2021年2月19日金曜日

ローレンス・クレイベイ(Lawrence Clay-Bey)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

アマチュアで活躍してプロ入りしたヘビー級、クレイベイ。セドレック・フィールズ戦、エリエセール・カスティーリョ戦、イマム・メイフィールド戦を紹介します。

ローレンス・クレイベイ(Lawrence Clay-Bey)ボクシング・ブログ「世界の強豪ボクサー」[Google Blogger]

ローレンス・クレイベイ(アメリカ)

身長191cm:オーソドックス(右構え)

ローレンス・クレイベイ 2R KO セドレック・フィールズ

(ヘビー級戦、2002年)

クレイベイ:左ジャブ、右ストレート、左右フック

フィールズ:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(ダウンシーン)

1R:右フック、連打で2度、フィールズがダウン

2R:左フック、右フックで2度、フィールズがダウン

(感想:コネティカット州出身のクレイベイ。アマチュアで優秀な成績(大きな大会で優勝したことも。しかし、1996年のアトランタオリンピックではウラジミール・クリチコに判定負け、メダル獲得ならず)。しかしながら、ボクシングを始めたのは遅く、何と26歳の時。32歳でプロ入り(どこまでできるか自分自身を試すためにプロになったらしい)。スタイルはファイター型で、プロ向きな戦い方(ティム・ウィザスプーンとトレバー・バービックを足したようなタイプ)。これまで、クリフォード・エティエンヌには敗れてしまったが、ネイト・タッブス(トニー・タッブスの弟)、ロバート・ダニエルズ(元WBA世界クルーザー級王者)、マイク・ウィリアムス(かつてのホープ)に勝利している。フィールズは勝ったり負けたりの選手。ただ、シャノン・ブリッグス、アルフレド・コールに勝ったことがある。ジャブを使って右ストレートを狙うクレイベイ。右フックでフィールズをグラつかせて、さらに右フックでダウンを奪う。2Rにも二度倒してKO。相手のレベルはともかく、クレイベイはなかなか好戦的。ラッシュをかけていく積極性を評価したいと思うような攻めっぷりだった。)


エリエセール・カスティーリョ 9R KO ローレンス・クレイベイ

(北米ヘビー級王座決定戦、2003年)

クレイベイ:左ジャブ、右ストレート、左右フック

カスティーリョ:右ジャブ、左ストレート、左右フック

(ダウンシーン)

4R:左フックでクレイベイがダウン

9R:右フックでクレイベイがダウン

(感想:カスティーリョがタイトル獲得。クレイベイが初のタイトル戦。キューバのカスティーリョは長身のサウスポー。WBCの地域王座(クルーザー級)、IBOのインター王座(ヘビー級)を獲得するなど、戦績は悪くない。コネチカット州での一戦。「ジャブ」というより「手を前に出す」みたいな感じのジャブを使って左ストレートを狙うカスティーリョ。クレイベイはいつものようにジャブを使って右ストレートを狙う。クレイベイの攻めをクリンチしてしまうカスティーリョ。4R、左フックがカウンターとなってクレイベイがダウン。流れを変えようと6Rに攻めていくクレイベイだが、逆に押され気味に。9R、打ち合いの中での右フックでクレイベイがダウン。最後は一発でKO。非常にクレバーな戦い方だったカスティーリョ。パンチを当てさせないようにして、自分のパンチだけを当てる。確かに「クレバー」ではあったが、「パンチを当てさせない&自分のパンチもそれほど当たらない」という展開には正直なところ少し退屈さを感じた。最後のKOシーンが「退屈さ」を帳消しにした印象。)


ローレンス・クレイベイ 5R TKO イマム・メイフィールド

(IBAコンティネンタル・ヘビー級王座決定戦、2004年)

クレイベイ:左ジャブ、右ストレート、左右フック

メイフィールド:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(ダウンシーン)

3R:右フックでメイフィールドがダウン

(感想:クレイベイが勝利。これまで19勝(14KO)2敗のクレイベイ。元IBF世界クルーザー級王者のメイフィールドは24勝(18KO)4敗2分で、スラリとしたボクサータイプ。共にジャブ。パワーで押すクレイベイ。3R、パワフルな右フックでメイフィールドからダウンを奪う。5R、大きな右フックを食らったメイフィールドが連打されてレフェリーストップ。メイフィールドは長いジャブを使うタイプで個人的に好みの選手ではあるが、パワーで勝負するヘビー級ではその戦い方は通用しないのではないかと(実際、通用しなかった)。クレイベイは好戦的ではあるが、身体全体のスピード・キレにやや欠ける試合ぶりだった。その後、クレイベイはWBCインター王座戦に敗れ、その次の試合はドロー。それが最後の試合に。世界王者にはなれなかったが、勝つときは豪快。ヘビー級らしいパワフルな「強豪」だった。)

①「Heavyweight 

Lawrence Clay-Bey vs. Sedreck Fields」

②「vacant NABF Heavyweight Title

Lawrence Clay-Bey vs. Elieser Castillo」

③「vacant IBA Continental Heavyweight Title

Lawrence Clay-Bey vs. Imamu Mayfield」

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