2024年9月6日金曜日

マイケル・カティディス(Michael Katsidis)①「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

WBO世界ライト級暫定王者。デビュー当初の試合。ジョニー・シェファロー戦、ジェイ・ワシントン戦ほかを紹介します。

マイケル・カティディス(Michael Katsidis)①「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

マイケル・カティディス(オーストラリア)

身長170cm:オーソドックス(右構え)


マイケル・カティディス 7R TKO ジョニー・シェファロー

(ライト級8回戦、2002年)

カティディス:左ジャブ、右ストレート、フック

シェファロー:左ジャブ、右ストレート、フック

(感想:ギリシャ系オーストラリア人のカティディス。クイーンズランド州トゥーンバ出身。ニックネームは「Rocky(ロッキー)」。アマチュアで活躍。シドニーオリンピック(2000年)にはライト級で出場したが、メダルは獲得ならず。プロデビュー戦でクイーンズランド州ライト級王座、二戦目でオーストラリア・ライト級王座を獲得。シェファロー戦はプロ三戦目。シェファローはエチオピア出身でオーストラリア在住。これがプロ二戦目。オーストラリア・リバプールでの一戦。21歳のカティディス。ジャブ、ストレート、フックにパワーを込める。特に左フックが強そうな印象。シェファローはガードを上げてジャブ、そして右カウンター、左フック。動きはそれほど速くはないが、こちらも左フックが強い。4R、カティディスが左右フックでボディ連打(迫力かつ精力的)。7R、シェファローが棄権して試合終了。カティディスがパワーで押し切って勝利。ただ、ダウンを奪えなかったことが示すようにパワーを込めすぎて空振りするシーンも目立った。一発一発強く打つスタイルはディフェンスされやすい。シェファローは機敏な動きに欠け、相手に先手を取られ続ける苦しい試合ぶりだった。その後、シェファローはWBFのアジア王座(スーパーライト級)に挑んだが、勝てず。大成することなくリングを去った。)


マイケル・カティディス 1R TKO ジェイ・ワシントン

(ライト級戦、2002年)

カティディス:左ジャブ、右ストレート、フック

ワシントン:左ジャブ、フック

(ダウンシーン)

1R:連打でワシントンがロープダウン

(感想:カティディスの四戦目。ワシントンはアメリカ出身でオーストラリア在住の黒人。これまで4勝(3KO)8敗。オーストラリア・サウスポートでの一戦。実に妙な髪型ワシントン(長い髪で左側だけをスキンヘッドにしている。険しい表情の強そうな顔だけに思わず笑ってしまう)。カティディスが攻撃。左フックを決めてチャンス。一気に連打してスタンディングダウンを奪う。再開後、連打でレフェリーストップ。あっけなく終わった試合。ワシントンはストップの瞬間、不満顔。劣勢の状態にはなったがディフェンスしており、まだ続行できたような気もする。ヘンな髪型でアッサリ負けてちょっと恥ずかしいワシントン。その後、全試合KO負けでキャリア終了。ボクサーとして成功できなかったが、「個性派」としてファンの記憶に残りそうだ。)


マイケル・カティディス 2R TKO シンサムット・エアウサンパン

(ライト級戦、2004年)

カティディス:左ジャブ、右ストレート、フック

シンサムット:右ジャブ、左ストレート

(ダウンシーン)

1R:右ストレート、左フックで2度、シンサムットがダウン

2R:右フック、左フックで2度、シンサムットがダウン

(感想:これまで10連勝(8KO)のカティディス。WBOのアジア王座(ライト級)を獲得。シンサムット(タイ人)は2勝(1KO)2敗。シドニーでのノンタイトル戦。1R、サウスポーのシンサムットがジャブ、ストレート。カティディスはワンツー、接近してボディ攻め。左フックからの右ストレートでシンサムットがダウン(そんなに強いパンチが入ったようには見えなかった)。立ったが、左フックで二度目(これはそれなりに良いパンチだった)。2Rにもシンサムットがあっけなく二度ダウンしてレフェリーストップ。アッサリ終わった試合。カティディスにとっては無意味な試合だったか。その後、シンサムットは来日し、三浦隆司(後の世界王者)にTKO負け。)


マイケル・カティディス 1R TKO エデュアルド・エンリケ・アルバレス

(WBOアジア・パシフィック・ライト級タイトル戦、2005年)

カティディス:左ジャブ、右ストレート

アルバレス:左ジャブ

(ダウンシーン)

1R:右ストレートでアルバレスがダウン

(感想:カティディスがタイトル防衛。これまで全勝のカティディス(IBFのパシフィック王者でもある)。メルボルンで王座防衛戦。アルバレスはアルゼンチンの選手。世界戦の経験もあるが、その試合でKOされたのも含めてこのところKO負けが多い。共にガードを上げてジャブ。攻める姿勢のカティディス。やや打ち下ろすような右でアルバレスを倒す。ダメージが深いとレフェリーは判断。あっけなくストップ。ボクシングは真剣勝負。拍子抜けするほどアッサリ終わることも珍しくない。アルバレスはこれが事実上のラストファイト。2016年に一試合だけカムバックして判定勝ちを収めた。)


①「Lightweight 

Michael Katsidis vs. Johnny Sheferaw」

②「Lightweight 

Michael Katsidis vs. Jay Washington」

③「Lightweight 

Michael Katsidis vs. Singsamut Eausampan」

④「WBO Asia Pacific Lightweight Title

Michael Katsidis vs. Eduardo Enrique Alvarez」

 

0 件のコメント:

コメントを投稿