2026年2月27日金曜日

ホルヘ・リナレス②(Jorge Linares)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

世界三階級王者。世界王者になる前の試合&世界戦。アヨン・ナランホ戦、ハビエル・プリエト戦ほかを紹介します。


ホルヘ・リナレス(ベネズエラ)

身長173cm:オーソドックス(右構え)

ホルヘ・リナレス②(Jorge Linares)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

ホルヘ・リナレス 6R 判定 アヨン・ナランホ

(スーパーフェザー級戦、2005年)

リナレス:左ジャブ、右ストレート、フック   

ナランホ:左ジャブ、右ストレート、フック   

(ダウンシーン)

6R:右カウンターでナランホがダウン

(感想:これまで16連勝(10KO)のリナレス。日本をベースに地元ベネズエラ、パナマ、アルゼンチンでも勝利し、フェザー級で世界ランク上位(WBA4位、WBC3位)。ナランホはフィリピン人で、13勝(5KO)5敗。フィリピン王座(スーパーバンタム級)に挑戦して判定負けしている中堅どころ。直前の試合は8回戦で判定勝ちで、現在フィリピン・スーパーバンタム級2位。横浜での一戦。上半身がゴツくなったリナレス。ワンツーからの左フックにパワーを込める。ナランホは厄介な男。相手から距離を取ってジャブ、接近して大きなフック。攻めるときのバランスは悪いが、タフでしぶといタイプ。トリッキーな動きを入れながら、打たれても反撃。試合はリナレスがブロック&コンビネーションで優勢。4Rに左右フックでボディ連打を決め、6Rには長い右ストレートカウンターでナランホをダウンさせる。6R終了。判定はフルマークの3-0。KOできなかったが、リナレスはパンチが良かった。ナランホはタフなうえに微妙にディフェンスの巧さ。「フィリピン人はボディ攻撃に弱い」とよく言われるが、ナランホはそうではなかった。しかし、これが最後の試合に。) 


ホルヘ・リナレス 10R 判定 サオヒン・シリタイコンドー

(スーパーフェザー級戦、2006年)

リナレス:左ジャブ、右ストレート、左フック   

サオヒン:左ジャブ、右ストレート、フック   

(感想:これまで19連勝(12KO)のリナレス。サオヒンはタイ・サコンナコーン出身で、49勝(33KO)11敗。元世界王者ローランド・パスクワに判定負けするなど勝ったり負けたりだったが、開眼。連戦連勝でPABAバンタム級王者に。連続防衛。ポーリー・アヤラのWBA世界バンタム級王座に挑戦したが、3-0で敗北(1999年)。エイディ・モヤとWBA世界バンタム級暫定王座決定戦を行ったが、3-0で敗北(2000年)。日本で石井広三に3-0の敗北。決定戦でPABAフェザー級王者に。連続TKO勝ちで防衛中。背は低いが(163cm)、その分、エラいガッチリした身体(いかにもタフそう)。後楽園ホールでの一戦(TV解説席にファイティング原田、浜田剛史、粟生隆寛(世界王者になる前))。互いに警戒しながらダッキング&ジャブ。リナレスがジャブ連打、右ストレートからの左フック。サオヒンはタフネスにまかせて乱打するのかと思ったら、さにあらず。伸びる右ストレートでワンツー、ゴツいフックで比較的丁寧な試合ぶり。実に慎重な二人。リナレスはディフェンス&ジャブ連打の軽いボクシング(右拳を痛めている?)。サオヒンの大きなパンチは空を切る。7Rに右カウンターを決めたリナレスだが、軽いパンチを出すばかりで10R終了。判定は3-0(ダウンシーンは無し)。盛り上がらなかった試合(リングサイドは静かな状態が続いた)。強打者も不発に終われば魅力無し、といったところ。サオヒンは雑な攻め方。思い切りの良さがもっとあればよかったが。その後、サオヒンは再起戦でPABA王座防衛。ブランク。カムバックしたが、WBOアジア王座戦(フェザー級)でTKO負けして引退。)


フアン・カルロス・サルガド 1R TKO ホルヘ・リナレス

(WBA世界スーパーフェザー級タイトル戦、2009年)

リナレス:左ジャブ   

サルガド:左ジャブ、右ストレート、フック   

(ダウンシーン)

1R:左フック、連打で2度、リナレスがダウン

(感想:サルガドがタイトル獲得。サオヒン戦後も連勝でオスカー・ラリオスとWBC世界フェザー級王座決定戦を行ったリナレス。TKO勝ちで世界王者に。初防衛に成功後、決定戦でWBA世界スーパーフェザー級王座獲得、二階級制覇。初防衛に成功し、二度目の防衛戦。WBA6位の挑戦者サルガドはメキシコシティ出身。これまで21勝(15KO)1分。WBC、次いでWBAの地域王座を獲得するなど挑戦者の資格は充分。東京での一戦。共にスリムで似た体型。速いジャブを使う。ブロックするリナレスだが、キレ味鋭い左フックを食ってダウン。完全に効いており、再開後に連打を浴びて二度目のダウン。立ったが、フラついてレフェリーストップ。何と全勝のリナレスが1Rで初黒星。衝撃の結末だが、最初のダウンの左フックはいいパンチだった。その後のサルガド。内山高志にKOされて初防衛ならず。後、決定戦でIBF世界スーパーフェザー級王座獲得。防衛にも成功。)


ホルヘ・リナレス 4R KO ハビエル・プリエト

(WBC世界ライト級王座決定戦、2014年)

リナレス:左ジャブ、右ストレート、左フック   

プリエト:左ジャブ、右ストレート、フック   

(ダウンシーン)

4R:ワンツーでプリエトがダウン

(感想:リナレスが三階級制覇。サルガド戦後のリナレス。WBC世界ライト級王座決定戦に出場したが、TKO負け(リナレスは決定戦が多い。世界王者を倒して新旧交代するところにプロボクシングの醍醐味があるのだが)。挑戦者決定戦に勝利して、再びWBC世界ライト級王座決定戦に出場。これまで37勝(24KO)3敗。WBC1位で、年齢は29。2位のプリエト(27歳)はメキシコ・アパツインガン出身で、24勝(18KO)7敗2分。身長はリナレスと同じ173cm。2006年にデビューし、WBCの地域王座(ウェルター級)、WBCアメリカ王座、メキシコ王座(いずれもスーパーライト級)、WBCシルバー王座(ライト級)を獲得してきた。ただ、このところシルバー王座戦で二連続ドロー。「勢い」という点でどうか? 東京体育館での一戦。互いにジャブ。動きのスピードはそこそこ。プリエトはフックが武器で、左フックからの右フックなど。リナレスはデビュー当初の原点に戻ったかのようにワンツーからの左フック。互いにディフェンス。 リナレスはジャブ、プリエトは左フックに良さ。4R、フックで攻めるプリエトだが、ワンツーが効いて(少し間を置いて)ダウン。横になったまま10カウントを聞いた。リナレスがジャブを丹念に突いて念願の三階級制覇。日本で達成でき、大いに喜んでいた。プリエトはやや物足りない。スピード感、攻撃の鋭さに欠けた。その後の二人。プリエトは試合間隔が長くなり、勝ったり負けたり。リナレスは日本を離れ、英国、アメリカでWBC王座を防衛(WBCからダイヤモンド王者に認定された)。WBA世界ライト級王座も獲得。ワシル・ロマチェンコには敗れたが、世界のトップ選手として活躍した。)


①「Super Featherweight 

Jorge Linares vs. Ayon Naranjo」

②「Super Featherweight 

Jorge Linares vs. Saohin Srithai Condo」

③「WBC World Super Featherweight Title

Jorge Linares vs. Juan Salgado」

④「vacant WBC World Lightweight Title

Jorge Linares vs. Javier Prieto」

 

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