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2025年9月24日水曜日

アレックス・ババ(Alex Baba)&オジー・デュラン(Ossie Duran)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

ガーナの実力者。「ババ vs. ハビエル・バルゲス」「デュラン vs. マクニール」「デュラン vs. ゴンザレス」を紹介します。


アレックス・ババ(ガーナ)

身長165cm:オーソドックス(右構え)


オジー・デュラン(ガーナ)

身長178cm:オーソドックス(右構え)


アレックス・ババ 4R TKO ハビエル・バルゲス

(スーパーフライ級戦、2001年8月)

アレックス・ババ(Alex Baba)&オジー・デュラン(Ossie Duran)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

ババ:左ジャブ、右ストレート、フック

バルゲス:右ジャブ、左ストレート、フック

(感想:ババはガーナ・アクラ出身の黒人(ガーナの英雄アズマー・ネルソン、WBA世界ウェルター級王者アイク・クォーティと同じ)。1992年バルセロナ・オリンピックにフライ級で出場(メダルは獲得ならず)。プロではデビューから連勝でアフリカ王座、WBCインター王座(フライ級)獲得。主戦場をアメリカへ。判定で初黒星。バルゲス戦は再起二戦目で、これまで17勝(13KO)1敗。バルゲスはメキシコ・ユカタン出身のサウスポー。多くの名のある選手(ウンベルト・ゴンザレス、マイケル・カルバハル、リカルド・ロペス)と対戦してきたベテランで、41勝(31KO)23敗1分。世界王座は獲れなかったが、WBC米大陸王者(J・フライ級)になったことがあるタフネス自慢。フロリダ州マイアミでの一戦。中間距離からジャブを飛ばすババ。バルゲスは予想通り接近戦を仕掛け、左右フック連打。ババはなかなか気が強い。バルゲスの接近にフックで応戦し、当てる巧さを見せる。得意のラッシュ戦法が通じないバルゲス。3R終了後に棄権(ダウンシーンは無し)。ババがスリムな身体から繰り出すシャープなパンチで勝利。アフリカはスピード&パワーがそろった良い選手が多い。バルゲスは戦い過ぎた。全盛を過ぎたのだろう。これが最後の試合に。その後のババ。次の試合でポンサクレック・ウォンジョンカムのWBC世界フライ級王座に挑戦したが、バッティングが原因で勝てず。再起戦で実力者エリック・モレルに判定負け。残念なことに、その後は北米バンタム級王座戦に敗れるなど敗北が多くなっていった。)


オジー・デュラン 12R 判定 コリン・マクニール

(英連邦スーパーウェルター級タイトル戦、2005年)

アレックス・ババ(Alex Baba)&オジー・デュラン(Ossie Duran)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

デュラン:左ジャブ、右ストレート、フック   

マクニール:右ジャブ、左ストレート、フック   

(感想:デュランがタイトル初防衛。王者デュラン(27歳)はガーナ・アクラ出身。アフリカのリングに上がっていたが、主戦場を英国に。連勝でIBFインターコンティネンタル王座(ウェルター級)に挑んだが、判定負け。再起戦で英連邦ウェルター級王座獲得。さらにスーパーウェルター級王座も獲得。マクニールと初防衛戦。挑戦者マクニールはスコットランド出身の白人。これまで全勝。直前の試合で英国のローカル王座(スーパーウェルター級)を決定戦で獲得している。英国メイフェアでの一戦。サウスポーのマクニール。足でリズムを取ってテンポ良く右ジャブ、左ストレート。デュランはジャブ、ワンツーが基本。互いにディフェンスし、クリーンヒットが少ない。ボディを攻めるマクニール。デュランは時折右ストレートを当て(10Rほか)、パワーでやや上に見える。ただ、両者ともKOを狙うようなボクシングではない。12R終了。判定は大差の3-0(ダウンシーンは無し)。共にディフェンスが巧かった試合。デュランが右ストレートで勝利。思った以上のポイント差。マクニールは手数を出していたが、ブロックされたようだ。その後の二人。マクニールはローカル王座戦で勝利したが、最後は二連敗で引退。デュランは次の試合で王座陥落。)


ブランドン・ゴンザレス 8R 判定 オジー・デュラン

(スーパーミドル級戦、2011年)

アレックス・ババ(Alex Baba)&オジー・デュラン(Ossie Duran)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

ゴンザレス:左ジャブ、右ストレート、フック

デュラン:左ジャブ、右ストレート、フック

(感想:オレゴン州出身のゴンザレスはこれまで14勝(10KO)1分。デュラン(34歳)は26勝(10KO)8敗2分で、すっかりベテランに。直前の試合でIBFのアメリカ王座を獲得。アトランチックシティでの一戦。レゲェな髪型のデュラン。ロイ・ジョーンズっぽいゴンザレス。共にガードを上げてジャブ、右ストレート。右でボディを叩く器用さ。ワンツーからの左フックといった連打。ジリジリ前へ出るデュラン、距離を取りながらジャブで迎え撃つゴンザレス。足の動き、パンチのキレという点では若いゴンザレスの方が上。距離を取る試合運びでポイントを取っている印象。最終ラウンド終了時、共に手を上げて自身の勝利をアピール。判定は2-1。ゴンザレスの手数が評価されたか。デュランはよく攻めたが、「追い掛ける足」に欠けた。その後の二人。デュランは次の試合でWBCのシルバー王座(ミドル級)に挑戦したが2-0で敗北。それが最後の王座戦に(結局、世界戦をすることは無かった。)。ゴンザレスは勝ち続けたが英国でTKO負け、初黒星。王座戦を経験することなく、それが最後の試合となった。)


①「Super Flyweight 

Alex Baba vs. Javier Varguez」

②「Commonwealth Boxing Council Super Welterweight Title

Ossie Duran vs. Colin McNeil」

③「Super Middleweight 

Brandon Gonzales vs. Ossie Duran」

 

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