2020年7月15日水曜日

オスカー・ラリオス(Oscar Larios)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

二階級制覇のハードパンチャー、ラリオス。イスラエル・バスケス戦(初戦)、福島学戦、ウィリー・ホーリン戦(再戦)を紹介します。

オスカー・ラリオス(Oscar Larios)ボクシング・ブログ「世界の強豪ボクサー」[Google Blogger]

オスカー・ラリオス(メキシコ)
身長169cm:オーソドックス(右構え)

イスラエル・バスケス 1R KO オスカー・ラリオス
(S・バンタム級戦、1997年)
ラリオス:左ジャブ、右ストレート、左右フック
バスケス:左ジャブ、右ストレート、左右フック
(ダウンシーン)
1R:左ジャブ、右ストレートで2度、ラリオスがダウン
(感想:オスカー・デラ・ホーヤのプロモートで17歳でプロデビューしたラリオス。これまで19戦全勝(16KO)。バスケスも活きのいい若手(後に世界王者に)。メキシコシティで行われたメキシコ人同士の一戦。両者、4回戦の試合のように1Rから打ち合う。ラリオスが二度ダウンして、なんと1RでKO負け。フィニッシュの右ストレートはかなり強烈なもの。倒れたときに頭も打っており、ダメージが深そうなKOだった。強打者でアグレッシブな選手同士の試合ではこういう結果は珍しくはないが、後の両者の活躍ぶりを知っているだけに改めてこの試合を見ると、なかなかの衝撃があった。両者は後に世界王座を賭けて再び戦う。)

オスカー・ラリオス 8R TKO 福島学
(WBC世界S・バンタム級暫定王座戦、2002年)
ラリオス:左ジャブ、右ストレート、左右フック
福島:左ジャブ、右ストレート、左右フック
(ダウンシーン)
1R:連打で福島がダウン
(感想:ラリオスがタイトル防衛。バスケス戦後、WBCの地域王座、メキシコ王座(いずれもS・バンタム級)を獲得したラリオス。しかし、ウィリー・ホーリンのWBC世界スーパーバンタム級王座への挑戦は判定負け。その後、連勝。WBC世界S・バンタム級暫定王座決定戦でバスケスに雪辱。初防衛戦を日本で行うことに。挑戦者の福島は元・日本スーパーバンタム級王者。瀬川設男に判定負けして王座を失ったが、このチャンスを得た。1R、右ストレートが効いた福島にラリオスが連打してダウンを奪う。その後も右ストレート・左フックをパワフルかつリズミカルに飛ばすラリオス。8R、ガンガン強打される福島を見てレフェリーは試合を止めた。コブシのパワー・頑丈さでラリオスの圧勝。階級が違うと思ったほどパワーに差があった。後、福島は決定戦で東洋太平洋スーパーバンタム級王座を獲得したが、世界王座には手が届かなかった。)

オスカー・ラリオス 1R TKO ウィリー・ホーリン
(WBC世界S・バンタム級統一戦、2002年)
ラリオス:左ジャブ、右ストレート、左右フック
ホーリン:左ジャブと左右フック
(ダウンシーン)
1R:右フックでホーリンがダウン
(感想:ラリオスがタイトル統一。因縁の再戦。1R、右フックでホーリンがダウン。連打でストップ。暫定王者ラリオスが正規王者ホーリンに再戦で雪辱。無敗のホーリンだったが、何もできなかった。ラリオスの頑丈なコブシは驚異的。ボクサーになるために生まれてきたような男。その後も仲里繁、ウェイン・マッカラーらを相手に防衛を重ねたが、またしてもイスラエル・バスケスが。バスケスに王座を奪われ、その次の試合ではマニー・パッキャオに判定負け。その後、決定戦でホルヘ・リナレスとWBC世界フェザー級暫定王座を争ったが敗北。再び決定戦に出場し、WBC世界フェザー級暫定王座獲得、正規王者に昇格。三度目の防衛戦で粟生隆寛に敗北。それが最後の試合となった。引退後はトレーナーに転身。娘もプロボクサーになった。)

①「Super Bantamweight
Oscar Larios vs. Israel Vazquez」
②「interim WBC World Super Bantamweight Title
Oscar Larios vs. Fukushima Manabu」
③「WBC World Super Bantamweight Title
Willie Jorrin vs. Oscar Larios」

イスラエル・バスケス(Israel Vázquez)のページ

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