2020年4月3日金曜日

ルイス・メンドサ(Luis Mendoza)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

コロンビアのストレート・パンチャー、メンドサ。ファブリス・ベニシュ戦、カルロス・ウリベ戦、ハオ・カルドソ戦を紹介します。

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ルイス・メンドサ(コロンビア)
身長 cm:オーソドックス(右構え)

ルイス・メンドサ 12R 判定 ファブリス・ベニシュ
(WBA世界J・フェザー級タイトル戦、1990年)
メンドサ:左ジャブ、右ストレート、左右フック
ベニシュ:左ジャブと左右フック
(感想:メンドサがタイトル防衛。メンドサは(個人的に好みの)正統派スタイル。ジャブ、右ストレートをシャープに打ち込むタイプ。レベルの高いコロンビアで国内王座(バンタム級)を獲得、防衛。決定戦でこのWBA王座を獲得。これが初防衛戦。挑戦者ベニシュはフランスの選手で、元IBF王者。パリで行われた試合。ボクサータイプのメンドサは伸びがあるジャブ、ストレート。ファイタータイプのベニシュは接近して左右フックを振るうが、ディフェンスされてあまりヒットしない。最終ラウンド終了時には自身の勝利をアピールしたベニシュだが、正確なパンチで判定は2-1でメンドサ(ダウンシーンは無し)。メンドサはテクニックで勝負する選手であるが、この試合では接近戦で打ち合い、迫力もあった。)

ルイス・メンドサ 12R 判定 カルロス・ウリベ
(WBA世界J・フェザー級タイトル戦、1991年)
メンドサ:左ジャブ、右ストレート、左右フック
ウリベ:左ジャブと左右フック
(感想:メンドサがタイトル防衛。挑戦者ウリベはチリの選手。デビュー戦で敗北してしまったが、それ以降は南アメリカのJ・フェザー級王座を獲得するなど、連勝中。ただし、これまでの試合は全てチリで行ってきた。敵地でどんな試合を見せるか? コロンビアのカルタヘナで行われた試合。パープルのオシャレなトランクスのメンドサ。手数が少ないウリベにイラついて挑発(3R)。ウリベは4Rに左フックでメンドサをグラつかせたが、打ち方が雑な印象。この試合もパンチの正確さでメンドサが判定勝利(3-0)。判定は文句無し。しかし、メンドサは意外な打たれ弱さを見せた。)

ルイス・メンドサ 7R KO ハオ・カルドソ
(WBA世界J・フェザー級タイトル戦、1991年)
メンドサ:左ジャブ、右ストレート、左右フック
カルドソ:右ジャブ、左ストレート、左右フック
(ダウンシーン)
4R:右アッパーでカルドソがダウン
7R:左フックでカルドソがダウン
(感想:メンドサがタイトル防衛。サウスポーの挑戦者カルドソはブラジルの選手。「ブラジル」と言えばエデル・ジョフレ、「何でもアリ」の格闘技であるバーリーチュードが有名だが、カルドソはどんな強さなのか? これまで全勝。ブラジルのバンタム級タイトルを獲得。ただし、この選手もこれまでの試合は全て地元。スペイン・マドリードで行われた試合。1Rから右フックでカルドソをグラつかせるメンドサ。カルドソの左ストレートも迫力があるが、メンドサがパンチのキレとディフェンスで上回る。4R、右アッパーでカルドソがダウン。その後もアグレッシブに攻めるカルドソだが、7R、左フックでダウンして終了。サウスポーを問題としなかったメンドサ。オーソドックスの選手にとって「サウスポーを倒す一番の武器」は左フック。左フックが得意なメンドサにはサウスポースタイルは特に脅威ではなかった。レベルの高いところを見せたメンドサだが、次の防衛戦で長身のラウル・ペレスに敗れ、王座陥落。その後も世界挑戦のチャンスには恵まれたが、王座返り咲きならず。優れたテクニシャンだったメンドサにはもっと防衛して欲しかったが、「上には上がある」のがボクシング界。)

①「WBA World Super Bantamweight Title
Luis Mendoza vs. Fabrice Benichou」
②「WBA World Super Bantamweight Title
Luis Mendoza vs. Carlos Uribe」
③「WBA World Super Bantamweight Title
Luis Mendoza vs. Joao Cardoso」

ラウル・ペレス(Raul Perez)のページ

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