2020年9月16日水曜日

ヘルマン・トーレス(Germán Torres)①「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

日本を拠点に戦ったJ・フライ級のメキシカン、トーレス。張正九との三試合を紹介します。

ヘルマン・トーレス(Germán Torres)①ボクシング・ブログ「世界の強豪ボクサー」[Google Blogger]

ヘルマン・トーレス(メキシコ)
身長 cm:オーソドックス(右構え)

張正九 12R 判定 ヘルマン・トーレス
(WBC世界J・フライ級タイトル戦、1983年)
トーレス:左ジャブ、右ストレート、左右フック
張:左ジャブと左右フック
(ダウンシーン)
10R:左ストレート、右フック、左フックで3度、トーレスがダウン
(感想:張がタイトル防衛。メキシコのトーレス。メキシコのJ・フライ級王座を獲得し、アマド・ウルスア、ルペ・マデラらを相手に防衛。WBC世界J・フライ級王者イラリオ・サパタ(パナマ)に挑戦したが判定負けで王座獲得ならず。張との初戦は二度目の世界挑戦となる。張はそのサパタから王座を奪った男。豊富なスタミナから繰り出される連打が武器の「コリアン・ファイター」。これが二度目の防衛戦となる。韓国で行われた試合(張が海外で戦ったのは日本で大橋秀行と行った15度目の防衛戦のみ)。足を使いながらガチャガチャ打っていく張。トーレスは右ストレートは良いが、フックを乱打する選手であまり器用なタイプではない。フックでの打ち合いが迫力の一進一退の展開で10Rのダウン。判定は3-0。打ち合いの時に細かく当てる張のテクニックが評価されたか。トーレスはパンチの正確さに欠けていた。)

張正九 12R 判定 ヘルマン・トーレス
(WBC世界J・フライ級タイトル戦、1985年)
トーレス:左ジャブ、右ストレート、左右フック
張:左ジャブと左右フック
(感想:張がタイトル防衛。再戦。張の六度目の防衛戦。左ジャブ、左フックを使うなど、左を中心に試合を進めるトーレス。接近してボディ攻撃。互いにクリーンヒットが少ないまま終了。判定は2-0。ダウンシーンは無し。トーレスのボディ打ちが良かったような気もするが。)

張正九 12R 判定 ヘルマン・トーレス
(WBC世界J・フライ級タイトル戦、1986年)
トーレス:左ジャブ、右ストレート、左右フック
張:左ジャブ、右ストレート、左右フック
(感想:張がタイトル防衛。三戦目。張の九度目の防衛戦。ジャブの打ち合いからフックでの乱打戦へ。基本的には前の二試合とあまり変わらない試合パターン。打ち合いでの有効打で張が3-0。ダウンシーンは無し。共に器用な選手ではないが、張が手数とタフさで競り勝った。トーレスは一発で倒すようなタイプのパワーファイターではない。しっかりジャブを当てるなど、パンチの正確さを意識した試合運びをしていれば、一度ぐらいは張に勝てたかも。)

①「WBC World Light Flyweight Title
Jung Koo Chang vs. Germán Torres」
②「WBC World Light Flyweight Title
Jung Koo Chang vs. Germán Torres」
③「WBC World Light Flyweight Title
Jung Koo Chang vs. Germán Torres」

ヘルマン・トーレス(Germán Torres)②のページ
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張正九(Jung Koo Chang)のページ

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