2025年6月28日土曜日

ランス・ウィテカー(Lance Whitaker)&マイケル・グラント(Michael Grant)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

ヘビー級有望株。「ウィテカー vs. デビッド・ディクソン、ロバート・デイビス」「グラント vs. デイビス」ほかを紹介します。


ランス・ウィテカー(アメリカ)

身長203cm:オーソドックス(右構え)

ランス・ウィテカー(Lance Whitaker)&マイケル・グラント(Michael Grant)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

マイケル・グラント(アメリカ)

身長201cm:オーソドックス(右構え)

ランス・ウィテカー(Lance Whitaker)&マイケル・グラント(Michael Grant)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

ロバート・デイビス 5R TKO トム・グレスビー

(ヘビー級戦、1999年12月)

デイビス:左ジャブ、右ストレート、フック   

グレスビー:左ジャブ、右ストレート、フック

(ダウンシーン)

5R:連打でグレスビーがダウン

(感想:有望なヘビー級同士の対決。デイビス(オハイオ州)はこれまで17戦全勝(10KO)の黒人。グレスビー(カナダ)はガッチリした体型の白人で24勝(19KO)1敗1分。アマチュアで活躍。ソウルとバルセロナで二度のオリンピック経験(スーパーヘビー級。メダルは獲得ならず)。プロではカナダ王座を獲得している。テキサス州コーパス・クリスティでの一戦。ジャブを連打するデイビス。接近して左右フック。グレスビーはジャブを正確に当てようとするタイプで、左フックからの右ストレートといったコンビネーションを使う器用さがある。しかしながら、パンチのキレ、ジャブの伸びでデイビスが少しずつ上回る。正確なジャブに追い込まれていくグレスビー。5Rにホールドで減点。ラウンド終了間際、ロープ際で連打を浴びてダウン。立ったが、戦意喪失気味でレフェリーストップ。伸びのあるジャブでデイビスが勝利。ゴツい身体のグレスビーは動きの機敏さに欠け、顔がキズと腫れで酷い有様になってしまった。その後、グレスビーは三試合やって引退。最後の試合の相手はルー・サバリースで、3RでのTKO負けだった。)


ランス・ウィテカー 1R 反則 デビッド・ディクソン

(ヘビー級戦、2000年)

ウィテカー:左ジャブ、右ストレート、左右フック

ディクソン:左右フック

(ダウンシーン)

1R:右ボディで3度、ディクソンがダウン

(感想:ウィテカーはカリフォルニア州グラナダヒルズ出身。これまで20勝(17KO)1敗。デビュー以来、連戦連勝だったが、ルー・サバリースに2-1の判定負け。巻き返しを図りたいところ。ディクソンはミズーリ州セントルイス出身。トニー・タッカーに1RでKOされているが、21勝(19KO)3敗2分でKO率は高い。ラスベガスでの一戦。ディクソンが先制攻撃。パワフルな左右フックを叩きつけるように打っていく。ウィテカーはジャブを使いながら応戦。レフェリー(リチャード・スティール)からローブローを注意されるディクソン。ウィテカーが右ボディでディクソンを三度ダウンさせる。またしてもディクソンがローブロー。1Rで反則負け。良いフックを打っていたディクソンだがローブロー連発。映像では角度的によく見えなかったが、ダウンを奪ったウィテカーの右ボディも低かったような感じ。ローブローにローブローで返した、ということだったのかもしれない。ディクソンはこれがラストファイトに。)


ランス・ウィテカー 2R KO ロバート・デイビス

(ヘビー級戦、2000年)

ウィテカー:左ジャブ、右ストレート、左右フック

デイビス:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(ダウンシーン)

2R:連打、右フック、右フックで3度、デイビスがダウン

(感想:22連勝(14KO)のデイビス。北米王座を獲得したり、古豪グレグ・ペイジにTKO勝ちしたり。コネチカット州アンカスビルで戦績が良い者同士の「ライバル戦」。共にジャブ、右ストレート。ウィテカーは遠心力を生かすような振りの大きいフック。デイビスはパワーを込めたフック。互いにボディ攻撃。2R、ウィテカーが大きく振った右フックがヒットしてデイビスが大ピンチ。連打、右フック、右フックで三度倒れて、KO。体格で勝るウィテカーが右フック&ディフェンスで圧勝。デイビスは悪い選手ではないが、ヘビー級は大きな体格差の試合も行われる危険なクラス。よく攻めたが、ブロックされてしまった。快勝のウィテカー。後、WBC米大陸ヘビー級王座を獲得したが、世界王座には届かなかった。)


マイケル・グラント 3R TKO ロバート・デイビス

(ヘビー級戦、2002年)

グラント:左ジャブ、右ストレート、左右フック

デイビス:左ジャブと左右フック

(ダウンシーン)

3R:右ストレートでデイビスがダウン

(感想:グラントはイリノイ州シカゴの黒人。コーリー・サンダース、ホルヘ・ルイス・ゴンザレスなどを相手に連戦連勝だったが、レノックス・ルイスの世界王座に挑戦してKO負け。コネチカット州マシャンタケットでの一戦。身長差がある二人。デイビスも小さくはないが(191cm)、グラントがアップライトな姿勢のため、差を感じる。開始から接近戦。大きい割には器用なグラント。ジャブを連打して、ワンツー、左右フック。デイビスは重そうなジャブ、フックで応戦。器用さでグラント、パワーでデイビス、といったところか。接近戦は共にあまり得意ではない様子でクリンチ、もみ合い。3R、ラッシュするグラント。回転の速い連打からの右ストレートでデイビスをダウンさせる。デイビスは立ったが、右を打たれたところでストップ。デイビスはストップに不満のようだったが足に来ていたため、ストップは妥当なところ。グラントが速いパンチで勝利。後、グラントはフランソワ・ボタに勝利して空位のWBF王座獲得。ただ、メジャー団体の世界王座は獲得できず。トップに立つにはややパワー不足だったか。デイビスはウィテカーに初黒星後はマイケル・モーラーに負けるなど勝ったり負けたり。ウィテカー戦で勢いが落ちてしまったようだ。)、


①「Heavyweight 

Robert Davis vs. Tom Glesby」

②「Heavyweight 

Lance Whitaker vs. David Dixon」

③「Heavyweight 

Lance Whitaker vs. Robert Davis」

④「Heavyweight 

Michael Grant vs. Robert Davis」

 

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