2020年8月12日水曜日

ヌコシナチ・ジョイ(Nkosinathi Joyi)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

南アフリカのミニマム級、ジョイ。高山勝成戦(初戦・再戦)、マリオ・ロドリゲス戦を紹介します。

ヌコシナチ・ジョイ(Nkosinathi Joyi)ボクシング・ブログ「世界の強豪ボクサー」[Google Blogger]

ヌコシナチ・ジョイ(南アフリカ共和国)
身長168cm:サウスポー

ヌコシナチ・ジョイ 3R 無効試合 高山勝成
(IBF世界ミニマム級タイトル戦、2011年)
ジョイ:右ジャブ、左ストレート、左右フック
高山:左ジャブ、右ストレート、左右フック
(感想:ジョイがタイトル防衛。ミニマムにしては背が高いジョイ。ニックネームは「Baby Bear(小熊)」。これまで全勝。南アフリカのミニマム級王座、IBOミニマム級王座を獲得、防衛。挑戦者決定戦に勝利してIBF世界ミニマム級王座に挑戦、王座獲得。高山戦は初防衛戦となる。高山はWBC世界ミニマム級王座、WBA世界ミニマム級暫定王座を獲得した男。IBF王座に挑戦するため、日本ボクシングコミッションに引退届を提出(当時、日本ではIBFは認められていなかった)。まさに「背水の陣」といったところ。南アフリカでの一戦。ジャブ・ストレートを基本とし、接近戦ではフックを器用に打つジョイ。動き回る高山にジャブ。3R、打ち合いでのバッティングで高山が出血。続行不能で終了。ダウンシーンは無し。消化不良な結果だが、ジョイの左ストレートを当てる巧さが印象に残った。)

ヌコシナチ・ジョイ 12R 判定 高山勝成
(IBF世界ミニマム級タイトル戦、2012年)
ジョイ:右ジャブ、左ストレート、左右フック
高山:左ジャブ、右ストレート、左右フック
(ダウンシーン)
5R:連打で高山がダウン
(感想:ジョイがタイトル防衛。南アフリカで再戦。いきなり突進する高山。フットワークを使いながら接近して連打する作戦。しかしながらジョイは離れてはジャブ・ストレート、接近してはフック、と自在に高山の動きに対応。5Rのダウン。判定は3-0。パンチの正確さが評価されたと思われる。高山のボディ打ちも悪くはなかった。しかしながら、ジョイは距離を取ってストレートを当てるのが巧い。そんな相手にフットワークで距離を取る戦法はどうか?)

マリオ・ロドリゲス 7R KO ヌコシナチ・ジョイ
(IBF世界ミニマム級タイトル戦、2012年)
ジョイ:右ジャブ、左ストレート、左右フック
ロドリゲス:左ジャブ、右ストレート、左右フック
(ダウンシーン)
7R:右フックでジョイがダウン
(感想:ロドリゲスがタイトル獲得。メキシコで行われたジョイの三度目の防衛戦。メキシカンのロドリゲス。ドニー・ニエテスのWBO世界ミニマム級王座への挑戦は判定負けに終わったが、北米ミニマム級王座、WBCの地域王座(ライトフライ級)を獲得し、この二度目の世界挑戦。いつものようにジャブ・ストレート・連打で手数が多いジョイ。ロドリゲスはガードを固めて前進。頭をくっつけての打ち合い。7Rのダウンで終了。ポイントでは手数が多いジョイが勝っていたようだが、ロドリゲスはダメージを負うようなパンチを食ってはいなかった。ポイントでは負けていても勝負では負けていなかったロドリゲス。ジョイは良い選手だが一発で倒すようなパワーは無い。パンチの無い選手は手数をいっぱい出しても逆転されてしまう悲しさがある。後、ジョイはIBOミニマム級王座獲得。メジャー団体の王者だった時期が短かったため、マイナーな存在ではあるが、テクニックにはしっかりしたものがあった。なお、ジョイに勝利して新王者になったロドリゲスだが、初防衛戦で高山勝成に敗北し、王座を明け渡している。)

①「IBF World Minimumweight Title
Nkosinathi Joyi vs. Takayama Katsunari」
②「IBF World Minimumweight Title
Nkosinathi Joyi vs. Takayama Katsunari」
③「IBF World Minimumweight Title
Nkosinathi Joyi vs. Mario Rodriguez」

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