2021年2月3日水曜日

インゲマル・ヨハンソン(Ingemar Johansson)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

世界ヘビー級王者&オリンピック銀メダリスト。フロイド・パターソンとの三連戦、ジョー・バイグレイブス戦を紹介します。「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

インゲマル・ヨハンソン(Ingemar Johansson)ボクシング・ブログ「世界の強豪ボクサー」[Google Blogger]

インゲマル・ヨハンソン(スウェーデン)

身長184cm:オーソドックス(右構え)

インゲマル・ヨハンソン 3R KO フロイド・パターソン

(世界ヘビー級タイトル戦、1959年)

ヨハンソン:左ジャブ、右ストレート、左右フック

パターソン:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(ダウンシーン)

3R:右ストレート、右フック、右ストレート、左フック、右フック、右フック、右フックで7度、パターソンがダウン

(感想:ヨハンソンがタイトル獲得。スウェーデンのヨーテボリ出身のヨハンソン。「北欧の雷神」と呼ばれるが、身長はそれほど大きくはない。1952年のヘルシンキ・オリンピックでヘビー級で銀メダル獲得。プロ入り後はこれまで全勝。欧州ヘビー級王座を獲得、防衛している。王者パターソンはあのロッキー・マルシアノが返上して空位になった世界ヘビー級王座をアーチー・ムーアと争って獲得。これが五度目の防衛戦となる。ニューヨーク「ヤンキースタジアム」での第一戦。パターソンを警戒しながら慎重にジャブを使うヨハンソン。パターソンは飛び込んでいくかのように左フックを強振。3R、左フックからの右ストレートでパターソンがダウン。レフェリーのカウント後、再開。フラついて横を向いているパターソンに強打を叩き込むヨハンソン。二度目のダウン。その後はヨハンソンがハンマーのようなパンチで打ちまくってKO。当時、この結果は「番狂わせ」と言われたが、ヨハンソンはパターソンに勝てるだけのパンチを持っていた。実力による勝利。)

                           

フロイド・パターソン 5R KO インゲマル・ヨハンソン

(世界ヘビー級タイトル戦、1960年)

ヨハンソン:左ジャブ、右ストレート、左右フック

パターソン:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(ダウンシーン)

5R:左フックで2度、ヨハンソンがダウン

(感想:パターソンがタイトル奪回。ニューヨークで再戦。前回、惨敗したパターソンはヨハンソンを怖がるどころか実に積極的。ジャブを使って攻めていく。ヨハンソンはジャブとストレート。ヨハンソンが強いジャブを食って後退するなど、やや劣勢。5R、左フックでヨハンソンがダウン。パワフルなラッシュをかけるパターソン。最後は強烈な左フック。倒れたヨハンソンの足が痙攣(有名なノックアウト・シーン)。ヨハンソンの動きは前回とあまり変わらなかった印象。パターソンはかなり気合いが入っていた。記録によると、世界ヘビー級王座を失って取り戻したのはパターソンが史上初めて、とのこと(当時)。)


フロイド・パターソン 6R KO インゲマル・ヨハンソン

(世界ヘビー級タイトル戦、1961年)

ヨハンソン:左ジャブ、右ストレート、左右フック

パターソン:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(ダウンシーン)

1R:右ストレートで2度、パターソンがダウン。左フックでヨハンソンがダウン。

6R:右フックでヨハンソンがダウン

(感想:パターソンがタイトル防衛。マイアミビーチでの第三戦。ゴング前、ジョー・ルイス、マックス・シュメリング、ロッキー・マルシアノ、ソニー・リストンがリング上で挨拶と選手激励。注目の決着戦。1R、共に積極的に手数を出す。ヨハンソンがジャブを飛ばし、得意の右ストレートを狙う。パターソンはジャブ・連打。二度のダウンを喫するパターソン。しかし攻めてきたヨハンソンを左フックで倒し返す。得意の右ストレートを決めたいヨハンソンはジャブで距離を取ろうとする。接近戦を仕掛けるパターソン。6R、右フックの連打でヨハンソンがダウン、KO。ヨハンソンは一撃必殺の右ストレートを持っているが、接近戦はあまり得意ではないようで、ぎこちない感じだった。これでパターソンの二勝一敗。これが妥当なところだと思うが、ヨハンソンの右ストレートは凄かった。ヘビー級ではレノックス・ルイスが伏兵オリバー・マッコールにドカンと倒されたりするなど「何が起こるかわからない怖さ」がある。やはりヘビー級は「特別なクラス」だ。)

インゲマル・ヨハンソン 7R TKO ジョー・バイグレイブス

(ヘビー級戦、1962年)

ヨハンソン:左ジャブ、右ストレート、左右フック

バイグレイブス:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(ダウンシーン)

2R:ワンツーでバイグレイブスがダウン

(感想:ヨハンソンがパターソンとの第三戦に敗れた再起戦。バイグレイブスはジャマイカ・キングストン出身の黒人。幼い頃、ジャマイカから英国へ。アマチュアからプロ入り。ヘンリー・クーパー、ヨハンソンに判定負け、英連邦ヘビー級王座を決定戦で獲得、クーパーにKOで雪辱。「英国生まれではない」という理由で英国ヘビー級王座に挑戦できなかったことも。英連邦王座陥落後はゾラ・フォーリーらに連敗するなど勝ったり負けたり。このところ二連勝でヨハンソンと再戦。スウェーデン・ヨーテボリでの一戦。ジャブ、ワンツーで前に出るバイグレイブス。ヨハンソンは慎重に距離を取りながらジャブ、左フック。接近戦ではヨハンソンがクリンチし、ボディを叩き合うもみ合いに。2R、ヨハンソンの必殺ワンツーでバイグレイブスがダウン。その後、ヨハンソンがワンツー、フックを当てる巧さで優勢。7R、ヨハンソンの正確なパンチが連続ヒットしたところでレフェリーストップ。ヨハンソンが用心深さと豪打で勝利。加速しなかったバイグレイブスはピークを過ぎていたようだ。その後の二人。バイグレイブスはリングに上がり続けたが、カール・ミルデンバーガー、ジョージ・シュバロらに敗北するなど負けが込んで引退。ヨハンソンは三連勝したが、世界戦は無しで引退。その後はパターソンと親しい友人関係に。映画を制作したり、ボクシング関連のイベントに参加したりといった活動。2002年には「国際ボクシング殿堂」入り。しかし、残念なことにボクシングの後遺症なのか、アルツハイマー病と認知症を患い、2009年に肺炎で亡くなった。)


①「World Heavyweight Title

Floyd Patterson vs. Ingemar Johansson」

②「World Heavyweight Title

Ingemar Johansson vs. Floyd Patterson」

③「World Heavyweight Title

Floyd Patterson vs. Ingemar Johansson」

④「Heavyweight 

Ingemar Johansson vs. Joe Bygraves」

フロイド・パターソン(Floyd Patterson)のページ

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