「モーゼス・ワード vs. ヨランデ・ポンペイ」「エデュアルド・ローゼ vs. ジョニー・サリバン」「ホーガン・バッセイ vs. リカルド・モレノ」「カール・ハバード vs. エディ・パーキンス」を紹介します。
①モーゼス・ワード 10R 判定 ヨランデ・ポンペイ
(ライトヘビー級戦、1954年7月)
ワード:左ジャブ、右ストレート、左フック
ポンペイ:左ジャブ、右ストレート、左フック
(感想:ワードはデトロイトの黒人。1950年、デビュー。中堅相手に勝利。ジョージ・ベントンにTKO負け。連勝後、三連敗。再起戦に勝利してポンペイ戦。ポンペイはトリニダード・トバゴのプリンシズ・タウン出身の黒人。1949年のデビューから連勝でトリニダード・トバゴ王座(ライトヘビー級)を獲得。主戦場を英国に移して連戦連勝。判定で初黒星。アメリカ遠征でワードと対戦。シカゴでの一戦。互いに警戒してジャブ。動きの速さは同じぐらい(それほど速くない)。パンチの打ち方が良いワード。伸びのある右ストレート、パワフルな左フック。ポンペイはショートパンチ(ワンツー、フック)を使うが、真っ直ぐ攻めるクセ。共にディフェンスができるため、どちらかが大きくピンチになるシーンがないまま10R終了。判定は2-0(ダウンシーンは無し)。ワードのパワーが評価されたか。ポンペイはライトヘビー級にしては細かい打ち方だった。その後の二人。ワードは連勝したが、ポンペイとの再戦でTKO負けするなど連敗続きで引退。ラストファイトの相手はジーン・フルマーで、3RでのKO負けだった。ポンペイはイボン・デュレルらを相手に連勝後、アーチー・ムーアの世界ライトヘビー級王座に挑戦したが、TKO負け。その後はディック・タイガーに判定負けするなど勝ったり負けたりになった。)
②エデュアルド・ローゼ 5R TKO ジョニー・サリバン
(ミドル級戦、1955年12月)
ローゼ:左ジャブ、右ストレート、左フック
サリバン:左ジャブ、右ストレート、左フック
(ダウンシーン)
4R:左フックでサリバンがダウン
5R:左フックでサリバンがダウン
(感想:ローゼはアルゼンチンのハードパンチャー。元世界ウェルター級王者キッド・ギャビラン、後に世界ミドル級王者になるジーン・フルマーに勝っている。サリバンは英国の選手で英連邦・英国ミドル級王座を獲得したこともあるファイター。オハイオ州クリーブランドでの一戦。似たタイプ同士の一戦。共に実に力強いパンチ。ジャブ、右ストレート、左フック。ローゼは左でボディ攻撃。4R、左フックを食ってグラついたサリバン。ラウンド終了間際、左フックでダウン。5R、連打からの左フックでサリバンがダウン。立ったが、連打でレフェリーストップ。迫力のある打撃戦だった試合。どちらも強かったが4Rの左フックで勝敗が分かれた。パワフルだったローゼ。その後、敗北もあり、世界王座への挑戦はならず。2003年にはリング誌からその強打を評価され、「100 greatest punchers of all time」の一人に選ばれている。)
③ホーガン・バッセイ 3R KO リカルド・モレノ
(世界フェザー級タイトル戦、1958年4月)
バッセイ:左ジャブ、右ストレート、左右フック
モレノ:左ジャブ、右ストレート、左右フック
(ダウンシーン)
3R:右ストレートでモレノがダウン
(感想:バッセイがタイトル防衛。王者バッセイはサンディ・サドラーの引退で空位となった王座を決定戦で獲得し、ナイジェリア初の世界王者となった選手。これが初防衛戦。挑戦者モレノはメキシカン。カリフォルニア州ロサンゼルスでの一戦。共にジャブ。接近戦では思い切りのいい打ち方。モレノはワンツー、左フック、バッセイは左右フック。3R、右ストレートでモレノがダウン、KO。共に全力で攻撃し合ったパワフルな試合。どちらも強かったが、バッセイがジャブを使って試合を有利に進めた。後、バッセイはデビー・ムーアに王座を奪われ、再戦でも敗れ、引退。モレノはムーアに1RでKOされている。)
④カール・ハバード 10R 判定 エディ・パーキンス
(ウェルター級戦、1959年9月)
ハバード:左ジャブ、右ストレート、左フック
パーキンス:左ジャブ、右ストレート、左フック
(ダウンシーン)
10R:右ストレートでパーキンスがダウン
(感想:短いハイライト映像で観戦。後に世界J・ウェルター級王者になるパーキンス。これは世界王者になる前の試合。ペンシルベニア州フィラデルフィアでの一戦。共にパワフルなジャブ、ストレート、左フック。左フックが特に強いハバード。10R、左フックからの右ストレートでパーキンスをダウンさせる。判定は3-0。なかなか強かったハバード。後のWBC世界L・ヘビー級王者マシュー・サアド・ムハマドみたいな抉るような左フックが豪快だった。しかし、その後は敗北が続き、王座を獲得できず。世界王者になってもおかしくないパワーとパンチのキレがあったが。)
①「Light Heavyweight
Moses Ward vs. Yolande Pompey」
②「Middleweight
Eduardo Lausse vs. Johnny Sullivan」
③「World Featherweight Title
Hogan Kid Bassey vs. Ricardo Moreno」
④「Welterweight
Eddie Perkins vs. Carl Hubbard」




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