的には「ファン・ラポルテ vs. ウィルフレド・ゴメス」が凄い試合だったと思います)。カラー写真、「万華鏡」、「スーパーファイト予想」に特に注目の一冊です。

-----------------

ボクシングマガジン1984年5月号

(コメント)

カラーポスターはヘビー級のゲリー・コーツィー(マニアックすぎる)。小林光二は残念な結果。ハグラーがロルダンを下した試合のカラー写真はド迫力(永久保存版)。ウィルフレド・ゴメスが二階級制覇(かなりの熱戦だった)。梶間正夫の「世界リング万華鏡39」は「ちょっと変わった話25」(「ジム・コーベットとボブ・フィッツシモンズの試合を実況した話」「猛暑の中で行われたジョーイ・マキシムとシュガーレイ・ロビンソンの試合」「タイトルに挑戦させてもらえなかった強豪ハリー・ウィルス」のエピソード)。「世界のトップボクサー紹介」は「ロリス・ステッカ」「ドン・リー」。ステッカはWBA世界J・フェザー級王者。無敗のイタリア人。彼の真の実力は次のビクター・カジェハス戦で試されそう、とある(結果は?)。ミドル級のリーは勝ちが全てKOのハードパンチャー。トニー・シブソンに勝って名を上げた(その後、マイケル・オラジデ、マイケル・ワトソンには敗北したが、北米S・ミドル級王座獲得)。カラー写真、「万華鏡」に特に注目の一冊です。

雑誌の紹介:ボクシングマガジン1984年3月号~6月号「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

ボクシングマガジン1984年6月号

(コメント)

カラーポスターはロッキー・ロックリッジ。日本でもおなじみのチャンドラーがサンドバルに敗北して王座陥落。カリーのカラー写真も貴重。モハメド・アリがトレーニングを始めた、というカラー記事(カムバックではなくてダイエットのため、だとか)。ミルトン・マクローリーが二度目の防衛に成功(なぜか困り顔で試合するマクロリさんの写真にも注目)。「情報ボックス」に新垣諭(奈良県でIBF世界バンタム級王座を獲得)。梶間正夫の「世界リング万華鏡40」は「ちょっと変わった話26」(作家になったホセ・トーレス、について)。ジョー小泉のバンコク・釜山観戦旅行(仕事も兼ねて、タイのラジャダムナン・スタジアムでパヤオの世界戦、韓国で「張 vs. ソット・チタラダ」を観戦。マッチメーカーは忙しい)。「ダイジェスト」は「ラスベガスとアトランティック(シティ)の違い」(全米ボクシングの中心地。ホテルのカジノに大試合を誘致。気候、雰囲気、地元判定について)。「世界のトップボクサー紹介」は「ロッキー・ロックリッジ」「マーク・メダル」。ロックリッジはロジャー・メイウェザーをKOして王者になったWBA世界J・ライト級王者。フェザー級で二度の世界挑戦失敗。「三度目の正直」で王者に。メダルはIBF世界J・ミドル級王者。彼のトレーナーはあのエミール・グリフィス。いずれハーンズと対戦するだろう、と筆者(ジョー小泉)。カラー写真、「万華鏡」、ジョー小泉、「ラスベガスとアトランティック」に特に注目の一冊です。 

雑誌の紹介:ボクシングマガジン1984年7月号~12月号

0 件のコメント:

コメントを投稿