WBC世界フェザー級王者。デビュー当初のネルソン・サンダル戦、ジャムジャム・アンゴン戦、ハジビス・キノネス戦を紹介します。
マーク・マグサヨ(フィリピン)
身長169cm:オーソドックス(右構え)
①マーク・マグサヨ 1R KO ネルソン・サンダル
(フェザー級戦、2013年10月)
マグサヨ:左ジャブ、右ストレート、フック
サンダル:左ジャブ、右ストレート、フック
(ダウンシーン)
1R:右ストレートで2度、サンダルがダウン
(感想:マグサヨはフィリピン・タグビララン出身。ニックネームは「Magnifico(魔法使い)」。アマチュアからプロへ。これがデビュー戦。サンダルはフィリピン・ラバソン出身で、これがデビュー二戦目(1敗)。フィリピン・セブでの一戦。開始からパワフルな両者。左フックからの右ストレートでサンダルがダウン。コンビネーションで攻めるマグサヨ。右ストレートでサンダルが二度目のダウン。座り込んだまま10カウント。マグサヨが圧勝。闇雲に連打するのではなく、バランスのいいコンビネーション。素晴らしいデビューだった(勝利後にバク転。かなり身体能力が高い)。サンダルは悪くはなかったが、相手のパワーに飲み込まれた。次の試合は引き分けでキャリアを終えた。)
②マーク・マグサヨ 1R KO ジャムジャム・アンゴン
(フェザー級戦、2013年10月)
マグサヨ:左ジャブ、右ストレート、フック
アンゴン:左ジャブ
(ダウンシーン)
1R:左ボディでアンゴンがダウン
(感想:マグサヨのプロ二戦目。アンゴンはフィリピン・セブ出身で、1勝3敗。フィリピン・パサイでの一戦。右ストレート、フックで攻めるマグサヨ。左ボディでアンゴンがダウン。立ったが、レフェリーストップ。マグサヨが強烈な勝利。単なる「いけにえ」だったアンゴン。その後、三連敗で引退。)
③マーク・マグサヨ 1R TKO ハジビス・キノネス
(フェザー級戦、2013年10月)
マグサヨ:左ジャブ、右ストレート、フック
キノネス:左ジャブ、右ストレート、フック
(ダウンシーン)
1R:左ボディでキノネスがダウン
(感想:マグサヨのプロ四戦目。キノネスはポロモロク出身で「The Hard Puncher」と呼ばれている。戦績は悪く、KO負けが目立つ。パワーはあるが打たれ弱さがあるのだろう。フィリピン・セブでの一戦。ガードを上げて共に力強い打ち方。しかし、マグサヨは凄まじいパワー。攻めの姿勢で右ストレート、ボディ打ち。ガードの隙を突かれるキノネスは劣勢になり、左ボディでダウン。カウント中にセコンドがリングインして試合終了。なかなかパワフルだったマグサヨ。パワーだけならこの試合の時点で世界王者級だった。そんな相手と戦うハメになったキノネスが気の毒に思えた。その後の二人。キノネスはフィリピン王座(ライト級)に挑戦してTKO負けするなど負けに負けてキャリア終了。マグサヨはIBFユース王座(フェザー級)を獲得するなど連戦連勝。全勝のままWBC世界フェザー級王者に。しかし、判定で初防衛に失敗。WBC暫定王座挑戦も判定負け。WBAインターコンティネンタル王座(スーパーフェザー級)を獲得し、世界王座返り咲きを目指す。)
①「Featherweight
Mark Magsayo vs. Nelson Sandal」
②「Featherweight
Mark Magsayo vs. Jamjam Ungon」
③「Featherweight
Mark Magsayo vs. Hagibis Quinones」
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