2020年11月27日金曜日

ロニー・ブラッドリー(Lonnie Bradley)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

長い右ストレートを打つWBO世界ミドル級王者、ブラッドリー。ビクトル・ガリンデス戦、ランディー・スミス戦、サイモン・ブラウン戦を紹介します。

ロニー・ブラッドリー(Lonnie Bradley)ボクシング・ブログ「世界の強豪ボクサー」[Google Blogger]

ロニー・ブラッドリー(アメリカ)

身長180cm:オーソドックス(右構え)

ロニー・ブラッドリー 1R KO ビクトル・ガリンデス

(WBO世界ミドル級タイトル戦、1996年)

ブラッドリー:左ジャブ、右ストレート、左右フック

ガリンデス:左ジャブと左右フック

(ダウンシーン)

1R:右ストレート、左フックで2度、ガリンデスがダウン

(感想:ブラッドリーがタイトル初防衛。サウスカロライナ州チャールストン出身のブラッドリー。アマチュアで優秀な成績。プロ入り後、これまで全勝。ニューヨーク州ミドル級王座を獲得し、WBO世界ミドル級王座決定戦に出場。最終ラウンドでのTKO勝ちで世界王者に。長いジャブ・ストレートを打つトーマス・ハーンズ型の選手(ややパワーに重きを置いた打ち方)。挑戦者ガリンデスはアルゼンチンの選手でWBO1位、無敗。しかし、これまでの試合はほとんど地元。どんな選手なのか? カリフォルニア「グレート・ウェスタン・フォーラム」での一戦。大きな実力差。1R、ブラッドリーの右ストレートでグラつくガリンデス。そして二度のダウンで終了。パンチが効いてしまえばランキングも過去の実績も関係なし。短い試合だったが、ブラッドリーはジャブが効果的だった。)


ロニー・ブラッドリー 2R KO ランディー・スミス

(WBO世界ミドル級タイトル戦、1996年)

ブラッドリー:左ジャブ、右ストレート、左右フック

スミス:左ジャブと右ストレート

(ダウンシーン)

2R:右フック、連打で2度、スミスがダウン

(感想:ブラッドリーがタイトル防衛。ニューヨークでの二度目の防衛戦。WBO10位のスミス。デビュー四戦目で敗北したが、それ以降は負け無し。直前の試合ではNABOミドル級王座を獲得している。しかしながら、ぎこちない打ち方。ブラッドリーが長いジャブ・ストレートに加え、左ジャブ・左フックといった左のパンチを器用に使う。1Rに右ストレートでグラついたスミス。「ダウン」だと思ったブラッドリーはコーナーへ。2R、二度のダウンで終了。ミスマッチな感じ。ブラッドリーはこれで23戦全勝(19KO)。)


ロニー・ブラッドリー 12R 判定 サイモン・ブラウン

(WBO世界ミドル級タイトル戦、1996年)

ブラッドリー:左ジャブ、右ストレート、左右フック

ブラウン:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(感想:ブラッドリーがタイトル防衛。四度目の防衛戦の相手は強敵。挑戦者ブラウンは二階級制覇王者(ウェルター級、J・ミドル級)。これまで45勝(32KO)5敗のハードパンチャー。パワフルな右ストレート・左フックで前進するブラウン。ブラッドリーはフットワークを使いながらジャブ・右ストレート。距離を取ってポイントを狙う。打ち合いではブラウンが優勢(8Rなど)。判定は3-0。ダウンシーンは無し。ブラッドリーの「打ち合わない作戦」が成功。できればブラウンをKOして「ミドル級最強」と言われるような試合をして欲しかったところ。しかしながら、下の階級からやってきたブラウンの方がむしろパワーがあった。ブラッドリーの戦法が正しかったのかも。ブラウンは試合には負けたが、ミドル級でも危険な存在であることを証明。その後、ブラッドリーは六度の防衛に成功し、王座返上。ブランク後にカムバック。最後の試合はTKO負け、初黒星。王者のまま引退していれば「全勝王者」として記録に残れた。なぜ中途半端に戦線離脱し、カムバックしたのだろう?)

①「WBO World Middleweight Title

Lonnie Bradley vs. Victor Galindez」

②「WBO World Middleweight Title

Lonnie Bradley vs. Randy Smith」

②「WBO World Middleweight Title

Lonnie Bradley vs. Simon Brown」

サイモン・ブラウン(Simon Brown)のページ 

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