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2026年4月1日水曜日

ベニー・パレット(Benny Kid Paret)&ホセ・ステイブル(Jose Stable)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

キューバのウェルター級。「パレット vs. ドン・ジョーダン」「ステイブル vs. カーチス・コークス、ヘイワード」を紹介します。


ベニー・パレット(キューバ)

身長171cm:オーソドックス(右構え)

ベニー・パレット(Benny Kid Paret)&ホセ・ステイブル(Jose Stable)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

ホセ・ステイブル(キューバ)

身長169cm:オーソドックス(右構え)

ベニー・パレット(Benny Kid Paret)&ホセ・ステイブル(Jose Stable)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

ベニー・パレット 15R 判定 ドン・ジョーダン

(世界ウェルター級タイトル戦、1960年)

パレット:左ジャブ、右ストレート、フック

ジョーダン:左ジャブ、右ストレート、フック

(感想:パレットがタイトル獲得。挑戦者パレットはキューバのサンタ・クララ出身の黒人。キューバを主戦場に経験を積み、後の世界王者ルイス・ロドリゲスに判定負け。アメリカ進出。連勝後、二連敗。実力者ガスパー・オルテガに惜しい判定負け。そこから負け無しで、初の世界挑戦。王者ジョーダンはカリフォルニア州ロサンゼルス出身の黒人。身長175cmで、リーチは178cm。1953年にデビュー。二つの判定負け後、カリフォルニア州王座(ライト級)を獲得。防衛にも成功して連勝だったが、アート・アラゴンに判定負け。アラゴンとの再戦にも敗れるなど勝ったり負けたりに。1957年の半ばあたりから好調。デイブ・チャーンレイに英国で判定負けしたが、ガスパー・オルテガとの世界王座挑戦者決定戦に勝利。バージル・エイキンスを破って世界ウェルター級王者に。エイキンス、デニー・モイヤー相手に防衛。ノンタイトル戦で二連敗の状況でパレットと三度目の防衛戦。ラスベガス「コンベンション・センター」での一戦。似たタイプの二人。ジャブ、ストレート、フック。長いパンチが武器のジョーダンは距離を取って戦いたいようだが、パレットは接近戦を仕掛けてボディ連打、細かいフック。応戦するジョーダン。接近されて長いパンチを使いづらそうな雰囲気。手数、ボディ打ちでポイント上、パレットが優勢か? 15R終了。判定は3-0(ダウンシーンは無し)。接近戦でのボディ連打でパレット。作戦勝ちといったところ。ただ、共にテクニシャンタイプで、パワーはそこそこだった印象。その後の二人。ジョーダンは不調。カーメン・バシリオ、トニー・デマルコらを相手に連敗で引退(1962年)。1997年4月13日、62歳で死去。前年に強盗に遭って以来、昏睡状態だったという。パレットもまた厳しい。デニー・モイヤー、オルテガ(再戦)にノンタイトル戦で敗れる不覚(やはりパワー不足だった)。エミール・グリフィスとの世界王座をめぐる抗争。そして、グリフィスとの三戦目。試合のダメージで死去。勝ったグリフィスもショック。それ以降は激しい攻めを控えるようになり、「猛烈ファイター、グリフィス」もパレットと共に死んだ。)


ホセ・ステイブル 10R 判定 カーチス・コークス

(ウェルター級戦、1963年)

ステイブル:左ジャブ、右ストレート、フック

コークス:左ジャブ、右ストレート、フック

(感想:ステイブルはキューバのラ・マヤ出身の黒人。1959年、ハバナでのデビューから連勝。2-1の判定で初黒星。アメリカを主戦場に移して連勝。英国遠征でデイブ・チャーンレイにPTSによる敗北。再起二連勝でコークス戦。コークスはテキサス州ダラス出身の黒人。1958年デビュー、判定勝ち(相手はマヌエル・ゴンザレス。後、ゴンザレスはエミール・グリフィスの世界ウェルター級王座に挑戦して判定負け)。連勝後、ゴンザレスとの再戦に判定勝ちしたが、三度目の対戦は判定でゴンザレス勝利(コークス初黒星)。後の世界ウェルター級王者ルイス・ロドリゲスに判定勝ち。ゴンザレスと空位のテキサス州王座(ウェルター級)を争って判定勝ち。ロドリゲスとの再戦で判定負け。このところ四連続KO勝ちでステイブル戦。ニューヨーク州クイーンズでの一戦。ファイタータイプのステイブル。トリッキーな動きを入れながらジャブ。前進して右ストレート、フック。キューバのボクサーには「正統派テクニシャン」のイメージがあるが、パワーで攻める姿は後のマイク・タイソンのよう。コークスはスラリとした身体で、実にキレイなボクシング。相手から距離を取ってジャブ、ワンツー、正確なフック。攻めてくるステイブルに右ストレート、右アッパーでカウンター。7R、サウスポーにチェンジして左ストレートを出すステイブルだが、もう一つ(また、元のオーソドックスに戻した)。9R、10、コークスの右ストレートがヒット。10R終了。判定は3-0(ダウンシーンは無し)。当時のジャッジは「攻める選手」を好んだらしい。前に出たステイブル勝利。しかし、コークスも良いパンチで、一進一退だった。その後のコークス。ライバルのルイス・ロドリゲス、マヌエル・ゴンザレスに連勝後、世界ウェルター級王者に。安定王者として活躍したが、ホセ・ナポレスに敗れて王座陥落(1969年)。王座を懸けた再戦もナポレス勝利。以後も1972年まで試合。引退後はトレーナーに転身。アイク・イベアブチ、カーク・ジョンソン、クインシー・テイラーを指導。ジョン・ヒューストン監督のボクシング映画『ゴングなき戦い(ファット・シティ)』(1972年)に出演したが、「ボクサーではない役」を演じたそうだ。)


ホセ・ステイブル 10R 判定 スタンリー・ヘイワード

(ウェルター級戦、1963年)

ステイブル:左ジャブ、右ストレート、フック

ヘイワード:左ジャブ、右ストレート、フック

(感想:ヘイワードはペンシルベニア州フィラデルフィア出身の黒人。1959年のデビューから連勝後、2-1で初黒星。その相手に雪辱して連勝。王座戦の経験はまだない。ニューヨーク「マジソン・スクエア・ガーデン」での一戦。ゴング前、星条旗を持った連中がリングインして何やらアピール(警備員に追い出された。何者だったのだろう?)。試合開始。スリムな体型のヘイワードは素晴らしい選手。シャープなパンチを使い、右ストレート、斜め下からの左フックにはパワーがある。ステイブルは攻めの姿勢。ワンツー、接近してフック、ボディ打ち。互いにジャブ、ストレート、接近戦ではフックでの打ち合い。一進一退で、互いのパンチがヒット。10R、フットワークを使いながら接近して連打の ステイブル。ヘイワードは応戦。10R終了。判定は3-0(ダウンシーンは無し)。ステイブルが攻勢点で勝利したらしい。ただ、ヘイワードの正確なパンチも良かった。共に良い選手。その後の二人。ヘイワードはカーチス・コークス、ベニー・ブリスコ、エミール・グリフィスに勝利。フレディ・リトルと空位の世界J・ミドル級王座を争って判定負け。そこで緊張が途切れたか、グリフィスとの再戦に敗北。ユージーン・ハート、ウィリー・モンロー、ブリスコ(再戦)といったミドル級の実力者に敗れて引退。ステイブルは更に連勝後、エミール・グリフィスの世界ウェルター級王座に挑戦して、3-0の敗北。そこからアーニー・ロペス(ホセ・ナポレスの世界ウェルター級王座に挑戦してKO負け。弟ダニーはWBC世界フェザー級王者に)に敗れるなど敗北を重ねていった。引退後の1981年、警官を射殺。終身刑になった。)


①「World Welterweight Title

Don Jordan vs. Benny Kid Paret」

②「Welterweight 

Jose Stable vs. Curtis Cokes」

③「Welterweight 

Jose Stable vs. Stanley Hayward」

 

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