2020年1月7日火曜日

アントニオ・エスパラゴサ(Antonio Esparragoza)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

「アルゲリョの再来」、ハードパンチャーのエスパラゴサ。スチーブ・クルス戦、杉谷満戦、ジャン・マルク・レナール戦、を紹介します。

アントニオ・エスパラゴサ(Antonio Esparragoza)ボクシング・ブログ「世界の強豪ボクサー」[Google Blogger]

アントニオ・エスパラゴサ(ベネズエラ)
身長170cm:オーソドックス(右構え)

アントニオ・エスパラゴサ 12R KO スチーブ・クルス
(WBA世界フェザー級タイトル戦、1987年)
エスパラゴサ:左ジャブ、右ストレート、左右フック
クルス:左ジャブ、右ストレート、左フック
(ダウンシーン)
12R:左フック、連打で2度、クルスがダウン
(感想:エスパラゴサがタイトル獲得。ボクサーファイター同士の対決。ただし、エスパラゴサは長いジャブ・ストレートを使い、クルスはジャブ・細かい連打を使う。1Rからハイペースで打ち合い、両者とも一歩も引かない好試合となったが、12Rの強烈な左フックでついにクルスがダウン。最後はレフェリーストップと同時にクルスが崩れ落ちた。エスパラゴサの振りの大きいパワフルな連打は「アルゲリョの再来」と呼ばれるにふさわしい迫力があった。映像では画面に「Prize Money $100,000 Steve Cruz $33,000 Antonio Esparragoza」。ファイトマネーのことだと思う。)

アントニオ・エスパラゴサ 10R KO 杉谷満
(WBA世界フェザー級タイトル戦、1989年)
エスパラゴサ:左ジャブ、右ストレート、左右フック
杉谷:左ジャブと左右フック
(ダウンシーン)
3R:右ストレートで杉谷がダウン
6R:右フック、左フックで2度、杉谷がダウン
10R:右ストレートで杉谷がダウン
(感想:エスパラゴサがタイトル防衛。杉谷は攻めてもディフェンスされてしまい、単発的に右フックが決まるが持続しない。結局、エスパラゴサの硬そうな「ガツン」という感じのパンチが試合全体を支配して、最後は強烈な右ストレート。杉谷は立ったがレフェリーが止めた。杉谷はあのエスパラゴサのハードパンチにも負けずに前に出て攻める凄まじくタフな精神力の持ち主。「アントニオ・エスパラゴサ」という世界的な強豪を日本のファンに見せてくれた杉谷と協栄ジムには感謝したい。)

アントニオ・エスパラゴサ 6R KO ジャン・マルク・レナール
(WBA世界フェザー級タイトル戦、1989年)
エスパラゴサ:左ジャブ、右ストレート、左右フック
レナール:左ジャブと右ストレート
(ダウンシーン)
6R:右ストレートでレナールがダウン
(感想:エスパラゴサがタイトル防衛。レナールがジャブで前に出てエスパラゴサが慎重に迎え撃つ展開。エスパラゴサはクルスに挑戦したときは1Rから手数を多く出したが、王者になってからは「相手を見てから反撃する」という試合運びをするようになった。レナールは攻める場面も多かったが、ディフェンスされてあまり効果が無かった。ベネズエラのエスパラゴサはガーナのナナ・コナドゥのようにそのケタ外れのパンチ力で敵地でも当たり前のように勝ってきた逞しい選手であった。)

①「WBA World Featherweight Title
Steve Cruz vs Antonio Esparragoza」
②「WBA World Featherweight Title
Antonio Esparragoza vs Sugiya Mitsuru」
③「WBA World Featherweight Title
Antonio Esparragoza vs Jean-Marc Renard」

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